2009-11-21 00:07:08
shachiokの投稿
ねこさん皇国 7話-2
テーマ:小説
数日後、美咲が街中を歩いていると、一台の高級そうな車が美咲の横に並んだ。
そして突然助手席のドアが開き、現れた太い腕が美咲の腕を掴んで社内に引きずり込もうとした。
「何するのよ!!」
美咲はとっさにねこさんクローを放った。
美咲を連れ込もうとした相手は寸前でクローをかわしたが、代わりに車の天井にクローが直撃。激しい衝撃音とともに車の天井は10メートルの高さまで吹っ飛んだ。
慌てた誘拐犯たちは車のアクセルを全開にして走り去った。
その数刻後、三姉妹の家にいかにもヤクザっぽい風貌、というか完全にヤクザの集団が押しかけて、対応に出たトモキにつめよった。美咲が車の屋根を壊したので弁償しろということだ。
美咲がヤクザの発言を否定した。
「私は、連れ去られそうになったからとっさにやったじゃない!正当防衛よ!!」
しかしその証拠はない。あるのは壊された車に残された美咲のねこさんクローの痕だけである。
ヤクザが請求した修理費は法外な皇国通貨だった、それが払えないな三姉妹を引き渡せと。これは、まあいわゆる典型的なインネン付け系のヤクザですな。
トモキはこれらの情報から自体の本質をすぐに見破った。こんなことをするのは、この前のカズマとかいうボンクラ金持ちしかいないな。
こいつらが誘拐していたことは間違いない。問題はそれをどうやって証明するか・・・。
考え込むトモキを三姉妹が心配そうに見つめた。
カズマが誘拐を企てたとして、必ず証拠が残るはずだ。例えばメールで指示。いや、こいつらなら持っている情報はとっくに消しているはずだ。もっと、こいつらが持っていない情報で残る情報。
例えば、車の位置情報!!
時間ごとの車の位置情報と美咲の位置情報を比べて、それぞれが目視確認できるくらい近い距離ならそれは尾行してたってことに!!
「真恋ちゃん、すぐに藍さんのところに行って、この人たちの車の事件前後の位置情報を調べてきて。」
「なるほど、わかりましたわ。」
突然の活気付いたトモキたちの行動にヤクザは慌てだした。
「つまり、美咲さんがつけられていた証拠があれば、正当防衛が成り立つってこと。
修理費どころか、誘拐未遂で訴えることもできるんだ。あなたたちだけじゃなくて、あなたのスポンサーも。」
トモキの発言にヤクザたちは動揺し、そそくさと退散していった。
ヤクザたちが帰るのを見届けたトモキは、急に力が抜けてしゃがみこんでしまった。
「トモキさん、しっかり。」
「大丈夫、さすがにちょっと疲れただけだから。」
「ごめんねトモキ。私がもっと気をつけてれば・・・。」
「いや、美咲さんが無事でよかったよ。」
「私が魅力的なのはわかるけど、こんな手をつかってくるなんて!許せない!!!」
『いつもながらのその自信はいったい・・・』
とトモキは思ったが、口からは別の言葉が出た。
「それにしても、あいつら、また来るかな。」
「来たら今度は確実に仕留めてやるわ」
「それはそれでまずいと思うけど・・・」
そして突然助手席のドアが開き、現れた太い腕が美咲の腕を掴んで社内に引きずり込もうとした。
「何するのよ!!」
美咲はとっさにねこさんクローを放った。
美咲を連れ込もうとした相手は寸前でクローをかわしたが、代わりに車の天井にクローが直撃。激しい衝撃音とともに車の天井は10メートルの高さまで吹っ飛んだ。
慌てた誘拐犯たちは車のアクセルを全開にして走り去った。
その数刻後、三姉妹の家にいかにもヤクザっぽい風貌、というか完全にヤクザの集団が押しかけて、対応に出たトモキにつめよった。美咲が車の屋根を壊したので弁償しろということだ。
美咲がヤクザの発言を否定した。
「私は、連れ去られそうになったからとっさにやったじゃない!正当防衛よ!!」
しかしその証拠はない。あるのは壊された車に残された美咲のねこさんクローの痕だけである。
ヤクザが請求した修理費は法外な皇国通貨だった、それが払えないな三姉妹を引き渡せと。これは、まあいわゆる典型的なインネン付け系のヤクザですな。
トモキはこれらの情報から自体の本質をすぐに見破った。こんなことをするのは、この前のカズマとかいうボンクラ金持ちしかいないな。
こいつらが誘拐していたことは間違いない。問題はそれをどうやって証明するか・・・。
考え込むトモキを三姉妹が心配そうに見つめた。
カズマが誘拐を企てたとして、必ず証拠が残るはずだ。例えばメールで指示。いや、こいつらなら持っている情報はとっくに消しているはずだ。もっと、こいつらが持っていない情報で残る情報。
例えば、車の位置情報!!
時間ごとの車の位置情報と美咲の位置情報を比べて、それぞれが目視確認できるくらい近い距離ならそれは尾行してたってことに!!
「真恋ちゃん、すぐに藍さんのところに行って、この人たちの車の事件前後の位置情報を調べてきて。」
「なるほど、わかりましたわ。」
突然の活気付いたトモキたちの行動にヤクザは慌てだした。
「つまり、美咲さんがつけられていた証拠があれば、正当防衛が成り立つってこと。
修理費どころか、誘拐未遂で訴えることもできるんだ。あなたたちだけじゃなくて、あなたのスポンサーも。」
トモキの発言にヤクザたちは動揺し、そそくさと退散していった。
ヤクザたちが帰るのを見届けたトモキは、急に力が抜けてしゃがみこんでしまった。
「トモキさん、しっかり。」
「大丈夫、さすがにちょっと疲れただけだから。」
「ごめんねトモキ。私がもっと気をつけてれば・・・。」
「いや、美咲さんが無事でよかったよ。」
「私が魅力的なのはわかるけど、こんな手をつかってくるなんて!許せない!!!」
『いつもながらのその自信はいったい・・・』
とトモキは思ったが、口からは別の言葉が出た。
「それにしても、あいつら、また来るかな。」
「来たら今度は確実に仕留めてやるわ」
「それはそれでまずいと思うけど・・・」






