こんばんは。特許翻訳者のcocoです。

今日、実は3回目のブログにトライしています
な、なんと2回とも最後の最後に消えてしまうのです~。
何が原因でしょうか・・・

さて、先週末から今週にかけて
特許の中間処理の英訳をしています。

中間処理文書とは、つまり・・・

特許庁と特許出願者とのやりとりを扱う文書で、
たいていは、拒絶理由通知
(「この発明は、以前の発明と同じだから特許は認められないよ」)が
特許庁の審査官から出され、

それに対して出願者が
いえいえ、審査官の思い違いじゃないですか?
これは新規の発明ですよ!」と反論して、
なんとか特許化にこぎつけるというものです。
(かなり単純化してます

以前ご一緒した翻訳者さんが、
中間処理なんて、手間がかかるし、
効率悪いだけ。あまりやりたくないな
とおっしゃっていたのですが、

私は、割と好きです

ほー。審査官もなかなか鋭いところをつくなー」とか、
この弁理士さんの理論、少しこじつけっぽくないかな?」なんて、
思いながら、訳したりするのも楽しいですし、

ときには審査官と弁理士の攻防が激化しているものもあり、
法廷ドラマのようです!

そしてもう1つ。中間処理の翻訳をやると、
明細書の翻訳のときの参考にすごくなるんです。

あーこんな小さな点でも拒絶されちゃうんだな」とか
「言葉の表現だけでも、随分と特許の範囲が変わるのね
と認識でき、

実際の明細書の翻訳のときには、
クライアントにとって有利な翻訳を提供できるような気がします。