西鉄8000形 「旅人」仕様車 | 車内観察日記

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鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。


現在西鉄のフラッグシップトレインとして活躍している8000形、その第五編成を改造し、特別塗装の観光列車「旅人」として投入しています。これは沿線の太宰府天満宮への観光活性化として改造されたもので、奈良時代に大宰府で多くの和歌を詠んだとされる「大伴旅人」にちなんでいます。万葉集の歌人として日本史の教科書にも載っていましたね。改造後は特急運用を離れており、9時台始発の急行大宰府行きとして運転された後、16時台まで大宰府線の普通として折り返し運用に就き、二日市で入庫するという運用になっています。大宰府線は2本での運行なので、データイムはロングシート車の後1本待てば、検査時以外はこの旅人に乗車できます。


車内です。2ドアクロスシート(車端部はロングシート)の構成は大きく変えていませんが、至る所にイラストを散りばめています。


ドアです。戸袋の化粧板も含めて、下部へとグラデーションを描くデザインとなっています。


戸袋部分には、この旅人のパンフレットが入っています。


そして、旅人の開運カードです。各車両に1箇所設置されており、それぞれ家内安全、学業成就、縁結び、健康長寿、安産、厄除けのカードとなっています。裏面は開運の項目に関した模様となっています。


車端部です。仕切り扉の無い大型の貫通路です。特急専用車として登場した車両としては珍しいですね。通り抜けに支障が無い反面、特急車としてはどうかとも思えます。貫通路上にはLED表示機が設置されています。


編成中央の車端部です。こちらには仕切り扉が設置されています。また旅人への改造に合わせて、特別スペースとなっています。


右側は地酒などの特産品が展示されています。その下にはパンフレットもありますね。


左側にはスタンプ台などがあります。


天井です。太宰府天満宮といえば梅の花がシンボルですが、その梅を蛍光灯カバーにも配置しています。また肩部の広告枠にも大宰府天満宮のポスターを入れています。


窓です。2席に1枚が割り当てられています。日除けは横引き式のカーテンです。


座席です。転換クロスシートとなっています。この座席は改造前の赤いチェックのモケットとなっています。座り心地は柔らかめで、旅人運用では十分といえます。ただ背ズリが見ての通りかなり分厚い上に重く、転換には力がいります。


ドア横は固定クロスシートです。座り心地は変わりません。


その固定クロスシートの背面と戸袋部。背面には大宰府市の看板娘、「千梅ちゃん」がいます。ちなみにこの模様、開運カードの裏面と同じ柄となっています。


こちらは貝合わせ(縁結び)の車両。千梅ちゃんの一言も入っています。


車端部のロングシート、優先座席で3人掛けとなっています。袖仕切りは肘掛を兼ねた板状のもので、両面にモケットを貼った気合の入ったものです。座り心地はこちらも柔らかめです。


西鉄8000形の目玉といえば、この最前面の展望席。今でもこの最前列を目指して家族連れや鉄道ファンが並んでいることも多いです。


その最前面です。大型曲面窓を利用したダイナミックな前面展望を楽しむことができます。


側窓です。こちらも他の窓とは違い1枚モノの超大型窓となっています。


展望席の座席です。こちらはモケットが茶色系のものに張り替えられています。これだけで雰囲気がガラッと変わりますね。

~おまけ~


車内にある開運カードです。それぞれ絵柄が異なっているのは前述の通りです。願い事を書いて持っていると願いが叶う・・かも?

 

 

 

 

 
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