昨日のブログがなかなか好評だった
(そんな気がする)ので、付け足しです

自信がある人もまた、戦略が甘く
なりがち
です。

自分の力を100だと見積もって
いた場合、100の力なら勝てる
戦略を立案します。
しかし、それでは実際の力が80
だったり50だったりしたら勝てません。

自信がなくて、

自分の力は本当は10くらいだと
かなり厳しく見積もっていたならば、
それでもなんとか勝てる戦略を

必死にひねり出し、それで実際の力が
30とか50であれば、余裕で勝てます。

会社の戦略は、実際の力が10
あっても勝ち残れるように考えるべき
だと思います。

3年前のサッカーW杯のとき、

岡田ジャパンが本場直前の強化試合で
連敗を喫して、相当厳しい大会になると

予想され始めてから、突然強くなった
ということがありました。
恐らく、弱者でも勝てる戦略に切り替え、

チームの意識も変わったのだと思います。

別の話で、会社で最年少の人を抜擢したり
すると、成功する確率は実は高いです。
自分くらいの経験しかない者には

難しいと見積もって頑張るからです。

そのあと、その人が成功した後に
抜擢した人は、今度は同世代ができた

のだからいけるんじゃないかと
甘い見積もりで失敗しやすくなります。


もちろん、最後は自分を信じることも、

プライドや自尊心も大事です。

でも、戦略を考えるときは、自分たちの

実力を相当低く見積もるくらいで
ちょうど良い
のだと思います。