• 02 Mar
    • 女性起業家セミナー①-9 資本政策と人的ネットワークをしっかりと!

      資本政策は最初が肝心

       

      まず、200万円で創業し、3年後にベンチャーファンドが企業価値を2000万円で評価して、「うちで1000万円出資してください」という提案をしてきたとします。

      この場合、企業価値2000万円+新規出資1000万円で、新企業価値としては3000万円で評価されます。

       

      そうすると、自分の株の価値は3年で10倍になったということで、喜んで受け入れたいところですが、本当にこれを喜んでいいのか。

       

      この時点で新規出資で1000万円受けると、自分の持ち分は66%になります。

      そこで、この会社が今後大きくなるのに、どれくらいの資本が必要かということをちゃんと考えておかないと、こんなに自分の持ち分を出してしまってよいのかという事態も起こりかねません。

       

      「一度薄まったら、二度と戻らない」ということを思い出してください。

      株の価値が3年で10倍に上がったことは素晴らしいことですが、アイデアを評価されていることはすごいことです。

      ただ、それで、1000万円の出資を受けてしまって、持ち分を減らしてもいいのかということも、同時に考えなくてはいけないことです。

       

      こういうことが、資本政策の具体的に直面することです。

       

      このように途中で資本を追加せずにIPOできるのであればそれでもいいし、あるいは何回か、追加しなくてはいけないときは、将来そうした投資を受けてでもIPOできるとか、50%の自分のコントロールできる権利を持っていたいと考えるのか、ということを考えていくことが資本政策です

       

       

      成長戦略をサポートする

       

      ファイナンスの5つの話があったように、会社として健全に成長していくにあたり、「本業でどれだけ儲けるのであるか」とか、「お客さんがどのくらい来ますか」ということなどを考えることが創業者は得意だと思います。

       

      でも、その裏で、こうした資本政策や、資金繰り、また、会社の事業そのものがどういった損益構造になっているかということを数字で見ていくファイナンスという面も必ず必要になってきます。

      それら全部を社長が理解する必要はなく、そうしたところを見てくれる、いいCFOを見つけることは、成長には重要な話です。

       

      エンジェルズ・インクは、日本から世界へ躍進するベンチャー企業が出ていくプラットフォームを創る、あるいはサポートする場所を創るというところの一環で、こうしたサポートができる専門家ネットワークも今後増やしていく考えを持っています。

      いいアイデアを持った起業家と、エンジェル投資家、そして、そういった会社をサポートできる人々のネットワークが期待されます。

        (お話:社長の時間をつくる株式会社 代表取締役 普川真如様) この文章は2016年にエンジェルスインクが開催した「女性起業家セミナー」のレポートです。

       

       

      2017/11/28

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    • 女性起業家セミナー①-8 創業者の株の持ち分は減ったら増えることはないと心得る

      創業者の株の持ち分は常に下がる

      株式を何株発行して、そのうち、何割を誰に買ってもらいたいかということを、時系列的に、企業が想定する成長に必要な資本を増やすときに、どういう割合で増やしていくか

       

      たとえば、400万円出資して、投資家から100万円出資してもらい、企業価値が500万円であるとした場合、創業者は80%の株を持っていることになります。

      これが成長するに従って他の投資家から出資してもらい、その時点では創業者の株保有率は60%となりますが、企業価値は5億円になっているので、創業者の資産は3億円になっています。 それが企業価値が100億円になったときには投資家の比率が60%になると、創業者の資本の持ち分は可逆的に減ります。 このように企業価値が大きくなってから、創業者の保有する株の割合を増やすことは結構大変なことになります。

       

      たとえば、企業価値が5億円になってから10%の比率を動かそうとした場合、5000万円が必要となります。そうなると、動かすための資金も必要になるほか、株の売買による税金もかかってきます。

      一方、はじめのうちに500万円のうち10%動かすのでは50万円ですみます。

      これが100億円になり、1%動かすのに1億円となったら、さらに大変です。

      だから、創業者の持ち分は、一度薄まったら2度と高まることはないと思ったほうがよいでしょう。

      常に下がることを前提に考え、「大きくなってから動かすことは難しい」ということを知っておいてください。

        (お話:社長の時間をつくる株式会社 代表取締役 普川真如様) この文章は2016年にエンジェルスインクが開催した「女性起業家セミナー」のレポートです。

       

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    • 女性起業家セミナー①-7 会社を創るときに必要な5つのこと

      ■会社まわりの5つの話   これまでベンチャー向けの話をしてきましたが、ふつうにこれから会社をつくられる方や、必ずしも上場を目指していない方にも向けて、いわゆるファイナンスとか会社まわりというお金の話はいろいろな話がありますが、だいたい、この5つに分かれます。  

      ①     儲けの構造(損益構造)

