無題。 | セブンスターな日々。

無題。

今日は、一日中雨が降っていました。

居酒屋のお客さんに長崎出身であることを告げると、
「あぁ~長崎は~今日も~雨だった~♪」と歌われることがよくある。
そんなに雨の日が多いというわけではないと思うけどね。

昔は、いまより雨が好きだった。

中学1年のとき、朝の登校中に見た、透き通るような青い空。
なんでか今でも忘れられない。
イメージが鮮明に、頭に浮かぶ。
その時から、私は空の虜となったのでした。

部屋のベッドに寝転がると、ちょうど窓から空が見えてた。
だから私は、よく空を眺めてた。
夏になると、空がピンク色になる時間があって、
急いで階段をかけあがって、部屋の窓を全開にするの。
そんで写真とったりもしてた。

冬はね、月がきれいなの。
夜中に、窓に月明かりがさしているのに気付くと、
電気を消して、寒いのを我慢して窓を開けてた。
いい時間だったな。
私が泣いているときに、お母さんと眺めたこともあったっけ。

空の色によって、コロコロ色が変わる窓を、
私は「カメレオン窓」と呼んでいた。

青空が一番好きだったけど、
雨を降らせているのも空だからって、
雨の日を嫌わないようにしてた。




でも、そんな気持ちはどこに行ったのだろう。
ふとそれに気付いた今、
なんだか寂しさと恥ずかしさでいっぱいです。