『.hack//Roots』(ドットハック ルーツ)は2006年4月5日から9月27日までテレビ東京系列で放送されていたテレビアニメ。プレイステーション2用ゲームソフト『.hack//G.U.』とは主人公が共通しており、ゲーム版のプロローグ的な役割を持つ。なお、同シリーズのアニメ作品『.hack//SIGN』と一部同じ声優が声をあてている。なお、地上デジタル放送ではハイビジョンで放送されている(16:9制作)。
ストーリー
西暦2017年、世界最大の大規模オンラインゲームとして栄華を誇る『The World R:2』(ザ ワールド リビジョンツー)。そのネットワークが放つ力場に引き寄せられた17歳のある高校生は“ハセヲ”という名のキャラクターを作り、その世界にログインする。しかし、友人から聞いた話と違い、そこはPK行為が認められた殺伐とした雰囲気に満ちていた。ハセヲはすぐにPK行為に遭い、ロスト(ゲーム内での死)してしまう。
ハセヲを蘇生させたのは“オーヴァン”と名いうPCだった。PKに遭った事でこのゲームに不快感を示すハセヲにオーヴァンは「君には“資質”がある」と語る。不可解に感じ、その場を離れるハセヲ。だが、この時からハセヲの前には『The World』での有名プレーヤーが接触してくる様になる。
オーヴァンは『The World』内でも特異な存在として知られており、彼らはそんな彼が目を付けたハセヲに何らかの特殊な能力があるのではと考えたのだ。そんな雰囲気を“ウザい”と感じたハセヲは誰も居ないフィールドで一人レベル上げを空しく続ける。そこへ現れるPKキャラ。圧倒的なレベルの差に再びロストの危機に陥ったハセヲを救ったのは、一人の少女キャラ・志乃であった。志乃はオーヴァンが率いるギルド(プレーヤー集団)「黄昏の旅団」のサブリーダー的存在であり、ハセヲを「黄昏の旅団」へと導くためにやって来たと語る。巨大ギルド「TaN」からの勧誘も受け困惑するハセヲであったが、紆余曲折の末「黄昏の旅団」への入団を選択する。
登場人物
本作は「黄昏の旅団」解散までを描いた物語前半と、それ以降の物語後半では主要人物以外の登場人物が大幅に入れ替わっており、キャラクターごとの設定にも変更点が多い。登場人物はギルド別に記載。
黄昏の旅団
ハセヲ
声:櫻井孝宏
東京都在住の三崎亮、2000年生まれの男性。親は大手企業に勤務しており、不自由ない生活を送っている。
幼い頃から『The World』をプレイする古株プレイヤーの1人。『The World』では、小学生の当時から年齢相応とは思えない洞察力や微妙な駆け引きなどを見せていたが、時折言動に見られる幼稚さや奇行が年齢を物語っていた。好奇心が旺盛で、2010年ごろに頻発していた異常現象を独自に調査していたが、それが原因で未帰還者となってしまった。黄昏事件の解決まで意識を取り戻すことはなく、意識を取り戻した後には『The World』に関する全ての記憶を失っていた。
両親から意識不明となっていたことについて知らされないまま育ち、何か満たされない日常に退屈していた。高校生となったころに友人から『The World R:2』を勧められ、何ともいえない懐かしさを感じてプレイするようになる。
小説版『G.U.』では、『The World』に没頭するあまり成績は降下の一途を辿り、学校ではジャンキーのあだ名で笑いものにされているような、リアルをなげうった向こう見ずな少年として描かれている。性格も非常に攻撃的且つ厭世的になっており、未帰還者を救おうとする苦痛の旅路を誰ともわかちあえない孤独感に溺れ、他者を寄せ付けないとげとげしさに溢れている。
オーヴァン
声:東地宏樹
犬童雅人。1991年生まれの男性。天才的なハッキング技術を持つ。2017年時点では日本民間放送連盟(NAB)の調査員だが、以前から様々な職を転々としている。志乃曰く、容姿は結構かっこいいらしい。『The World』における「再誕」発動後、リアルでも精神面に重大な損傷を負い意識不明となってしまった。
志乃
声:名塚佳織
埼玉県在住の七尾志乃、1997年生まれの女性。2017年の事件当時は大学生で、事件において未帰還者となった1人。未帰還者となる前は独り暮らしをしていたが、意識が戻った後は埼玉の実家に戻っている。趣味は読書やお菓子作り。
タビー
声:豊口めぐみ
