アメリカでは、もはやキャリアウーマンなんていうのは時代遅れで、

エリートで、キャリア街道まっしぐらだった女性ほど、

家庭や子育てを大切にしたいと考え、専業主婦になる傾向が強くなっているのだとか。

「ハウスワイフ2.0」
ハウスワイフ2.0/文藝春秋

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おもしろいですよー。めちゃくちゃおもしろい。

私も、かねがね、なんでワークライフバランスだの、キャリアがどうだのっていって、
むりくり男社会でがんばる必要があるんだ、って思っていたのですが、
さすがアメリカは進んでいます。

そんなところで無理して頑張るなんて、ナンセーンス!

主婦ほどクリエイティブな仕事はないわー!!!

と、いまごろ気がついたって次第です。

しかし、専業主婦といっても「彼女たち」はタダの専業主婦ではなく、

環境のことを考え、エコロジカルな生活のために、手作りや「おばあちゃんの暮らし」にダウン・ツー・アースして、手作りジャムや漬物、布ナプキンに布おむつ。そして、あえて不便な生活をヨシとするあたりは、ちょっとスノッブなニオイさえします。

日本なら、さしずめ、こんな暮らしぶりでしょうか。
https://www.youtube.com/watch?v=qvoZjbp9R1w&feature=youtu.be

安くて手軽になんでも手に入る時代だからこそ、
スーパーで売っているものは買わずに、
なるべく自給自足をして、リサイクルをしようと考える女性たち。

彼女たちは、(少ない)ダンナさんの給料でやりくりすることを女の仕事だと考え、
節約をエンジョイし、
そして、インターネットを活用することも忘れていません。
そこが昔の専業主婦とは違うところ。

自分たちが作ったジャムや、編み物や、キルトなどを、
インターネットで販売したり、
また、そのノウハウを執筆してカリスマになった主婦も増えているようです。

日本でも主婦力をいかんなく発揮している女性たちがいますよね。
「主婦」の技を「一生の手仕事」として考えるっていうのは、
確かに古くて新しい考え方。

先日お会いした女性起業家は、私と同年代ですが、社員数百名を抱え、毎日東奔西走する忙しいワーキングウーマン。未婚です。
「子供も家庭もないってことを、どう思う?」と聞いたら、
「自分は人と同じことをやりたくないと思ってきたから、子供も家族もいらない」と言っていました。
彼女はとても立派だけれど、ふた昔くらいの世代かもしれません。

その次の世代は「仕事も家庭も両立」という世代。

そして、新しい世代は「家庭があれば、それが仕事」という世代。

でも、どれが正しいか、ではなくて、いろいろな選択肢があるということ。

とはいえ、私は、ハウスワイフ2.0はいいなあと思います。

気がつくのがちょっと遅かったのがなんとも残念。
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