中国人。
いろんな人たちに会ってきた。
一般の中国人は、えっ?!ってことを平気でやる。
電車の中で唾を吐き、エレベーターでタバコを吸い、バスの窓からごみを投げ捨てる。
店内で小便をしている小僧も発見した。(トイレの中じゃないよ)
とにかく声がでかく、電車やバスでは絶対に並ばず、割り込み合戦になる。
駅、観光地の近くではとにかく騙そうとする。
値段をふっかけるだけでなく、その商品を断った後に、わざと間違ったことを教えてくる。
(間違えて違うバスに乗るところだった)
しかも1回だけではない。
値段をふっかけてくるのは、この国の文化だとは思うが、あえて間違ったことを教えてくるのはどうかと
思う。自国に来た観光客を助けようとする精神がまったく見れない・・・
日本で、外国人観光客が騙された話なんて聞いたことがない。
どうなってんだ、この国は!!
でも、驚くほど親切な人もいる。
杭州までのバスの中で知り合ったANGELAは、英語が話せて、
バスの中で90分ほど話した。
彼女は中国の生地をオーストラリアに売っている27歳の美人商人。
杭州についたあと、タクシーに乗っていっしょに宿まで連れてってくれた。
しかもタクシー代は全部出してくれた(自分の家とはまったく違う方向なのに)
あと、蘇州でいっしょだったSHIRELEYとJACKIEは二人とも、中国語や中国の便利情報を
丁寧に教えてくれた上に、豪華な夕食までご馳走してくれた。
上海であったカツさんは、蘇州の安宿やバスの情報を惜しみなく教えてくれた。
便利な中国語もいくつか学んだ。
みんなが共通して言うことは、「中国では、教育をしっかり受けた人たちと、
街中でみる一般の人たちでは、まるで文化が違う」よいうこと。
マナーのかけらもない人たちに対して、恥を感じると言っていた。
確かに、街中を歩くだけで、中国社会の2極化はひしひしと感じる。
しかも、上流層はごくわずかの人たちだという。
すこし話題がかわるが、中国人と話していると、必然的に政治の話になる。
いろんなテーマが話題にのぼる。
「小泉首相の靖国神社参拝」
「歴史教科書の問題」
「反日デモ」
ETC
彼らの言い分を聞くのは、本当に新鮮だ。
小泉の靖国神社参拝に関しては、中国人はまじで許せないらしい。
確かにその気持ちはわかる。
ただし、靖国神社には、戦犯だけでなく、若くして命を落とした無数の兵士の魂も
眠っていて、そして戦没者全員に敬意を払うために小泉は参拝しているのだと弁明すると、
「それは初耳だ、中国のメディアではそうは言っていない」という。
だとしても、それは納得できないという。
日本政府が過去に計17回も謝罪をしていることや、ODAで多大な援助をしていることも
一切知らない。
(別に俺は右翼じゃないよ☆)
メディアが、自国が有利になるように報道をするのはどこの国でも見られるが、
中国の場合は、プロパガンダだと言わざるを得ない。
中国のパソコンからは、BBCやCNNにはアクセスできないようになっているのも、
この氷山の一角だ。
今、ドミトリーの同じ部屋に、43歳の王さんという中国人がいる。
彼は朝から晩まで読書に耽っている。
そして、政治経済や文化の話が大好きだ。
少しでも俺がひまそうにしていると、話かけてくる。
昨日の夜は、「反日デモ」が話題にあがった。
俺は、「あれは日本人にとって、かなりショックでした」と伝えると、
「あれは、起こるべくして起きた」という。
その理由は、日本に対する不満の爆発よりも、経済的に苦しい人たちが社会に対する
不満を蓄積していて、その捌け口として「反日感情」が用意されているからだという。
反日デモに参加し、破壊的な行為をしたその大抵は低学歴の人で、
社会的にも地位が低く、社会に対して、政権に対して不満を感じている人たちだと王さんは言う。
王さん曰く、漢民族は、他人の幸福をすぐ妬む習性があるという。
そのため、下層にいる人たちは、日ごろから「経済発展の中国」についていけない不満が蓄積しているという。その蓄積の捌け口が、反日デモだという。
だから、気にするな という。
日本メディアが伝えていた同じ内容を、中国人の口から聞いたのは、驚きだった。
王さん一人の意見を一般化するのことはできないが、俺は納得した。
それにしても、中国と日本の間では、あまりにも誤解が多い。
ほかの国に比べて相対的に文化や言語が似ているこの2カ国が、
ここまで険悪なのは、悲しいことだ。
この旅を通して少し話しただけでも、自分も相手も、お互いが
無駄な争い、意地張りをしていることがわかった。
自分は、安易なパシフィストのつもりはないけど、
もっとこの2カ国が仲良くなればいいと心から思う。
明日は、広州へ向かう。
列車で23時間・・・
杭州はすばらしい場所でした。
(↓ 自分が撮った写真じゃないです。ネットからの引用です。)