こんにちは。


柴犬マエストロです。




(ある日の夕方)


用事を終えて愛車のゴールデンレトリー号にまたがりながら帰路につく柴マエ。

そしてその途中にあったパチ屋に入店!


はせずに、そのまま通りすぎる。


するとどうでしょう!





その目と鼻の先の狭い歩道を、おれの屍を越えていけと言わんばかりに横一列で並び歩く強気な三人組出現。

後ろ姿と服装(あとオール茶髪金髪)から察するに大学生以下の若僧であることは明白。


つまり?




柴マエ「おいおい、何か嫌な予感ビンビン丸なんですけど」


できることなら避けて通りたい予感を全身全霊で感じながらも、しかし、街路樹と歩道の縁石に遮られているため車道に出るのは無理だし、むしろそこから飛び出せば猛スピードの対向車にはねられて普通に死ぬ。

なのでここは触らぬ神に祟りなしということで、ヤンキーたちが向こうに行くまで待つのが得策だが、柴マエは天然なのでそのまま直進。

そして目標まで後20m、10m、5mと近づいたところで、



──ここだ。



チャリンチャリン。




その鈴の音を合図に、後に後世まで語り継がれる天下分け目のチャリヶ原が勃発した。


まず、ゴールデンレトリー号の鈴の音に左の金髪ロン毛が気づいて、右隣に避けようとした。

そしたらなぜか、右にいた二人のどちらかが調子を合わせたように体制を崩してそのクロックスの片方が脱げた。

その時にできた隙間をそのまま通り抜けるには少し狭くて危なかったので、柴マエはそこで一時停止を余儀なくされる。

そして若者たちが「危ないダルオォ!?」と仲間内でいちゃついてる隙を見て、 ペダルをこいで再び走り出した、その時だった。





(???)待てゴルァ!!」










!?





背後から叫び声が聞こえた瞬間、柴マエのテンションは白土岬から海中へとダイブし、そのまま海底に身を隠していたカレイにクソデカため息をつきたくなるくらいに下がった。


ダメ元で買ったLOTO666(スリーシックス)は当たらずに、 なぜこうも悪い予感というものは当たってしまうのか。

 
ああ、めんどくせぇ……チャリをコギコギしながら目を細めていると、すぐ隣で声がした。








見ると、先ほど一番右にいたガングロパツキンのおチビちゃんが叫び声を上げながら隣で並走していた。


チビ太「おい、待て! 待てって!」


その異質な光景を目の前にして、 いま自分の身に何が起ころうとしているのか、言葉として浮かばなくても感覚で理解した。








そう、


豚肉にパン粉をまぶした後とき卵につけて、それを熱した油でジュワリと焼き揚げるだけで出来る田舎の若者の大好物。






カツアゲである。




やっちまった。


何がやっちまったかというと、この時の柴マエはその日に限って半袖短パンに童顔が加わった、年齢詐称だ! と糾弾されてもおかしくないくらいの圧倒的若人スタイルだったのだ。

それを見て、奴は“イケる”と判断したのだろう。


まさに、人は見た目が100%

自然界には己の表皮をキモカワいく彩り危機回避する生物が数多存在するが、それは人間もまた然り。

例えこちらが複数で相手が一人だったとしても、その容貌や装飾、車種次第ではマンモスを相手にしているかのような錯覚に陥ることはままあると思う。

そしてそれは逆もまた然りで、相手が標準体型の半袖短パン小僧なら、ポ○モンを出して脅すまでもなく、己が肉体と圧力で制圧できると容易に判断してしまうのは理解できるし、むしろそれこそが未成年の特権であり、愚かさだとも思う。


結局何が言いたいかというと、


この時1000億%めちゃくちゃ盗んだバイクで尾崎豊したかった。




でも、できなかった。

それは、加速しだした瞬間にチャリを掴まれて転倒なんかしたらお互いに危ないし、それにガキんちょ相手に全力逃走するのは何だか気が引けたからだ。

ならばいく道は一つ。


柴マエ(チャリンコ コギコギ)


チビ太「待てゴルァ!! 止まれゴルァ!!」


チラッ





柴マエ「速いやん



チビ太「そうやろ、速いやろ! ニコニコ  ……いや、待てって!」


柴マエ式カツアゲ脱出術その①
「相手を褒める」



歳上にカツアゲキメるファンキーな田舎のヤンキーとはいえ、その心は若ければ若いほどピュアに限りなく近い純。つまり単純。

ならば、牙を見せたり逃げ去るのではなく、相手の行動に対してイヤよイヤよと言うよりも、視点を変えて逆に褒める。すると大体、油断する。

かと思いきや、一瞬しか効果はなかったようで、それだけで諦めてくれるほど甘くはなかったようだ。(そらそうよ)



