渋谷ではたらく社長のアメブロ

サイバーエージェントの社長である藤田晋のブログです。


テーマ:

当社には「社長アシスタント」という職種がありまして、
数名のまだ年次の若い社員を、数ヶ月から数年、
私が直接指導し鍛えています。

最近はBtoCの事業を企画させることが多いですが、
昨日とあるアシスタントから新しいゲームの企画を

説明を受けているとき、


「説明が下手すぎて何言ってるのかわかんない」

と正直な感想を述べたのですが、あわてて

「いや、別に説明が下手でもいいんだけれども・・・」

と言い直して、彼が何を言おうとしているのか、
自力で理解するように努めました。

反射的に「社内での説明の上達に重点を置いて
頑張られたら困る」と感じたからです。


決済をする側に立って仕事をしていると、
「社長に認められる」とか「社長から決済をもらう」とか、
私を説得することを目標にしてすごく頑張ってくる

人がいて困惑することがあります。

決済者(私)→顧客(ユーザー)

決裁者は顧客を向いて、利便性や楽しさを考えて

決めようと考えているのに、

発案者(社員)→決裁者(私)

発案者が決裁者を向いて、その説得に重点をおいて

いるとすれば、
そもそも同じ仕事をしているのに、方向がずれてます。

ずれている人は自分でも(いまいちな企画だな、)

と感じていても、私を説得することを目的としているので

何とか企画案を通そうと説得してきます。
その対応は結構疲れるものです。

発案者→顧客(ユーザー)←決裁者

同じ方向を見ていれば、よい企画であれば言葉はなくても

分かり合えるし、ダメでも共通言語があります。


向いている方向を間違えてて、かつ

プレゼンが上手い人が社内で頑張りすぎると
逆に会社が間違った判断をする危険性もあると思います。

プレゼン上手な人に説得されそうになり、おかしな企画なのに

あわや説得されそうになって、寸前で(いやいやいや・・)

ということは過去に何度もありました。

なので説明下手でも見ている方向が正しくて、

企画そのものを頑張ってくれれば、それで全然okです。





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