ハセヲと同時期に『The World』をプレイを始めた初心者で、ネコ型獣人の拳闘士。志乃に勧誘され、ハセヲよりわずかに早く「黄昏の旅団」に所属している。屈託無く振舞う“天然系”キャラである。
【リアル】 本名は久保萌、群馬県高崎市在住で16歳の高校生。リアルから逃避するために目的なく『The World』をプレイしていたが、志乃が未帰還者となったことでリアルで救おうと考え看護師を目指して『The World』を離れている。ゲーム『.hack//G.U.』では、ゲームクリア後(=志乃が意識を取り戻した後)に何かに導かれたように一時的に復帰している。なお、タビーのPCモデルと同様にスタイルが良いらしく、スクール水着姿は友人からセクハラと言われるらしい。
【物語前半】 アカウントを作成して間もなく志乃と出会い、『The World』の基本的な手ほどきを受けている。この時入手したネコの前足のような形状の護拳は、宝物として常に使用していくこととなる。その後志乃の勧誘を受け「黄昏の旅団」に所属、教育係となった匂坂を「師匠」と呼び、ギルドに打ち解けていく。しかし、オーヴァンが行方不明、匂坂はゲームを去り、志乃も未帰還者となってしまったことで大きなショックを受け、『The World』でも目的を見失ってしまう。
【物語後半】 独りになってしまったがやめる決意もできず、あてもなく『The World』を徘徊していたが、様々なPCとの出会いを通じて徐々に自分が望む遊び方を考えるようになる。そんな最中に出会った清作との会話の中で“人を癒す事”こそが自分のやりたい事だと気付き、ギルド「肉球団」を立ち上げたが上手くはいかなかった。しかし、それを通じてリアルでの自分の進むべき道を決め、宝物の護拳をピロキオとイータに預けて『The World』を去ることを決意した。
匂坂
声:置鮎龍太郎
ハセヲやタビー以前にオーヴァンからスカウトを受けて「黄昏の旅団」に所属している男性PC。職業は銃戦士。「○○が××なのに呆れ、□□な自分にびっくり」といった独特の言い回しを多用しており、志乃やタビーからは「匂坂節」と呼ばれている。
【リアル】 本名は坂巻信之介、19歳のフリーター。楽しいことを優先する主義で努力を嫌い、人生の目標が見つからないままネットゲームに逃避している。パチンコ屋でバイトしており、それなりの稼ぎはあるらしい。
【物語前半】 「黄昏の旅団」に所属することとなったタビーの教育係を任され、愚痴をこぼしながらも良いコンビとなっていく。しかし、オーヴァンが行方不明となり、“キー・オブ・ザ・トワイライト”の存在にすら懐疑的となったことで『The World』の楽しみ方を見失い、『The World』自体を去ってしまった。
ゴード
声:家中宏
かつて「黄昏の旅団」に所属していた男性PC。職業は拳術士。PK行為を行っているが自分より弱い相手は決して襲わず、「弱きを助け強きを挫く正義のPK」を自称している。「黄昏の旅団」の行動思想についていけずに脱退し、それ以降は「打倒オーヴァン」を公言してフィールドを駆け巡っている。また、『The World』のバイクレースランキングトップを独占していた時期があり、「正義のライダー」の通り名が与えられていた。
【リアル】 本名は堀真由美、15歳の中学生。ネット詐欺を行っていたところ詐欺グループに目をつけられて脅迫を受けるようになってしまい、その状況から脱する勇気もなく『The World』に逃避する日々を送っている。
【物語前半】 「黄昏の旅団」へ所属するかどうかを悩んでいたハセヲに、フィロが引き合わせた元メンバーの1人。オーヴァンに対するライバル心が強く、偶然入手した“キー・オブ・ザ・トワイライト”の鍵であるウィルスコアの1つを隠し持っていた。コシュタ・バウア戦場跡に駆けつけるが、当初は協力する姿勢を見せることはなかった。しかし、ハセヲと戦い姿勢を一転させ、オーヴァンを守るべく「黄昏の旅団」メンバーとともに戦った。オーヴァンが行方不明になって以降は続ける目的を失い、『The World』を去っている。
Bセット
声:榎本温子
かつて「黄昏の旅団」に所属していた和装の女性PC。職業は銃戦士。オーヴァンに惹かれて「黄昏の旅団」に所属したが、行動思想についていけずに脱退。しかし、「黄昏の旅団」やオーヴァンに対しては未練が残っている模様。
【リアル】 本名は三浦静香、24歳のOL。1人暮らしをしており、その寂しさを紛らわすために『The World』を続けている。優柔不断な性格で、些細なことで悩みこんでしまう傾向がある。美人らしく、勤務先には隠れファンもいるらしい。
