私には妹と弟がいて、妹は母方の伯母のあとを継ぎ、弟は実家の家督で、私だけが「根なし草」となっている。

20代のはじめに東京の伯母の家に居候して、当時から、「自分の住処(家)を持つ」ということが嫌で、「なるべく簡単に動ける生活」を夢見ていた。

20代前半は、雑誌の編集者として、海外のリゾート地をあちこち取材する機会に恵まれた。

20代後半になり結婚し、居を構えることになったものの、いろいろな理由で離別。

事務所を借りて、最初は個人事業だったものを法人化したときに、なにが嫌かっていうと「ああ、これで、私は縛られてしまった」ということだったのだけれど、社員たちががんばってくれたこともあり、その後も、結構ふらふらとした生活を続けることができた。

作家のプロデュースをしていた15年間は、欧米やアジアなどに招かれ、国賓級の扱いを受けた(作家の先生が、だけれど、おつきの私もずいぶんとゴージャスな場所に招かれた)

40代になって、やっと、国内各地で仕事ができるようになり、50代をすぎてからは、もう、どこにも行かなくてもいいような気持ちになっている。

住めば都。

いま、暮らしている、小さな借家で十分なのかなあと思っている私に、
ここのところ、いろいろな地方で「空家があるから住んでくれる人、いないかなあ」という声がかかる。

実は、私は何年か前に不治の病であることがわかり、ボチボチと治療をしている。
見た目は元気だし、体調もさほど支障なく暮らしているので、本人も病気の自覚がないくらいなのだけれど、それでもたまに治療をしなくちゃいけないこともあり、そうなってしまうと田舎暮らしが遠のいてしまうのがなんとも残念。
もはや、農業のような体力仕事もちょっと無理だと思う。いや、やればできるかもしれないけれどなあ。

あと、10年若かったら、考えたかもしれないなあ。田舎暮らし。


5月12日は、今一生さんがコーディネートした「農業女子×棄国女子」のイベントに登壇します。「棄国女子」もこれから読むところですが、個人的には、若者も女子も、日本を見捨てないで、日本のいいところを見つけて暮らせたらいいのになあ、と思います。

イベントのお知らせはこちらです。
http://createmedia.blog67.fc2.com/blog-entry-274.html
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