      ②     資金繰り

      ③     資金調達

      ④     資本政策

      ⑤     経営計画(予実計画)

       

      最終的には、全部社長がわかっている必要はなく、こうしたことをアドバイスしてくれる人が社内にCFOとしているか、外部にそうしたことを知っている人がいればよいことです。
      儲けの構造(損益構造) 社長が一番必要なのは、会社の儲けの構造です。

      損益計算書と言われているものを読めないとしても、「ひとつものを売りました」というときに、いくらの利益が出て、それを創るのに家賃を払って、社員を雇って、いくら売らなければ経費を回収できないのかということを考えなくてはいけません。

       

      資金繰り

      バランスシートとキャッシュフロー。 すごく儲かっている会社でも「黒字倒産」になってしまうことがあります。 会社に現金がないと倒産してしまうこともあるので注意が必要です。

       

       

      資金調達

      銀行からお金を借りる負債調達や、どこからどういう割合で資金を集めればいいかという手段を考えることです。

       

      資本政策 株主として誰に何株買ってもらいたいか、あるいは、今後事業を継続するためにどのくらい株が必要かというところを考えるものです。

       

      経営計画 3年後、5年後に、会社がどこへ行きたいかということをまずイメージして、それを数字にすることで、それを社長が確認することが重要かと思います。

      これがないと会社が成り立たないのですが、作るととても楽しいです。

      「3年後にはこのくらいのシェアをとろう」とか「ここに支店を出してみよう」など、何年後かのことを考えて計画すると、とても楽しい。その「何年後」を実現するために「今年やるべきこと」に落として、さらに12分の1にして月次計画にする。

      そして、「今月はできていますか」「できていないとしたら、どこがいけないのか」ということをずっと考えていきます。

      PDCA(計画・実行・評価・改善)を細かく、細かく、実行していくことで、自分の目標に達する可能性が高まるということになります。

      (お話:社長の時間をつくる株式会社 代表取締役 普川真如様) この文章は2016年にエンジェルスインクが開催した「女性起業家セミナー」のレポートです。

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    • 女性起業家セミナー①-6 ベンチャーはスピードが命!

      ベンチャー企業はスピードが命     投資家は何で投資しているのでしょう?   エンジェル投資家は、個人的な趣味や「彼はとてもいいやつだ」といった、とてもエモーショナルな投資をするので、必ずしも強い結果を求めているわけではありません。   しかし、ベンチャーキャピタルやベンチャーに投資する人は、次の2つの理由があります。

      ①     高い投資リターンを求めている(ハイリスク、ハイリターン)

      ②     投資の回収(換金)を求めている   ベンチャーキャピタルの場合、100のうち3つくらいは失敗すると言われていていますが、それだけリスクのある投資となります。でも、新しいものなので成功したときにはものすごく大きな会社になるため、高い投資リターンがあります。 ハイリスクな投資なので、ハイリスクなリターンを求めるということです。   また、ベンチャーキャピタルは他の方々から預かったお金を代表して投資しているため、換金、投資の回収が必要になります。 中小企業では、株で配当を求められるかというと、実際には配当はしません。しかし、ベンチャー企業として投資した場合は投資家はお金を回収することを目的としています。 投資家がお金を回収するには2つの方法しかありません。 IPOするかM&A、あるいはIPOする前に大きな会社に株を売ってしまうか、です。 ベンチャー企業はIPOM&Aなどのスピード感を持つことが、投資家の回収を求めるスピードでもあり、結局「スピード感」が必要ということになります。     エクイティ・ストーリーとは   エクイティ・ストーリーとは企業の成長戦略です。 将来企業がどうやって成長していくか、成長すると株式の価値はどう増加するかを説明します。   事業計画はどういった会社でも作ると思います。 「どういった市場で、何を、どういったお客さんをターゲットに、どのようなものを売りますか」「そのビジネスは競争相手がいますか」「なんで勝てるんですか」「それができるリソースは手元にありますか」というようなことを説明します。 これに一方で、資本側の話も必要になってきて、「実行計画に必要な資本はどのくらいですか」「誰に何株持ってもらいますか」「EXIT(回収)までどのくらいかかりますか」といった、株式の価値に関する資本計画がないと、ベンチャーキャピタルや株主への説明になりません。     ベンチャーから中小企業になるのは難しい   路線を変更することができるかというと、ベンチャー企業から中小企業へ戻ることはなかなか難しいと思われます。 投資家のEXITという話がありますが、入れたお金を戻せなくなってはいけません。 でも、中小企業が、自分の持っている新しいアイデアや商品がとてもよいものだとわかったときに、スピードをあげていこうという発想になることがあります。つまり、中小企業からベンチャー企業に移行することはありうると思います。 ただ、その中ですでにできてしまった組織や働いている人たちが、ゆったりとした仕事をしてきたなかで、スピード感ある大きな戦略で働くことができるかとか、「成長だ、成長だ」という舵をとったときに皆の賛同を得られるかという点は難しいかもしれません。