【物語前半】 「黄昏の旅団」へ所属するかどうかを悩んでいたハセヲに、フィロが引き合わせた元メンバーの1人。その後も度々ハセヲに接触し、コシュタ・バウア戦場跡で窮地に陥ったメンバーを救うために駆けつけた。オーヴァンが行方不明になって以降は『The World』を去る決意を固めている。
TaN
直毘/八咫
声:山崎たくみ
静岡県熱海市出身の火野拓海、2000年生まれの男性。小学生当時の『The World R:1』からの古株プレイヤーで、非常に切れ者として知られている。しかし、その当時の私的なメールは、知的な言動と年齢相応の言葉や話題が混ざった妙なギャップのある文面で綴られている
小学生当時の趣味はトレーディングカードゲームで、ワイズマンの印象もあってインドア派だと思われがちであったが、運動も得意であり小学校対抗サッカー大会の代表選手にも選ばれている。プロのサッカー選手になるのが夢であったが、中学生のころに膝に怪我を負い、夢をあきらめている。その後は学業に専念し、飛び級で17歳で大学に進学している。株式取引にも精通しており、CC社の筆頭株主でもある。
『The World R:2』に移行しかつての仲間たちが次々と引退していく中、「『The World』は命を懸けてまで守る価値があったのか」との疑問を持ち、管理者視点でのプレイを続けるに至っている。
エンダー/パイ
声:小林沙苗
東京都在住の佐伯令子、1993年生まれの女性。2017年時点ではCC社に勤務するシステムエンジニアで、AIDAや未帰還者の調査を行う火野拓海(八咫)を補助するために『The World』をプレイしている。趣味はドライブだが、先日駐車違反で駐禁を切られたようである。三崎亮の情報は住所や携帯電話の番号、プライベートな事まで全て調べているようだが、自分についてはあまり語ろうとはしない。番匠屋淳の腹違いの妹であり、PC「パイ」は彼が遺した物である。小説版『G.U.』では、ゲーム版では登場すらしない渡会一詩や水原遥とも面識がある。
俵屋/藤太
声:三宅健太
商業ギルド「TaN」の表向きのギルドマスター。ギルドマスターとして活動した大らかな商人風の巨漢が俵屋(たわらや)、アカウント停止後に新規登録した褐色肌のたくましい青年が藤太(とうた)である。職業は俵屋が魔導士、藤太は明言されていない。
【リアル】 本名は村上純也、22歳の大学生。経済学を学んでおり、『The World』での商売はその練習としてである。オーストラリアへの留学が決定しており、出発までの間に「藤太」として一時的に復帰している。
【物語前半】 直毘やエンダーの真意は知らないまま、「TaN」のギルドマスター俵屋として活動。「アキンド(商人)」を自称し、ギルドの表の顔であるトレーダー行為を取り仕切っている。ギルドメンバーの勧誘など、表立ったギルド活動を行うのも俵屋で、ハセヲの勧誘にあたったのも俵屋である。前述の通り直毘やエンダー真意は知らなかったものの、巻き込まれる形となってアカウントが停止された。
【物語後半】 アカウント停止後はリアルに専念していたが、『The World』での「TaN」消滅による後始末をすべきという義務感から、新規PCである藤太を作成して再びログインした。元TaNのメンバーのサポート、タビーへの助言を行うかたわら、ハセヲのためにトライエッジの情報収集などを行った。また、死期を悟ったフィロからハセヲのことを託され、ハセヲにフィロの遺言を伝えて『The World』を去った。
三郎
声:伊藤静
「TaN」の暗部として活動していたメンバーの1人。女性PC「三郎」は、ギルド解体後に指示に従う代わりにパイから与えられた新規PCである。職業は撃剣士。わかりづらい独特な例え方が特徴的。
【リアル】 本名は永井康夫、24歳のトレーダー。株の売買のみが収入源で、生活は常にぎりぎりであるという。しかし、気ままに生きることを信条としているために、生活には苦労していないようである。
【物語後半】 パイの指示に従ってハセヲに接近、「痛みの森」のイベントに参加している。その後もパイの指示でハセヲを監視していたが、後に自分の置かれる立場に疑問を覚えてパイと決別している。それでもハセヲには強い興味を寄せており、最終回では藤太にハセヲたちのことをすべてを任される。
ピロキオ
声:松田佑貴
