西暦2XXX年



進みすぎた科学技術は、遥か頭上にあるオゾン層をそれなりに破壊し、その結果、その隙間から有毒な紫外線「PE-KA」が地表に降り注ぐようになった。
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「PE-KA」を浴びすぎた人間は、突発的な発作を起こすようになり、合併症やその他の何やかんやで最悪死に至る、通称「ペカ病」が地表では蔓延していた。



「ペカ病」の具体的な治療法はまだ見つかっておらず、わかっているのは、パチスロ遊戯機である「ジャグラー」と呼ばれるシリーズのGOGOランプの光を浴びれば、発作が多少は収まるということだけだった。






~北電子村~



ジッチャ「うぉーふぉん、ゴホンゴホン」
( ´,_ゝ`)<..、



ミ∥扉ガラッ



柴マエ「大丈夫か、ジッチャ!」
(`・ω・)


彼の名は柴マエ。
幼い頃に両親をなくし、それからは母方の両親であるジッチャの家で世話になっていた。



ジッチャ「おぉ、柴マエか…………」
( ´,_ゝ`)



柴マエ「ジッチャ。西電子村から水を汲んできたから、ここに置いとくね」
(´・ω・`)



ジッチャ「おぉ、いつもすまんのう。ついでに、お願いがあるんじゃが、そこに置いているジャグラーの──
( ´,_ゝ`)



ジッチャが言いかけた、その時だった。



「大変だー!」
--===(`°Д°)ノノ(*-.-∥)



隣近所にまで聞こえそうなほどの大きな声とともに、孫のペカ男が妹のペカ子を抱えたまま、血相を変えてやって来た。




ペカ男「柴兄ぃ! ジッチャ! ペカ子が! ペカ子があぁ!」
(´°Д°`)(*-.-∥)ウウゥ




ジッチャ「むっ、いかん!? 発作を起こしておる! 柴マエ! 今すぐそこに置いてある、アイムジャグラーSPん回してペカらせるんじゃ!今すぐ!!
( `,_ゝ´)



柴マエ「わかった、ジッチャ!」
(`・ω・)ゞ



一刻を争う緊急事態に、柴マエは即座に部屋の隅に置いてあるアイムジャグラーSPのところまで動き、そしてその右手でレバーをひたすら叩く、叩く、叩く!



柴マエ(くそぅ、ぺかれぺかれ早くぺかれ!)
( ;>ω<`)っ●-Ι☆




ガコッ★




柴マエ「ジッチャ! ぺかッた!」
( `・ω・)


ジッチャ「よし、ペカ男! そのままペカ子の顔をGOGOランプの光に近付けるんじゃ!」
( `,_ゝ´)




ほら、ペカ子」
(´°Д°`)(*-.-∥)ウウゥ >(★)chance┃




「ペカ子ぉ……!」
(´°∀°`)(*-.-)フゥ >(★)chance┃




発作が収まったペカ子を、大事をとって寝室で休ませた後、一同は神妙な面持ちで今後のことを話し合う。



ジッチャ「ペカ子までもが、ペカ病にかかってしもうた……。まだこんな小さな命に、何とも世界は残酷なことか」  
( ´,_ゝ`)
 

ペカ男「ジッチャ! ペカ子の病気を治す方法はないの!?
(°Д°)



ジッチャ「あるにはある」
( ´,_ゝ`)




(°Д°)(´・ω・`)?!



ジッチャ「しかしそれは、伝説と呼ばれる類のものであり、実際に存在するかどうかもわからぬ、眉唾もののようなものだ」
( ´,_ゝ`)



ペカ男「それは何!?」
(°Д°)



ジッチャ「この世界のどこかのジャグラーに、その光を浴びた途端に全身がエネルギーに包まれ、どんな病でも治してしまうと云われている幻のGOGOランプ在しているという。それを探してペカ子に浴びせるのじゃ」
( ´,_ゝ`)



柴マエ「ジッチャ、おれ行くよ。」
(´-ω-`)



(°Д°)( ´,_ゝ`)!?



柴マエ「両親のいないおれにとって、ジッチャもペカ男もペカ子も大切な家族なんだ。その大切な家族を助けるためなら、おれはどんなGOGOランプも探してみせる。ペカらしてみせる!
(`・ω・)


ジッチャ「柴マエよ。簡単に言うが、そもそも幻のGOGOランプはあるかどうかもわからぬ伝承上のもの。それに、常に絶え間なく空から降り注ぐ 「PE-KA」はどうする。ミイラ取りがミイラになってしまうやもしれんぞ?」
( ´,_ゝ`)


柴マエ「大丈夫。だって、おれにはマイジャグラーの加護があるんだろ?」
(´・ω・`)


ジッチャ「!? ……知っておったのか」
Σ( ´,_ゝ`)ガバッ


柴マエ「うん、バッチャから聞いた」
(´・ω・`)


