• 01 Mar
    • 女性起業家セミナー①-3 会社の資産について考えてみよう

      ■企業の資産について考えてみよう   貸借対照表(バランスシート)というものがあります。 これは、会社が事業資金をどのように集め(総資本)、どのような形で保有しているのか(総資産)を表す表です。   「資産」は、会社が集めた資金の状態として「固定資産」(建物、機械、土地など)と「流動資産」(現金、有価証券、売掛金など)の2種類に分けられ、左側に記入します。   右側には「資本」と「負債」を記入しますが、「負債」にも「流動負債」(買掛金、短期借入金など)と「固定負債」(社債、長期借入金)の2種類があり、どちらも返済しなくてはいけない借金です。 しかし「資本」は、投資家(あるいは本人)から集めたお金と利益の総計で、返さなくてもいいお金です。 「資本÷総資本」は自己資本の比率となり、これが高いほど健全な経営であると判断されます。   この資本の部分だけを取り出して、中小企業とベンチャー企業を比較してみましょう。 これは一例ですが、株主資本を50としたとき、中小企業の場合は自己資本10以外の部分を10年かけて、利益を積み重ねていくというイメージですが、ベンチャー企業の場合は40の部分を投資家から調達してしまおうという考え方です。   中小企業であれば自分で出資した内部留保のなかでの成長をするためにバランスをとった経営をしていきます。 一方、ベンチャー企業の場合、ベンチャーキャピタルやエンジェル(投資家)による資金調達を行うことで、資本政策を組立てます。   (お話:社長の時間をつくる株式会社 代表取締役 普川真如様) この文章は2016年にエンジェルスインクが開催した「女性起業家セミナー」のレポートです。

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    • 女性起業家セミナー①-2 中小企業とベンチャーの違いは?

       

      中小企業はひまわりのように美しい花を咲かせる苗、 ベンチャー企業は杉の木のような大木     ベンチャー企業とは、一般的に新しい技術や高度な知識を基に、既存の大企業では実施しにくい創造的・革新的な経営を展開する企業を指すとされています。   では、ベンチャー企業と中小企業の違いは何でしょうか。   ベンチャー企業というとIT企業やテクノロジー関連企業のように思われがちですが、私は「スピードを持って成長する企業である」と考えます。   日本では年間10万社が新規創業されると言われますが、それらの99%が「美容院」「飲食」「工務店」といった「中小企業」です。 中小企業の場合は、ベンチャー企業のような成長を考えていません。 中小企業は、GoogleAmazonとは目指しているところが違います。   ベンチャー企業はスピードを持って成長していく、杉の木のような大木。 中小企業は自己資金などで小さいところでバランスをとっていく、小さくて美しい花の苗のようなイメージです。   ベンチャー企業の場合は「大勢が欲しい魅力的な商品やサービスを、欲しい人全員に届ける」ための方法を考え、大きな市場を狙います。 たとえば、1件の美容院であれば、大勢の人に同時にサービスをすることができません。 しかし、予約サービスなら、大勢の人にサービスを提供することができます。だから、美容院経営よりもIT系ビジネスのほうがベンチャー企業となりやすいといえます。     スワヒリ語のeラーニングはベンチャーになるか?
      もうひとつ、例をあげてみましょう。 「スワヒリ語をオンラインで教える」ということがベンチャーになりうるでしょうか? それは大勢の人たちがほしいものになるかというと難しい。マックス数千人でしょうか。 市場が限られているため、ベンチャービジネスにするには難度が高いと思われます。 しかし、英語であれば勉強したいと思う人が世界各地に大勢いるので、それをビジネス化することはベンチャー条件になるといえます。   ただし、大きな市場は競争力も激しいので、その魅力的な市場に入って勝つためには相当新しいアイデアが求められます。 新しいアイデアがあったとして、大勢のライバルがそこを狙ってきます。 ベンチャー企業というのは、根本的にできなかったことをやったり、革新的な技術で早い市場形成をすることで、大きな市場を狙うことが目的となっています。 それはほかの人には負けないくらいのものでなければいけません。   「それまでできなかったこと」を、「早いスピードで行う」ことで、「他の人に負けない市場を獲得する」ことが重要という考え方ですから、儲からなくても顧客を増やすことが先決です。   ベンチャー企業では顧客やユーザーを増やすために、プロトタイプであるとか、魅力的な商品を作って、何年か無料で配ってしまうといった当初の損失が出てしまいますが、それに耐えるだけの資本力が必要となり、資本調達が前提のビジネスとなります。 中小企業の場合は資本調達は銀行から借りることが多く、それを返済できるキャッシュフローがあるように成長させていきます。そして、自分でお金を貯められたら、さらに大きくしていくので、ゆるやかな経営といえます。 さきほどの美容院の例であれば、1店舗出して成功したら、次にもう1店舗出しましょう、というような、内部留保のなかで成長するバランスをとった経営をします。   しかし、ベンチャー企業はちょっと違いいます。 代表格ともいえるAmazonは、起業してから7年間赤字でした。 Amazonは7年間の間に世界各地のユーザーを獲得して、市場を制覇していきました。当然ながら、赤字の期間、それを埋める資金が必要になります。 数多くの競合がいるなかで「Amazonが使いやすい」ということを評価したエンジェル投資家やベンチャーキャピタルが投資をしてくれたことから、何年もの赤字経営でも最終的には大成長を遂げることとなりました。   Amazonは「ここまで損をしても、将来、ユーザーが1億人を超えたら儲かる」ということを投資家たちに見せ続けていったというわけです。(続く) (お話:社長の時間をつくる株式会社 代表取締役 普川真如様) この文章は2016年にエンジェルスインクが開催した「女性起業家セミナー」のレポートです。

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伊藤淳子@A-Girl Creative

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2月21日生まれ
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