「TaN」で商売していたメンバー。ギルド解体時にアカウント停止を免れた末端メンバーと思われる。ギルドマスターの俵屋に強い憧れを抱いており、藤太が俵屋であることをすばやく察知して以後協力している。最初から商人をロールしているためレベルは低く、戦闘にはまったく向いていない。
【物語後半】 イータとともに新たに商売をはじめるが、元「TaN」のメンバーということで客が寄り付かなかった。しかし、藤太と出会って商売方針を改め、徐々に軌道に乗っていく。
イータ
声:陶山章央
「TaN」で商売していたメンバー。ギルド解体時にアカウント停止を免れた末端メンバーと思われる。
【物語後半】 ピロキオとともに新たに商売をはじめる。
オチ
声:金丸淳一
「TaN」で商売していたメンバー。ギルド解体時にアカウント停止を免れた末端メンバーと思われる。
【物語後半】 ギルドを立ち上げてリアルマネートレーディング行為を行っていたが、藤太(正確にはそのことを事前に察知していた八咫)によって呼び出されたシステム管理マシンにギルドのメンバーごとアカウントを停止された。
カナード
クーン
声:三木眞一郎
香住智成。石川県金沢市在住、1993年生まれの男性。ノリは軽いが責任感は非常に強く、プレイヤーの相談相手になることも多い。その際、解決するために水無瀬舞に相談しており、これがきっかけとなって恋仲に発展している(が、後に破局)。女性プレイヤーに頼られることが多く修羅場にハマり込んだことも何度かあるのだが、自分の手に余るようなことはせず、女誑しというわけではない。その病気は2017年時点でも未だ変わっておらず、その時点で女性のメールアドレス登録件数は972件、1000件目に佐伯令子(パイ)のプライベートアドレスを登録する事を目標にしている。。
舞とともに『The Wolrd』プレイしていたとき、スケィスのデータドレインを受けて未帰還者となった。意識を取り戻した後も『The World』を続けた。『R:2』に移行後は碑文使いとして選定されたことでCC社に見出されることとなる。
シラバス
声:阪口大助
宮城県在住の森野優一、1998年生まれの男性。小学校の頃からネットを始めていたが、ネットゲームは親から禁止されていた。友達から『The World』の話を聞いて興味を持っており、大学合格を機に独り暮らしと『The World』を始めている。健康を考えてランニングを習慣付けているが、その最中でも『The World』をプレイするほどの熱中ぶりである。最近は「カナード」の影響もあり、ボランティア活動も行っている様子である。作中では触れられないが珍獣マニアであり、大学では「UMA研究会」に所属している。
ガスパー
声:矢島晶子
北海道在住の牧考太、2006年生まれの男性。2017年時点では中学生で、趣味のカードゲームとネットゲームを親にそれを許してもらうために、塾に通って成績上位を保ち続けている努力家である。恰幅の良い体格であるため無理やり子供相撲大会に出場させられたことがあり、その際に相撲部屋の親方からスカウトされたらしい。また、地元のサッカーチーム「ドサンコデ札幌」のファン。
その他
フィロ
声:滝口順平
マク・アヌの運河の橋の上に腰を下ろしているネコ系獣人PC。ログインしている時間が長く、そのほとんどを橋の上で過ごしているため、「マク・アヌの置物」という通り名が付けられている。職業は呪療士。戦闘的な職業ではないうえエリアに出ることもまれであるが、『R:2』初期からのプレイヤーであるためレベルは高く、戦闘能力も高い。友好は極めて幅広く、ハセヲや志乃をはじめとして登場人物のほとんどと繋がりがある。
【リアル】 本名は中村小次郎、62歳の男性。妻を亡くしており、自らの意思で老人ホームに入居している。『The World』で多様な人々と話すことを楽しんでいる。
【物語前半】 橋の上を通りかかったハセヲに声をかけ、以降は様々な助言を行っている。中でも「黄昏の旅団」メンバー(ゴードやBセットも含めて)と接する機会は多く、相談役となることも多い。
【物語後半】 トライエッジ探しに躍起になるハセヲを諌めるも聞き入れられず、それ以降亡くなるまでに会うことはなかった。死期を悟ったフィロは藤太に余命を語り、ハセヲへの伝言を託した。
謎の少女(アイナ)
声:榎本温子
八咫の語るフィロの過去の中で登場。誰かを待っている間フィロと話すことで『The World』を楽しんでいたらしい。フィロは彼女を通じてオーヴァンと知り合ったらしい。
