初・白馬

テーマ:
養生整体師&スポーツトレーナー・最上晴朗-20090627100331.jpg
昨日でアインズスキーチームのミニキャンプが一段落し、
その夜に白馬に移動~


チーム雪印の合宿に合流~




こっちもアチいぜ~








写真は細山周作選手のテイクオフ!!
の瞬間。




本日のベストショット。
AD
今週はスキージャンプ選手のミニキャンプでのトレーニング指導~






そんな中での1コマ。








「要はパフォーマンスを発揮するには、、
必要の無い筋肉は必要なタイミングで力を抜き、
必要がある筋肉は必要なタイミングで力を入れるようにし、
それらが有効に働くように、適切なタイミングで固定すべき箇所は固定し、
力を入れる必要がある箇所は直前まで力を抜ける状態にあること。」






続いて、






「君は、全てが逆になっているだけのこと。
課題は明らかだから、そういう意味ではやるべき事柄は明白。
ま、地道に頑張りましょーや。」















これで選手のモチベーションが上がったかどうかは、不明…








でも、課題が不明確であることほど、
選手にとってフラストレーションが溜まることは無い。






課題を明らかにし、
後はそれを克服する為に、何をチョイスし取り組むか。




あるいは誰の指導に委ねるか。







課題が明らかなら、
あとは方法論だけ。





簡単な理屈なのだが、
実はこの「課題」で迷っ。





課題で迷わぬよう、
道筋を明らかにするのが、
指導者の務め~
AD
先のゴルフ全米オープン。



懐かしい名前が上位にいた。




かつて世界ランキング一位。

タイガーやアーニーエルスと凌ぎを削っていた選手である。



1998年、米ツアー賞金王。


1999年には5勝し、大活躍。




ゴルフファンとしては、デュバル時代到来と期待したものだ。



一時期は、ストイックまでのトレーニングで、
体脂肪5‰とも云われるまで身体を追い込み…



2001年の全英オープンで優勝を境に背中を痛め、
完全なスランプに陥ってしまった…




ストイック過ぎた身体への管理が、
逆に身体を痛めてしまったのでは…?



と憶測を呼び、
「デュバルはもう終わり…」

ともささやかれた。






それが、全米オープンでの復活。







デュバルは語る。






「僕はプロゴルファーを放棄したわけではない。
ただ、間違った方向に行っていただけだ。」




と。





全米オープンでの姿は、
一時期のストイックな姿からは想像出来ない、
ふっくらとした姿。







ゴルフとは、
限りなくメンタルのスポーツ、と云われる。






身体の状態(痩せている・太っている)は、
実は精神状態や、物事の「考え方」を表している。





苦難の末に、


「あるがまま、なすがまま」






と云う精神状態に達した時に、
今の心境になり、
結果的に今の外見になったのだろう。






彼が陸上選手や、
トライアスリートならば、
「ふざけんな」と云う体型だろうが、
ゴルフは何と云っても「心の在り方」か全て表れる スポーツ。







恐らくデュバル選手は、
幾多の苦難や経験で、
「自分の場合は、身体をストイックに絞り上げることが、
決してプラスにならない」



と、悟ったのかも知れない。





絶対的に体型や、重さが反映される競技は別だが、
技術重視、思考持久力重視の競技は、




「どのように物事を考えられるか、捉えるか」



が重要、優先順位の上位に来る場合が多い。






時として、
競技によっては、外見的要因を上回る場合もある。








どこまでをスポーツとするか、
微妙な問題はあるが、



将棋、チェス、アーチェリー、ダーツ、ビリヤード、カーリング、…







「心の在り方」



が重視されるものは、
フィジカル的要素を上回るものはあるであろう。








今回のデュバル選手の復活は、
トレーナーとしても、改めて考えさせられる事は多い。






頑張れ!!デュバル!!




タイガーを撃破せよ!!