ペカ男(°Д°)「ナニソレ?!」


ジッチャ「あれはまだ小さかった柴マエがペカ病にかかって死にそうになった時、柴マエの両親が設定1のマイジャグラーを交代で一生懸命ぶん回し、そこで集めた数少ないGOGOランプの光を浴びせ続けたおかげで、柴マエは助かったのじゃ。……その命と引き換えにのう」
( ´,_ゝ`)



柴マエ「それからおれは抗体ができたのか、ペカ病に一度もかからなくなったんだ。そんな人は前例がないからって、バッチャはマイジャグラーのご加護だって、言ってたけど」
(´・ω・`)


ペカ男そうなんだ! 柴兄ぃも行くなら僕も行く!!」
(°Д°)


゙ッチャ「ダメじゃ。ペカ男がいても足手まといになるだけじゃ。それに、柴マエが旅立つ今、誰が病床のペカ子の側にいてやれる?」
( ´,_ゝ`)


柴マエ「ペカ男、しばらくの間留守にするけど、ペカ子のこと頼むよ」
(´・ω・`)


ペカ男「わかった!柴兄が帰ってくるまでお留守番! ペカ子のことは任せて!」
(°Д°)


そう言って、ペカ男は寝室のペカ子のところへ向かった。

二人きりになったところで、ジッチャが測るような目で柴マエを見る。



ジッチャ「柴マエよ、本当に行くのじゃな?」
( ´,_ゝ`)


柴マエ「うん、それにおれ、ずっと外の世界のジャグラーをぶん回したいって思ってたんだ。親父とお袋が、おれのために設定1をぶん回してくれたように、おれも誰かのためにジャグラーを営業時間いっぱいまでぶんまわしてえんだ!!
(`・ω・)



ジッチャ「わかった。そうと決まれば善は急げじゃ。選別にこれをやろう」
( ´,_ゝ`)っ□



柴マエ「これは、、、?」
(´ω`)









ジッチャ「福沢諭吉じゃ。これがないと、外の世界のジャグラーはリールが回せん。諭吉が尽きても一緒じゃ。よいか柴マエ。ただ回せば良いというものではないぞ。お前の一打一打にペカ子の命がかかっていると思え。頑張って高設定を掴むのじゃ


柴マエ「ありがとう、ジッチャ! なるべく設定1は避けるようにするよ!」
(^ω^)


ジッチャ「うむ、良い心がけじゃ。それと、ジャグラーを打つ前に、ジャグ師を探してコンビを組むとええ。良いジャグラー台の選び方を教えてくれるぞい。しかし、オカルチックな変な奴もいるから、気をつけるんじゃぞ」
( ´,_ゝ`)


柴マエ「わかったよジッチャ! じゃあ行ってくるね。ジッチャも体には気をつけてね。二人をよろしく!」
(^ω^)ノ



ジッチャ「柴マエよ! 数多のジャグラーを光らせ、幻のGOGOランプを掴むのじゃ!!!」
( `,_ゝ´)





ジッチャ「…………行ってしまったのう」
( ´,_ゝ`)



ジッチャ「外の世界に初めて出る柴マエに、これからどんな苦難が待ち受けているかわからぬ。決してくじけるでないぞ、柴マエよ」
( ´,_ゝ`)



柴マエの後ろ姿を見送りながら、ジッチャは、死に際の娘の言葉を思い出す、


──設定1をぶん回すのは私たちだけでいい、あの子にはこからもずっと、好きなだけ高設定をぶん回してほしいの──
(*´ω`*)



ジッチャ「柴子や、安心せい。お前の息子はたくましく育っておるぞ」
( ´,_ゝ`)



\ジッチャー!!!/



ジッチャ「ホホホ、なんじゃいペカ男。今いくぞーい!」
с-==┏( ´,_ゝ`)┛







ジャグ師・柴マエの冒険譚その①

「8000回転で合算1/110以下のマイジャグ3」




いいんじゃない?



まあまあかな。




うおおおおぉこれあるでないで?!




耐えろ、耐えろ柴マエ。





むううううぅ。




来た!

圧倒的流れ! 圧倒的ジャグ連!





しかしこれは、、、。






おいおい、これってまさか。。。





設定3、、、なのか?






しゃおらい!しゃおらい!






やれんのか、おい?! やれんのか!




あるでー、ないでー、あるでー、





レグ40……これは上はもろたか?!






ふおおおおぉーーーーーーー!!!!









店員「閉店でーす」







柴マエ「これが今日の収穫のGOGOランプか……」


旅の初日から諭吉を増やして安堵する柴マエは、スマホの写メを見つめながら、ある重大な事実に気づく。




柴マエ「幻のGOGOランプ…………判別基準は一体……」





柴マエの旅は続く。



──To be continued




ジャグラー伝説が幕を開ける魔界村
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