敢えて具体的な目標を掲げない

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サイバーエージェントの会社のビジョンは、

「21世紀を代表する会社を創る」

ですが、取材や新卒採用などで、

もう耳にたこができるほど、
「具体的にはどのような会社でしょうか?」
と聞かれます。

そのたびに、

「例えて言えば20世紀のホンダやSONYの

ように世界に誇れる日本企業になりたい。」

「グローバルに成功していて、売上も何兆円もあり

従業員も何万人も居て、社会に大きな影響力を

持つ会社で・・」
と長々と説明することになってしますのですが、

敢えて具体的な目標は掲げないようにしています

これは、会社全体のビジョンだけでなく、
スマホのような新しい分野に参入するとき、

今回の本部ように変革を遂げるときなども

そうなのですが、

変化の激しいネット業界で中長期の目標を

明確に立てるのは非常に困難であるばかりか、

具体的な目標は、それ自体が足枷になる

恐れがあります

情勢やニーズは日々変わっていって、

最初に立てた目標の妥当性は、

時間の経過とともに薄れていきます。
また、人材と組織の経験不足により、

最初見落としていたリスクや落とし穴は

何処に潜んでいるか分かりません。
実際、もし変更を余儀無くされたときに、

組織全体を説得して新しい目標に

向かわせるのは困難です。

さらに、目標を具体的にすればするほど、

社員の権限は狭くなり、自由な発想やアイデアを

活かす余地が減っていきます。
やることとやらないことがハッキリと

決まってしまうからです。

ネット業界は一見無駄なものや

常識はずれの中から斬新な発想が
産まれることも多々あります。
また、社員の思考停止は、

つまらないサービス、ありきたりな発想、

変化対応力低下につながります。

ふわっとした大まかな目標(方向性)を掲げ、

環境変化に対応しながら、成長し続けていく。

それが我々には最も適した経営スタイル

だと思ってます。


『最も強いものが生き延びるのではなく、

最も賢いものが生き延びるでもない。
唯一生き残るのは変化に対応できるものである』

(ダーウィン)






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