(笑)
先のエントリーの通り、
今日はJATIの研修会に参加。



この歳になると、どうしてもアウトプットばかりになり、
意識していてはいても、気付くとインプットが怠りがちになる。




なので、こういう機会は極めて重要。





このような会に参加していつも感じる事は、
私のようなオッサン世代は意外に少ない事である。





ま、年代的に忙しい、
って事もあるでしょーが。





個人的には、
結構、歳喰うと、
あまり人の意見を聞かなくなる、
…ってのも理由としてはあるように思う。






長くやってると、
それだけで妙な自信、持っちゃうんすよ。




歳をとるほど、気ぃつけんと、ね…







んで、様々な識者の方々の話を聴けたのであるが、
中でも特に印象に残ったのは、
国立健康・栄養研究所の宮地元彦先生の講話。






基本的には様々な最新の研究成果から、
トレーニングが人体に与える影響を解説して下さる内容だったのだが、
後半は、遠回しにはおっしゃっていたが、
運動指導者への苦言であった。





つまり、
「皆さんの指導者としてのスタンスは、
基本的には運動に拒否感の無い方々をベースにしている」




と云うものであった。






この10年、フィットネスクラブの総会員数が増えていない現状を踏まえると、
むしろ運動が必要な方々を引き寄せているとは言い難い、


それは指導者の皆さんの一言一言が、
ちょっとした配慮が足りないからだ…






と云う内容であった。







これは、実は大変重要な事を示唆している。







大抵の場合、運動指導者になる人は、
スポーツをやっていたり、基本的には運動が嫌いでない方々。





その一方、運動が必要な人達は、
どちらかと言えば、運動に「モチベーションが無い方」。





そういう人達に、
「頑張れ」は通用しないし、
大事な事はそういう人達と「共感」「共鳴」「受容」する事だ、



と…






学者の先生としては(失礼)、
大変意義深いお話であった。







確かに、多くの指導者は運動嫌いではなく、
また、中高年にはなった「経験が無い」。





運動はやった方が良いことは分かっているが、
なかなかそういう気持ちになれない。




それは、「中高年の身体」になってみないと、
分からないことはあるのである。








だが…





周りの若い指導者の皆さんの表情を見渡すと、
明らかにピンと来てない様子がアリアリ。






私もパーソナルトレーナーの養成で、
「頑張らない、ことを伝えることが大事」とは訴えているが、
ホントのところで分かっていないな~
と感じている。








仕方ないのも分かるが、
トレーナーとしての能力で大切なものの一つは、



「想像力」



「推察力」




そして、「共感力」である。







ま、かなり高度なんですが。







じゃ、中高年の指導者だから良いかと云うと、
そうとも云えない。






フィジカルエリート街道を歩んで来た人には、なかなか分かりづらい。







そういう意味では、


「運動、大っキライ!」


「超メタボリック」




な人(あるいは、元)



が指導者になるのが、結構良いかも…
イエね、あたしだって決して偉そうな事は云えないんですが…






昨今は、昔と比較して、様々な新しいトレーニング理論やメソッド、
エクササイズプログラムが作られ、発表されている。




指導者たちは、金銭さえ払えば、
そういったものをセミナーやワークショップ形式で習得する事が出来る。


場合によってはビデオや書籍などによっても。







そういう意味では、
今の若い指導者の皆さんは、
かなり知識レベルは高い。


私の同年代の時代と比べても、
話にならないぐらい
の力を持っている。








ただ…







これは個人的にドーカと思っているのだが…








簡単に人に「教えて」しまう、



…という点がどーにも気になる。









例えば、私があまり経験のない「サッカー」を一定期間教わったとして、
それをすぐに他人に指導出来るか?…と
言えば…





そりゃ~無理に決まってますわな。







もちろん、スポーツのような技術的な熟練が必要なものと、
エクササイズやトレーニングメソッドを指導するのとでは意味が違うのは理解出来るが…







例えば…





私事にはなるが、







私も色々な、高名な先生方の教えをいただきに出向いて来た。





だが、教えを受けて、
それをすぐに人に指導する、


なんて事はしたことがない。






というより、「出来ない」。





ある期間、自分がそれを実践し、
自分の身体に変化が表れたり、感覚の変化が感じられないと、
基本的に「指導」は有り得ないと考えるからである。








だから、私はそれほど多くのメソッドを習得はしていないし、
出来ない。






だが、人体に何らかの変化や実感を得ていただくのは、
その根本に「共通項」があるはずなので、
それが見いだせれば、あとは枝葉の部分であると考える。





「手段」のみに走らず、「目的」の追求に徹する…








…ただ、私のような立場の人間はそれでも良い。







特に、フリーのパーソナルトレーナーも含め、
フィットネスの現場にいる方々は、
現実問題として、そんな悠長な事は言ってられないのも事実。





一般民衆は、「飽きる」のが早い。






次から次へと新しいもの(新しく見えるもの)を提案して行かなければ飽きられるし、
新しい顧客を獲得出来ない。







それは十分理解出来るが、
新しいものを入れる為に、インスタント的に指導者を生み出し、
本人達も違和感を感じる間も無く習得(したかのように錯覚)し、
また新しいものが出てくれば古いものは忘れ…








まるで、マスコミのようである。






次から次へと新しいニュースが発生する中、
視聴者の餓鬼のような欲望に応えるべく刺激的なニュースを求め、
あれだけ大騒ぎし、重大だったニュースの後追いはほとんどなされず、
正にニュースが「使い捨てられていく」。









それと、全く同じ。








理想論ばかり振りかざすつもりは毛頭無いが、
それで本当に真の指導者が育つのか…?