本編中では語られていないが、ゲーム『.hack//G.U vol.3 歩くような速さで』でオーヴァンの妹のアイナであることが判明している。
青く長い髪をした謎の少女。白いロリータ・ファッション系の服(ゲーム内ではゴスロリと表記)を着ている。オーヴァンがAIDA「Triedge<トライエッジ>」に感染した際に一緒にいたためにPKされており、『The World R:2』における最初の未帰還者となっている。
本名は犬童愛奈、ドイツの病院に入院している12歳の少女。犬童雅人(オーヴァン)の妹で、治療困難な持病を抱えているために雅人と離れて暮らしており、『The World』で会うことを楽しみにしていた。未帰還者となってしまったために予定されていた手術を受けることができず、雅人は意識を取り戻させて手術を受けさせるために独自に方法を探っていた。「再誕」によって意識を回復したが、当初は雅人を昏睡状態にしたハセヲを憎んでいたが、『The World』での望の叱責や励ましで立ち直った。
漫画版『.hack//G.U.+』では、「黄昏の碑文」によってその身にAuraを宿すことになった。
清作
声:置鮎龍太郎
和装の男性PC。物腰柔らかく、基本的に敬語を使って話す。ゲーム『.hack//G.U.』では、ギルド「医療連盟癒し隊」として登場している。
【物語後半】 クーンから「カナード」に勧誘されたが、本当に困っているのはゲーム中級者であると考えて断る。その際にタビーと出会い、以後話相手になった事から意気投合。タビーとともに「肉球団」を立ち上げた。しかし、ギルドは解散してしまい、それ以降は英世とともに行動している。
英世
声:菅沼久義
子供の姿のPC。清作とはリアルの友人である。ゲーム『.hack//G.U.』では、ギルド「医療連盟癒し隊」として登場している。
【物語後半】 清作に誘われ、「肉球団」の発足に立ち会った。しかし、ギルドは解散してしまい、それ以降は清作とともに行動している。
ウール
声:川澄綾子
白い服装の初心者PC。カシミアの兄。職業は斬刀士。少し気弱で丁寧な口調の優等生タイプ。マニュアルをちゃんと読んでいたため、最初からタビーより戦い方を知っていた。時々カシミアを本名で呼んでしまい、カシミアから怒られている。カシミアとは異なり好きなときにプレイできる環境にありながら、兄弟でプレイできる時間帯のみログインしている。
【物語後半】 初ログインの時に偶然ダビーと出会い、フィロの仲介でクーンの指導をタビーとともに受ける。その後、たまたま立ち寄った露天で情報屋として活動を始めた籐太に会い、タビーの消息を調査依頼している。
カシミア
声:斎賀みつき
黒い服装の初心者PC。ウールの弟。職業は斬刀士。乱暴な口調で少々反抗的。兄ウールにも時々突っかかっていくが本質的に兄弟仲は良く、口は悪いが性格は素直なタイプ。『The World』をプレイしたがったのはカシミヤで、ウールはそれに付き合って始めた。リアルでは中学受験を控えており、そのため母親からゲームを禁止されているためログイン回数は少ない。
【物語後半】 初ログインの時に偶然ダビーと出会い、フィロの仲介でクーンの指導をタビーとともに受ける。
なすび
声:千葉一伸
ゴードと行動をともにしている、サル型獣人PC。情報屋を営んでいる。
【リアル】 本名は佐藤乙彦、19歳の浪人生。他力本願な性格。勉強嫌いであり、浪人生であることの焦りもない。
太白
声:中多和宏
「イコロ」の現行(2代目)のギルドマスターで、アリーナ竜賢宮の宮皇。理知的で冷たい雰囲気をまとった「イコロ」最強の男だが、現在は「イコロ」の活動に意義を見出せず、完全に熱意を失った状態にある。テレビアニメ「.hack//Roots」ではそんな彼がまだ熱い心を持っていた頃、クエスト「痛みの森」に参加している様子が描かれており、ダンジョン最奥でジョブエクステンドを果たしたハセヲと違い、太白は魔剣マクスウェルを手にしている。また、「痛みの森」に挑んでいたハセヲは、太白と出会い軽く会話を交わしていたため、作中で対面した際に軽い既視感を覚える場面がある。なお、「太白」とは金星の別称である。
何者かに襲われ、魔剣マクスウェルにAIDAが寄生してからは人柄が変わってしまう。榊主催の竜賢宮のタイトルマッチでAIDAに飲み込まれ暴走するが、ハセヲらに鎮圧される。タイトルマッチ終了後、自らを打ち倒したハセヲにマクスウェルの面影を残す大剣「シラード」を託している。