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    • 女性起業家セミナー①-5 社長になって儲かる仕組みを理解しよう

      ■会社の価値が上がれば、社長の価値も上がる   ベンチャー企業が資本調達しないと開発が進まないという話がありましたが、資本調達して株を渡すということは、その会社に対する支配権を持つということです。 株主というのは、会社の価値そのものであり、かつ、支配権を持つ人でもあります。 「50%の株をあなたに渡します」と言ったときに、会社の財産や、会社の価値を50%失うことになるし、支配権も50%失うことになります。 でも、そうしてもベンチャーキャピタルや他の株主を入れたいというのはなぜでしょう。   たとえば、こんなシミュレーションで考えてみてください。   自分のお金だけで20年間ビジネスをして10億円の会社をつくりました。 そのときに、従業員などに株を分けて、社長の持ち分は70%です。 このときに、社長の財産価値は7億円です。   でも、一方で、ベンチャーキャピタルや他の株主を活用して会社をどんどん成長させ、IPOして、さらに大きくなり、会社の価値が500億円になりました。 そのときに、社長は株を20%しかもっていなかったとして、でも、500億円の20%は100億円です。   他の人によって自分の持ち分は減るけれど、企業としてさらに大きなところを目指すことができ、結果的に社長の財産も増えることになります。   こうしたことを狙っているからこそ、他の株主を入れるといってもいいでしょう。 (お話:社長の時間をつくる株式会社 代表取締役 普川真如様) この文章は2016年にエンジェルスインクが開催した「女性起業家セミナー」のレポートです。

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    • 女性起業家セミナー①-4 日本のエンジェル投資家の総額は200億円。多い? 少ない?

      エンジェル投資家の年間投資総額は 米国では3兆円、日本では200億円   ベンチャー企業がIPOを目指すとき、どんなところから資金調達しているかというと、会社を創業したときには自己資金が大半です。 少しアイデアがまとまってきた「シーズステージ」と言われる創業期では、自己資金や「ファミリー&フレンズ・ラウンド」と呼ばれる友人知人による資金調達が行われ、会社が成長して企業価値が10億から30億円のミドルステージではベンチャー・キャピタルやM&Aを検討することになります。 しかし、それ以前でのアーリーステージでは、リスクマネーの供給としてエンジェル投資家がよくあるパターンです。   有限責任中間法人日本エンジェルス・フォーラムによると、平成20年時点でのエンジェル投資家は日本で約1万人。1件あたりの投資額は100-300万円。年間投資総額は200億円。米国では23万4千人のエンジェル投資家が1件あたり年間5000万円、総額で3兆円の投資を行っているというデータがあります。 ベンチャーキャピタルまで行かないレベルで、例えば「プロトタイプを創りたいけれど、1000万円資金が必要」というベンチャー企業を支えてくれるのは、エンジェル投資家といえます。     ■投資家と起業家が出会う場所が必要   エンジェル投資家は個人投資家です。 それはどんな人かというと、たとえば、一旦上場して自分で株を売却して、100億とか200億とか個人資産ができたというIPOした経験のある経営者です。彼らは後輩を育てたいということでお金を出し、そうして育った人がまた投資をして新しいアイデアが育つというサイクルが起こります。   日本はアメリカより10年くらい遅れていますが、楽天などベンチャーとして大きく成長している会社が次の投資をして、新しいベンチャーが生まれています。 とはいえ、新しい企業が必要なファイナンスや法律のサポートなどができるところがないと、いいアイデアがあっても、「誰に言ったらいいのだろう」と迷うかもしれません。 今後IPOする会社が増えていくなかで、彼らがまた、次のエンジェル投資家になっていくサイクルができることが望ましいのですが、そうした投資家が、いいアイデアを持った人たちと出会う場所が必要です。   そうした点では、私も「社長の時間をつくる株式会社」はクラウド型サービスなので、加速的に成長させたいと思っています。 この段階で誰に投資してもらおうかとうとベンチャーキャピタルにはまだ早い。そうすると知り合いで誰か、という話になってくるのですが、エンジェルス・インクさんというのはまさしく、そうしたネットワークを作ろうとしているのだと思います。   (お話:社長の時間をつくる株式会社 代表取締役 普川真如様) この文章は2016年にエンジェルスインクが開催した「女性起業家セミナー」のレポートです。    

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プロフィール

伊藤淳子@A-Girl Creative

性別:
女性
誕生日:
2月21日生まれ
血液型:
O型
お住まいの地域:
東京都
自己紹介:
【プロフィール】 『だいじょうぶ。ニャンとか生きていけるよ』『天職が見つかる 女のお仕事バイブル』...

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