実は、新しいメソッドを伝えているのは、
ベテランの指導者たちである現実。






これは結局、政治の世界と同じ構図になっている。







「国の仕組みというのは、
結局は頭の良い人が、頭の悪い人に分からないように、
わざと分かりにくくごまかして作るもの。
だから頭が悪いと永遠に騙され続ける。」




と、大ヒットしたマンガ、
「ドラゴン桜」の桜木先生が言っている。






恐らく、きっと本質なのだと思う。








誤解の無いように付け加えておくが、
全てのベテラン指導者が、どういう意図であるかは私には分からない。





また、新しいものを提案し続けて行かなければならないのも、
サービス業としては、これまた真実。








要は、理解した上でそれに乗っかるか、
ハタと気付いて自分の進む道を再度模索するか…







はたまた、私のように(笑)、
双方を理解した上で、風見鶏のように妥協点を見いだすかのようにウロチョロするか(再度笑)…







つまり、無意識はイかん…







と。






チャンチャン♪
京都の龍谷大学のトレーニングセンターに勤務していたトレーナーの職員が、
男子学生に前歯を折るなどして、
懲戒免職になったそうな…







報道によると、
学生を床に倒して前歯を折り、下唇を切るまでの怪我を負わせたそうな。






何でも、
ロッカーの鍵を返却する妻に挨拶が無かった…


という、何ともヤクザチックな世界の話…






あたしも気を付けよう…っと。





でも、あたしは歯を折るなどはなく、…








「心」は折るけど…






ヘッヘッへ…
今日で今月のミニキャンプ、
一人終了~




口を酸っぱく繰り返した事をまとめると…





「安定と不安定の境目、ほんの五ミリに最大のパフォーマンスが隠れている」



「身体は不安定になると、内臓が勝手に動き、自動的にバランスをとるように出来でいる。
要は余計なことをしないこと」


「ウェイトトレーニングにおいても、
それが【出力】を目的としたものか、【入力】を主眼においたものか、
それによって全く結果が変わってくる 」


「筋が力を発揮出来るのは、
いま休んでいるレベルが多い筋ほど高い出力を期待出来る」







ま、これだけ読んで、
分かれば一流。
今日から今月のミニキャンプトレーニングが開始。



JISS(国立スポーツ科学センター)のスタッフの方々との手分け作業なので、
私の方でJISSさんのプログラムを伺いながら、
手の届いていない部分の穴埋めをしながら強化していく。





昨日まで、5日からの3日間で、
バンクーバー五輪候補のウインタースポーツ全競技の選手がNTC(ナショナルトレーニングセンター)に集まり、
集中合宿の二回目が開催。




合宿、とは言っても身体をいじめるのではなく、
チームジャパンとして、一体で頑張ろう!という、
意識の統一、というのが主眼。






将棋の羽生善治さんや陸上の朝原宣治さん、
柔道の塚田真希さんなどが講演を行い、選手はギッチリ缶詰め状態。




聞くと、かなり意識の改革に繋がった話も多かったようだ。






バンクーバーまで既に半年と少し。




チームジャパン、これから正念場の鍛錬に、
それぞれのセクションで入って行く…
養生整体師&スポーツトレーナー・最上晴朗-20090605101837.jpg

今日は講習の二回目。


ご覧のように、芋を洗うようなごった返し状態。




今回はちょっと難易度が高い、
腸腰筋のストレッチなど。




腸腰筋は、ほとんどの皆さんが勘違いをしていて、
股関節の前面と云うか、脚の付け根あたりに伸びを感じている場合が多い。





だが実際は、解剖学の図を見れば分かるように、
身体の前面から考えるとかなり深部にある。



横から見た身体の厚みから云うと、
半分よりも後ろ側。




だから伸びを感じるとすると、
「腰の奥がが引き吊れた」ような感覚に近い。





感覚を共有するのはなかなか困難。




他人の身体を操作するには、
まず自分の感覚に鋭敏になる必要がある。