いつもありがとうございます。

広告・印刷チームの芝原です。

 

先日、新経済サミット2017に参加してきました。

1日目のセッションでは、「動画配信メディアの未来」と題して

藤田 晋さん(株式会社サイバーエージェント 代表取締役社長)

森川 亮さん(C Channel株式会社 代表取締役)

による講演がありました。

 

今日は、本セミナーにて私が学んだこと、気づいたことを

共有させていただきます。

 

結論から申し上げますと、皆様にお伝えしたいことは2点あります。

1点目

インターネット広告のライフサイクルが変わってきている。

従来のキーワード広告、バナー広告で

「クリックして誘導先に呼べれば良い」

というインターネット広告へのニーズは終焉する。

よりクオリティーの高いインターネット広告が求められる。

それは、ターゲット層に対して訴求できる広告効果が

TVCM以上であることと広告主にとってブランディングの要素も

含めた価値を提供できるようにならなければならない、ということ。

 

2点目

動画配信メディアは、ITの台頭により、勝負の土俵が変わった。

(勝負の土俵=価値が変わるということ)

動画配信メディアのIT化でなく、

IT産業において動画配信メディアがプロダクト化していく、

という流れがある。

 

 

動画配信メディアは、地上波TV局だけでなく、

ネットフリックス、Amazon プライム・ビデオ、

hulu、AbemaTV、C CHANNELなど様々なものが生まれてきました。

 

 

AbemaTVは、従来のTV局同様に消費者には無料で視聴してもらい、

広告主から広告宣伝費用を頂き、儲けようとしています。

このモデルは、ある一定の規模まで大きくなれば、

マネタイズ出来るようになると藤田さんは考えていらっしゃいます。

 

また、AbemaTVは、視聴者層の70%が20代であり、20代に向けて

広告宣伝出来る媒体としての価値に大きな可能性を感じられております。

だから、赤字が200億円に達してもまだまだ力を入れていきたいと

考えられていらっしゃいます。

 

お金の貰いどころは、広告主だけではありません。

TV局の失敗を繰り返さないために、インターネットの強みを活かすために

ビデオ録画などの追加機能を求められるユーザーには、

プレミア会員になって頂き月額960円いただくようにしております。

 

消費者からも課金できるビジネスモデルなのです。

 

AbemaTVは、オンラインは無料で、録画は課金制にして

付加価値の差に応じて無料と有料を分けております。

 

 

地上波TV局における広告効果が何故期待されなくなったのか?

理由は2点あります。

1つ目は、 若者がTVの前に座らなくなったから。

つまり、TVデバイス離れが増えた。

2つ目は、タイムシフト視聴や録画が台頭し、媒体としての広告効果が

低くなったのに改善策を打ち出せなかったから。

 

これらによって、ビジネスモデルが崩れかけている、

という見方をしている人もいます。

 

 

 

藤田さんは、動画配信メディア市場に対して

「混沌としている」と仰られていました。

 

・皆、手探り状態。何が支持されるのか分からない

・消費者にとって動画の視聴は無料が当たり前

・インターネットで動画を見る習慣が無かったのに、

 スマホとWifiの普及により急激に市場が膨らんだ

・TV朝日局とAbemaTVの棲み分けはシニアがTV局、若者はAbemaTV

・大前提は、若者は新聞もTVも持っていない

・TV局のコンテンツ作りは、シニア層に集中して支持され始めている?

・TV局のコンテンツが面白くないのか?決してそんなことはない

 TVの前からスマホを覗き込む時間が増えてているだけで、

それへの移行が重要である

・したがって、TV局のコンテンツ力が落ちたわけでは決してない

・だからTV朝日と組んでいる

など仰っていました。

 

森川さんは、

動画配信メディアとして勝負しようとした時、

「意味のある動画を作るのが非常に難しい」と仰っていました。

 

だから、コンテンツ力を強化するためにも

ターゲット層を絞り込むことが大事なのです。

 

インターネットを絡ませたこれからの動画配信メディアにおける

広告指標は、リーチ数だけで考えるのではなく、動画をどれだけ

見られているか、エンゲージメント数はどうか?等も含めて

広告指標として提示していかなければならない時代に変わった

と仰っていました。

 

なぜならば、冒頭にお伝えしたとおり、

インターネット広告のライフサイクルが変わってきているからです。

 

従来のキーワード広告、バナー広告という

クリックして誘導先に呼べれば良いという

インターネット広告へのニーズは終焉し、

よりクオリティーの高いインターネット広告が求められています。

 

それは、ターゲット層に対して訴求できる広告効果が

TVCM以上であることと広告主にとってブランディングの

要素も含めた価値を提供できるようになることです。

 

広告価値の位置づけが変わりつつあるのです。

 

 

多くの産業においてIT化が進むのではなく、

IT産業において様々な産業のプロダクト化が進んでおります。

 

CDのIT化ではなく、

IT産業のなかでCDのプロダクト化 → iTunes

 

携帯電話のIT化ではなく、

IT産業のなかで携帯電話のプロダクト化 → スマホ

 

自動車のIT化ではなく、

IT産業のなかで自動車のプロダクト化 → Google Car

 

テレビ産業(動画配信メディア)のIT化ではなく、

IT産業のなかでテレビ産業(動画配信メディア)のプロダクト化

 

AIやIotが普及するなかで、より多くの産業で

同じようなことが起こります。

 

したがって、既存産業はIT産業とは異なるアプローチで

価値を見出していく必要があります。

 

勿論、決して今すぐの話ではないでしょうが、

10年前にはスマホがなく、今はスマホが当たり前の時代

という変化の速さを考えると、10年後を見据えた場合、

今からでも多くの情報収集をしておく必要があります。

 

 

以上、藤田さんと森川さんの講演を聞いての学びと気づきの共有でした。

 

最後に、

弊社では、今日お話ししたような最新事例を追いかけつつ、

全国で業績好調中の企業が実際にどんな取組をされているのか

発見することに努めております。

 

発見した事例は、私たちが主催している

広告会社・印刷会社経営研究会で、情報共有させて頂きます。

 

人間はやはり環境の生き物なので、

どのような環境に身を置くかは人生を左右する重要なことです。

 

私たちの勉強会では、会員様である経営者様にとって

「幸せに成功し成長し続けられる環境」になるよう努めております。

 

未来を見据えられる環境創りは勿論のこと

明日から取り組める良き取組も共有できるようにしております。

 

次回は、4月20日(木)に弊社東京本社で開催しております。

ゲスト講師は、株式会社LIG 代表取締役 吉原 豪氏です。

LIG様は、月間600万PV以上を誇るオウンドメディア「LIGブログ」

によってインバウンドセールスに成功されているWeb制作会社です。

 

1社様1回限り無料お試し参加が可能ですので

ご興味ございましたら、

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からお問い合わせください。

詳細をお伝え致します。

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