少しずつ、暖かくなってきましたね。


春ももうすぐ、かな。



土曜日のことですが、久しぶりに観劇に行ってきました。


音楽朗読劇「モリー先生との火曜日」です。


今朝の日経新聞「春秋」でもふれられていたので、お読みになった方も多いでしょう。


原作は多言語に翻訳され、1400万人以上に読まれているノンフィクション小説。


これまで映画にもなり、舞台でも上演されています。



しあわせごはん。

                                     
                                     (画像はHPからお借りしました。昨年の上演より)


ALS(筋委縮性側索硬化症」に侵された大学時代の恩師、モリー先生とその教え子ミッチ(著者)の間で


行われた、「人生の授業」を描いた作品です。


 ALS(筋委縮性側索硬化症」とは、神経中枢が麻痺して身体中の筋肉が動かなくなり死に至る難病。

 日本国内でも約八千人の方がこの病気を患っています。この舞台の収益の一部も日本ALS協会に

 寄付されるそうです。


だんだんと出来ないこと、が増えていくモリー先生が、ありのままの現実を受け入れ、自分を憐れむことなく、


日々の生活を豊かに生きようとし、周りの人にも「人間らしく生きること」や「家族の大切さ」を語る、というもの。


死に向かいつつあるモリー先生との再会で、仕事人間だったミッチも変わっていく、という内容でした。



「生きてることが当たり前」「明日が来るのは当たり前」と考えがちで、なんとなく慌ただしく日々を過ごしがちな


日常に一石を投じてくれる、いい作品でした。


私は夫と一緒に観に行きましたが、ミッチと同じく「仕事人間」な人にこそ観てもらいたいな、と(笑)


人生に遅すぎることはない、というのも、メッセージのひとつとしてありました。


今さら、なんて思わずに、気がついた時から、変わればいいのだ、と思います。


ピアノとヴァイオリンの美しいメロディーや、ミュージカルご出身の役者さんの歌声も素晴らしかったです。


上演後は、モリー先生の息子、ロブさんも舞台に登場して、Q&Aのコーナーもありました。



いい作品だったので、多くの人に観てもらいたいな、と思うのですが、東京での上演は2月18日のみでした。


また上演される機会がありましたらご紹介したいと思います。


HP:「モリー先生との火曜日」http://www.morrie.tv/ (音が出るので注意!)


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久しぶりの観劇でしたが、やっぱり生の舞台はいいものですね。


しばらく歌舞伎も行ってないし…またいかなきゃ!