今回は、妊娠高血圧症候群についてのお話です![]()
妊娠高血圧症候群とは、
妊娠20週以降、分娩後12週までに高血圧がみられる場合
高血圧に、たん白尿がみられる場合
をいいます![]()
以前は、妊娠中毒症と呼ばれていたものです
妊娠高血圧症候群は、
周産期死亡・胎児機能不全に大きく関わってきます![]()
従って、
病気にならない、
また、悪化させないようにすることが重要です![]()
そのためには…
生活指導
① 安静
② ストレスを避ける
栄養食事指導
① エネルギー摂取
・非妊娠時BMI≦24
30kcal×標準体重(kg)/日+200kcal/日
・非妊娠時BMI>24
30kcal×標準体重(kg)/日
② 食塩摂取
7~8g/日に制限する(極端な食塩制限は勧められていません)
〔予防には10g/日以下が勧められています〕
③水分摂取
1日尿量500ml以下や肺気腫では
前日尿量に500mlを加える程度に制限するが、
それ以外は制限しない
④たん白質摂取量
標準体重×1.0g/日
このように、極端な制限は行いませんが、
適正範囲のエネルギー、食塩摂取が必要となってきます![]()
これを踏まえ、
第24回の国家試験問題を見てみましょう![]()
問題
33歳女性。身長165cm、非妊娠時には、体重60kgで、高血圧やたんぱく尿の既往歴はない。妊娠28週には体重65kg、血圧160/110mmHg、たんぱく尿(2+)を呈し、妊娠高血圧症候群と診断された。この患者の栄養食事指導として、正しいのはどれか。
(1) 1,600kcal/日、たんぱく質40g/日、食塩3g/日
(2) 2,000kcal/日、たんぱく質60g/日、食塩3g/日
(3) 2,000kcal/日、たんぱく質60g/日、食塩7g/日
(4) 2,400kcal/日、たんぱく質100g/日、食塩7g/日
(5) 2,400kcal/日、たんぱく質100g/日、食塩10g/日
答えは…
(3)です。
エネルギー摂取
非妊娠時のBMIが23.9kg/m2
(非妊娠時BMI 24kg/m2以下)のため、
エネルギー量=30kcal×標準体重(kg)/日+200kcal/日
標準体重は、1.65×1.65×22=約60kg。
これを計算式に当てはめると…
30kcal×60kg+200kcal=2,000kcal/日
食塩摂取
塩分は7~8g
たんぱく質摂取量
標準体重×1.0g/日
よって、60kg×1.0g/日=60g/日
以上より(3)が正解となります。
基本をしっかりおさえておくことで、
応用力が問われる問題にも
対応していくことができます![]()
このような問題に対応していくため、
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問題を解く土台を作っていきます![]()
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