本名は黒貝敬介、愛知県在住で28歳の脳外科医。ネットゲームが人の脳に与える影響を知るために『The World』を始め、人を観察するのに適したアリーナで調査を進めるうちに宮皇になっていた。
また、小説版にはリアルでのみ登場し、勤務先が志乃の入院している病院に変更されリアル側でG.U.メンバーと出会っている。
ボルドー
声:平松晶子
他人をPKする事が好きないわゆる「いじめっ子」の女性剣士キャラ。大勢で少数を襲うという汚い手口を使う。実力はあるのだが、作中ではやられ役キャラが定着している。ハセヲに負けたことで執拗につけ狙うようになり、紅魔宮トーナメント1回戦で憑神に開眼したハセヲに敗れ去り、碧聖宮では体の半分をAIDAに侵食された状態で登場してスケィスのデータドレインを受け未帰還者となっている。「再誕」後には意識を取り戻し、がびとともにハセヲらを手助けしている。
本名はニナ・キルヒアイス、富山県在住で14歳の中学生。ドイツ人と日本人のハーフ、両親は離婚しており日本人の母親と暮らしている。大人しいが気高い性格の持ち主で、ストレスが絶えないためにネットゲームでストレスを発散している。そのはけ口となっているボルドーの性格が自分の本性だと思い、内心恥じている模様。なお、作中のニュース映像でリアルの姿が確認できる。
Iyoten
声:浪川大輔
アスタとコンビを組む、初心者狩りを専門とするPK。アカウント作成直後のハセヲにゲームの基礎を教えているが、エリアをクリアした直後にPKしている(直後にIyotenもオーヴァンにPKされている)。数多くの初心者をPKしているらしく、竜賢宮トーナメントでハセヲと対峙した際にはハセヲを覚えていなかった。
本名は坂井直也、19歳。ゲーム好きが講じて、店頭でHMDの販売するアルバイトをしている。
アスタ
声:本名陽子
Iyotenとコンビを組む、初心者狩りを専門とするPK。語尾に「ござる」をつけるなど、武士のような古風な言い回しが特徴。
本名は堀辰巳、19歳。坂井直也の言葉がきっかけで女性剣士をロールしているが、プレイヤーは男性である。
碧
声:雪野五月
蒼い和服のPCで、職業は撃剣士。パートナーのアダマスと共に殴られ屋をロールしている。ハセヲやボルドーとの闘いで、自分の中に凶暴な感情(内なる獣)の存在に気付く。かつてアダマスをPKしてしまったことがあったのだが、その記憶は失われていた。そして、失われた記憶に触れた時、自分にリアルが存在しないことに気が付いてしまう。その正体は病院のコンピューターにあったみどりに関するデータと彼女の生きたいと強く願う意志から生まれたAI。そのことに気づいて大きなショックを受け、アダマスの前から姿を消してしまう。あてもなくフィールドを彷徨っていたところでボルドーに出会い、PKされそうになるが、そこへ駆けつけて懸命に戦うアダマスの姿を見て、本当のことを話そうと決心する。そのあとは情報機器を介してみどりと接触し、生きたいと願う意志である自分が彼女の元へ還ればみどりは助かると気づき、なんとかして彼女の中に還ろうと試みる。しかし、そんな中で内なる獣(おそらくAIDAと思われる)が暴走を始めてしまい、それを排除しに来た三爪痕と刃を交える。戦っているうちに、自分がみどりの元へ還るには肥大化したデータを一つの「細胞」に戻すこと、つまり三爪痕に敗北することであると悟り、自らを彼の手にゆだねた。大剣・竜華樹に己の記憶を残し、いつかみどりの手に渡ると信じて。
アニメ『.hack//Roots』にも登場。トライエッジとオーヴァンの戦いの目撃者で、ハセヲと対峙するが、返り討ちにした。
トライエッジ (カイト)
声:相田さやか
プレイヤーの分身として、本名は設定されていない。2010年時点で中学2年生の少年。リアルの友人であるオルカのプレイヤーに誘われて、初めてのネットゲーム『The World』にログインする。誠実で真っ直ぐな性格。黄昏事件以後は目立った活動をしておらず、一般ユーザーからは事件後に引退したと思われている。
AIDAに対抗するため、『R:1』時代のカイトを模した自律AIプログラム「蒼炎のカイト」としてAuraに創造された。ツギハギのゾンビのような姿で、禍々しい双剣・虚空ノ双牙を持つ。腕輪は持っていないが、データドレインを搭載している。
一般PCでは絶対に敵うことのない無敵の存在。襲いかかってきたレベル133のハセヲを赤子の手を捻る如く退けた。オーヴァンの情報操作によって「蒼炎を纏った謎のPK・三爪痕(トライエッジ)」と噂されるようになる。だが語る言葉を持たないカイトは誤解を解くこともないまま淡々と自分の任務を遂行し続けた。