ならばと、次なる一手に出る。
   


柴マエ「…………」




柴マエ「競争するか?」




柴マエ式カツアゲ脱出術その②
「とにかく話を逸らす」

柴マエの経験からするに、こういう輩は弱味を見せるとすぐ付け上がる。だから、逃げの姿勢は見せない。でもだからといって構うことはしない。逆に自らのフィールドに誘い込むのだ。そのためにはまず、こちらから話しかけること。そう、小学生ですら知っている、山中でクマと出くわした時の対処法のそれである。

この場合は競争すると見せかけて、相手に走らせ競わせ本来の目的を忘れさせて疲弊したところで一気に抜き去るまさに悪魔の罠。ああ、大人って怖い。


まあ、結論からいえば、それどころではなかったらしく、スルーされた挙げ句、逆にキレられ、間を詰められて、縁石にぶつかりそうになったでござる。


チビ太「……フォルアァッッ!!」


ガシコーン!


危険回避のために緊急停止した隙を狙って回り込んだチビ太は、そのまま両手で前かごをがっちりと押さえ込む。



チビ太「ちょっと1回止まれや!」








柴マエ「…………………」





……さてと、





今日の3時のおやつは、















ギャ



















という展開には、戦争にいけば真っ先にヤられるぐらいの超絶平和主義の柴マエの前ではなるはずもなく、あくまで「危ない危ない」と諭すように注意する。



チビ太「ちょっと待てって……」ゼエハァ


柴マエ「無理。はよ帰らなあかん」


チビ太「何で帰らなあかんの?」


柴マエ「料理作らなあかん」


適当にあしらう柴マエに、チビ太は「なに作るん?」と追撃の手を緩めない。

何でもええがな。

思いながら「うーん、今日は野菜炒めにしよっかなあ」と目をそらしながら答えた次の瞬間!



チビ太「そんなん後でええやん。一緒に遊ぼうや」ニタリ





あっ(察し)





というわけで、そのいかにも悪巧みしてそうな顔を見てこれ以上ヤバいなと思った柴マエは、勝負に出た。


柴マエ「はよ帰らなあかんねんって」


チビ太「なんで帰らなあかんの?」


同じ質問を何度も繰り返す阿呆に、反射的にペガサス流星拳をぶちこみたくなる衝動を堪えながら、柴マエは後ろの二人が追い付いてくるかもしれない恐怖の中で、起死回生を呼び込む渾身の一言を漏らす。



何で帰らないといけないかって?



んなもん決まってるやろ。



真実はいつも一つ。





柴マエ「家族が待っんねん」




するとどうですか!?





チビ太「あ、そうなん?」ヘニョ~ン


今までの熱意と勢いはどこへいったのか、その一言をきっかけに、チビ太は前かごから手を離してあっさり脇にどいた。


それを見た柴マエはペダルに足をかけ、特にスピードを出すわけでも緩めるわけでもなく、そのままチャリで走り去った。





……………。





あえて言おう。






おぅるうううううぅああああああぁーーー!!!!!!

絶対絶命の(お財布の)ピンチ切り抜けたったアタタタタタホゥワタァーーーッ!!!!!





結論。


ヤンキーイィはぁー!

友情とか“家族”とかいう言葉に弱いイィ!





全国の独り暮らし民に告ぐ。
 



家族はいいぞぅ!






(帰宅後)




ガチャッ





柴マエ「ただいまー」





柴マエ「…………」






アガサ・クリスティ最新作
「元から誰もいなかった」
















というわけで雑記です。


前回の記事の後、残りの全稼働をまとめた記事を書いたのですが、

ん? 別に上げなくてもいっか!

と思い、今に至ります。


というわけで、最近全く稼働してなくて画像がほとんどないので、書くネタがありません。魔界村もあんまり見なくなりました。

ぱちすろっとる関連以外のブログならたまに書けないこともないですが、それでは魔界村に参加させていただいている手前、気が引けるので、今後は精神と時の部屋に入室した時だけかなあと。


すいません、ぱちすろっとるとか本当もう全然やってないんです勘弁してください。

でもぱちすろっとるブログなので、体裁的に一枚だけ貼ります。

こんなのしか持ってなくてすいません。












……………。

















またいつか( ´∀`)ノ



とはいえ、アクセス解析した結果、割とお気に入りやブックマークして下さっている方々が結構いらっしゃるので、その方々用に、今回のような日々の生活ネタでも忘れられた頃に書く可能性はあるかもしれません。







日々色んなことが巻き起こる奇跡の集落魔界村
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