今は、インドの首都、デリーにいます。
ウダイプールで2日間過ごし、そこから夜行でデリーに来ました。
ウダイプールは、最高だった!!
間違いなくインドで一番好きな街です。
大きな湖が街の中心にあり、その辺に大きな宮殿がそびえ立ち、
湖の真ん中に、まるで水面に浮かんで見えるようなお城が建っている。
ガイドブックいわく、ラジャスタン地方で、「一番ロマンチックな街」
(写真は全てクリックすれば、拡大できます)
確かに夜に、城や宮殿がライトアップされ、それが水面に反射すると
とてもきれいでした。
ここは、007 の 「Octapussy」 の撮影にも使われた場所で、
ここの人たちは相当それが嬉しかったのか、今でも
レストランに行けば、それが上映されています。
見てきました。
ジェームズ ボンド。
やっぱ、すげー。
何がすごいって、、、、
ヘリコプターでタージマハル上空を通過し、
なんとバナラスのガンジス川にヘリコプターで上陸。
沐浴している人たちの横を白いタキシードで歩いて通り、
そこからリキシャに乗る。
そしてその数分後には、ウダイプールに到着。
オイラは、合計で30時間くらいかけて来たのに・・・
そしてこのリキシャも例の秘密兵器で、
飛ぶは、ウィーリーするはで、敵も圧倒されっぱなし。
ウダイプールで部屋をシェアしていたイスラエル人のイツィックと見に行ったのだが、
二人ともびっくりの連続。
そう、
ウダイプールはイスラエル人のイツィック(31歳)と一緒だった。
たまたま同じ電車で、部屋をシェアすることにした。
今までイスラエル人と話す機会はあったが、
2人で部屋をシェアして、一緒に旅するのは初めてだった。
語弊を恐れず書くと、
イスラエル人は、他の旅人からも現地の人からも嫌われている、
敬遠されている場合が多いです。
それは偏見に基づいたものではなくて、
イスラエル人の若者の多くは、集団で固まって行動し、
マナーが極めて悪いのです。あるいはよく他の旅人と口論や喧嘩になる。
彼らは、高校で一方的な教育を受け、軍役を経てから
旅をする人がほとんどらしい。
彼らのわがままな行動は、東南アジアでもよく目の当たりにしたし、
結構旅をしていると目にしてしまうのです。
そういう理由で、彼らは好かれていない。
「イスラエル人禁止」 と書かれた宿を目にしたことも一度だけでありません。
これが、現状のようです。
自分も正直言って、あまり好感は持っていなかった。
イツィックと旅するまでは。
彼はほんとに紳士で、現地の人へのリスペクトもあるし、
何よりすごい気が利いて、話も面白く、一緒に旅しててホントに楽しかった。
イスラエルの歴史、中東問題、ユダヤ教について・・・いろんな議論が出来て、
ホントにためになった。
たとえば、、、
ユダヤ教では、
肉とチーズを一緒に食べる場合は、数時間間隔をおかなくていけないとか、
肉は完全に血を抜いてから食べないといけないとか、
髭は剃ってはいけないとか・・・・・
様々な厳しい規律があるらしい。
チーズバーガーが大好きで、髭が濃い自分は、
ユダヤ教は絶対に無理だなと確信 笑
俺の旅のルートの話になり、
この後はイランやシリアに行くと言うと、
彼は寂しそうに、
「イランとシリアか、いいなぁ」 と、ボソッと口にした。
そう、イスラエル人は、これらの国の入国は拒否されるのだ。
シリアビザの申請用紙には、
[Have you visited Occupied Palestine?] という項目がある。
Israel と書かずに、わざわざ Occupied Palestine (占領されたパレスチナ)と書いてある
ことに驚かされます。もちろんこの項目に YES とかくと、シリアビザは取得できません。
シリアやイランやパキスタンなどのイスラム国家は、紛争の歴史から、
イスラエルの存在自体を認めていなくて、
従ってイスラエル人はこれらの国には入国を拒否される。
イツィックは、あらゆる文化に興味を持っていて、
もちろんイスラム文化やイスラム教にも興味がある。
しかし、
イスラエル人というだけで、
それらの国々に旅が出来ない。
そして何かと他の国籍の人から、嫌われたり、
敬遠されると言った。
もちろん彼も、イスラエル人の若者の
マナーの無さは嘆いていた。
「部屋をシェアしないか?」
と聞いた時、俺があまりにもアッサリと OKしたから、
彼は驚いたという。きっと拒否されたこともあったのだろう・・・
こんなにいい人なのに、
生まれた国によって、ここま違う待遇を受けてしまう。
それはただイスラエル人の若者のマナーの悪さから
派生するものでは無いと思う。
やはり、イスラエルの歴史が脳裏にあるのだろう。
「イスラエル人禁止」のサインを見た彼はなんて思っただろう?
別れ際に、「いつかイランやシリアを自由に旅できる日が来るといいね」
といって、抱きあった後、お別れした。
この人とは、またどこかで会って話したい。
そういう未練を残しながらウダイプールを去ってきた。
今はデリーの喧騒と混乱の中で、
インド脱出を計画しています。
パキスタンは飛ばし、イランへ飛びます。
おまけに、ウダイプールに沈む夕日を眺める勘違い男の写真 ↓