碑文使いとして覚醒したハセヲたち、そしてオーヴァンと幾度となく激戦を繰り広げ、敗北しても元の姿に修復されて襲撃を繰り返す。しかしAIDA、そして反存在クビア駆除と目的を同じくした同志としてハセヲら碑文使いと最終的に和解、ハセヲに愛剣を託すとともにAuraの元へ返っていった。
オルカ同様、プレイヤーがログインし続けているかどうかは不明。
銀漢
声:千葉一伸
『SIGN』の時点で23歳の男性。『SIGN』当時はレンタルビデオ店に勤務するフリーター。その後の『ZERO』時点では居酒屋でアルバイトながら店長代理を務めており、正社員への道を模索しているが、しかし他のアルバイト社員から総スカンを食らうなど、苦難多き道のりを歩んでいる。『Roots』最終話において、「銀漢」の姿そのままでハセヲと遭遇。テレビアニメではシリーズ唯一の皆勤キャラとなっている。
ハロルド=ヒューイック
声:山崎たくみ
天才と謳われるコンピュータ研究者で、『fragment』の開発者。ドイツ人。
人間とコンピュータの未来の姿を提示した論文を発表して一躍脚光を浴び、以降は自分の仮説を実証すべく究極のAIの開発に取り組むこととなる。その過程で“知性”の根幹を成すものを求めて神智学・人智学の分野に興味の領域を広げていき、参加したあるセミナーでエマと出会い、その美貌と洗練された感性に強く惹かれていくことになる。
エマのネット叙事詩『黄昏の碑文』をベースに『fragment』を開発し、2006年の夏に設立されたばかりのCC社にそれを売り込む。2007年5月に『fragment』のテストプレイが開始されるが、ハロルドは突如として失踪してしまう。結果、『fragment』は開くことの出来ずにブラックボックス化した謎のフォルダやファイルを残したまま製作が進められ、完成後は『The World』として販売されることになった。
ハロルドは『fragment』で究極AI“アウラ”を育て上げようとしていた。それまでに幾度となく独力だけの研究で失敗を重ねており、人間の持つ思考や行動に関するデータを『fragment』で収集することでアウラの成長に役立てようとしていた。CC社に売り込む前、テストタイプの『fragment』を姪のララ・ヒューイックにプレイさせ、『fragment』が「再誕」のプログラムによってループ状態に陥っていたシステムを、「個の変化」として新生する「成長」を促すために子供であるララを利用したとされている。これにより制御システムの正常な稼動に成功し、ハロルドは完成した『fragment』をCC社に持ち込んだ。しかし、『fragment』のテストプレイにおいて管理プログラムの暴走という予期せぬ事態が起こった。ハロルドは管理プログラムである人工知能モルガナとの対話の必要性を感じていたものの、一度プログラム内に入ると外部からのアクションがなければ出ることができなかったために躊躇していた。しかし最終的に、「危険だがもうこれしかない。どこで間違ったのかわからない。なぜ」との言葉を遺して自ら『fragment』に取り込まれている。そのまま帰還することなく現実世界では失踪として扱われたが、ハロルドの意識はその後も『The World』内に思念体として存在しており、徐々にデータは壊れていくようだが、その残留思念が語る言葉は司やカイトやハセヲの行動の道標となっていた。
第1期ゲーム『.hack』のパロディモードでは、カマっぽい京都弁の恨み節。実はブラックローズのアニムス(女性の中の男性的傾向)。
スタッフ
原作:.hack Conglomerate
掲載:.hack//G.U. The World(角川書店)
監督:真下耕一
シリーズ構成:川崎美羽
キャラクター監修:貞本義行
キャラクター原案:細川誠一郎
キャラクターデザイン:大澤聡
コンセプトデザイン:北原サトシ
美術監督:海野よしみ
色彩設計:吉田小百合
撮影監督:鎌田克明、青木孝司
音響監督:なかのとおる
音楽:ALI PROJECT
プロデューサー:森本浩二、東不可止、清水孝泰
制作協力:サイバーコネクトツー
制作:BEE TRAIN
製作:バンダイビジュアル、テレビ東京
主題歌
オープニングテーマ
「Silly-Go-Round」
作詞:梶浦由記/作曲:梶浦由記/歌:FictionJunction YUUKA
エンディングテーマ
「亡國覚醒カタルシス」
作詞:宝野アリカ/作曲:片倉三起也/歌:ALI PROJECT
「KING KNIGHT」(最終回)
作詞:宝野アリカ/作曲:片倉三起也/歌:ALI PROJECT
*この動画はプレイヤーの貼り付けが出来ない為、URLリンクによる紹介となります。下記のURLリンクより動画の視聴が出来ますのでご利用下さい*
動画はココから♪
↓
http://stagevu.com/video/ozmgkswbvjny
(第1話 Welcome to “The World”)
http://stagevu.com/video/dgtskifpbbpk
(第2話 Twilight Brigade)
http://stagevu.com/video/bapgvhkmyges
(第3話 Join)
http://stagevu.com/video/xwrqevqfvgmj
(第4話 Forefeel)
http://stagevu.com/video/vzfeffpdqtzn
(第5話 Distrust)
http://stagevu.com/video/qroepepzrika
(第6話 Conflict)
http://stagevu.com/video/fahzegovjvmc
(第7話 Intrigue)
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(第8話 Starting)
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(第9話 Melle)
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(第10話 Missing)
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(第11話 Discord)
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(第12話 Breakup)
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(第13話 Tragedy)
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(第14話 Unreturner)
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(第15話 Pad)
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(第16話 Resolution)
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(第17話 Painful Forest)
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(第18話 Limit)
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(第19話 Violation)
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(第20話 Pursuit)
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(第21話 Defeat)
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(第22話 Bonds)
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(第23話 Trial)
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(第24話 Confront)
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(第25話 Truth)
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(第26話 Determination)




