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世界で継承された日本イズム

テーマ:スポーツ関連
2009-03-31 01:32:02
少し前になるが、新聞に興味深いコラムがあった。













先般の北京五輪の日本体操チームの活躍は記憶に新しい。






前回大会の団体金メダルには及ばなかったが、
美しい体操を追い求め、
落下しても諦めず、上位に食い込んだ冨田洋之選手。


彗星のごとく現れ、次世代の体操ニッポンを担うべき内村航平選手。



などなど。





素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれた事に、拍手を送りたいものだ。








それ以前、日本体操チームは長い低迷期があり、
そのまた以前は、日本の体操は世界最強を誇った時代があったことを知らない世代も多いだろう。









さかのぼって、1972年ミュンヘン五輪。


日本体操チームは圧倒的な強さで団体総合四連覇を果たし、
個人総合と種目別を含め合計16個!!
のメダルを手にした。

(この16個、驚異!単独大会でとは…)






そんな世界最強を誇った日本チームのミュンヘン選手村の部屋に、
19歳のロシア人の若者がウォッカの瓶を携えてやって来た。



彼こそ後に歴史的に名を残す名選手、
ニコライ・アンドリアノフである。





私と同世代ぐらいの人は記憶にあると思うが、
お笑いのビートたけしさんがデビュー当時、

「アンドリアノフ!」

と叫んで妙な格好をした芸を盛んにやっていたが、
あのアンドリアノフである。



ちなみに、
「コマネチ!」

「メリー・キム!」

「ディチャーチン!」

と言うのもあったが、
全て当時のトップ体操選手である。









さて、脱線したが話を戻す。







当時の事を、「月面宙返り(ムーンサルト)」を開発した塚原光男氏は語る。




「アンドリアノフが何人かの旧ソ連の選手を引き連れてね、
『一緒に飲もう』って言うんだ」と。



氏の話は続く。

「彼らは日本から何かを学ぼうとしていた。
で、我々も酔っ払って説教するわけ。『あんなんじゃダメだ』なんて(笑)」



身振り手振りに片言の英単語、
体操の公用語だったドイツ語を挟んで意思疎通。


そこで伝えたのが、

「技術だけでなく、巧くなりたければ器具を大切にしろ」

「日本では練習の前後に頭を下げて挨拶をする。
礼儀であり、他者への感謝を示すためでもある」



世界一奪還に執念を燃やすかつての王国・旧ソ連の選手にとって、
それはたかが酒の席の話ではなく、
日本選手の言葉は正に「金言」であった。






ミュンヘンから二年後の74年世界選手権で、塚原氏たちの目が丸くなる。




以前の彼らはウォーミングアップも何でも、いつもバラバラ。


それが…







お辞儀の習慣が無い国の男たちが整列し、
一斉に礼をして練習を開始したのであった。












実は体操の競技規則には、
「演技前後に主審に礼をしなければならない」
とあり、
「規律のない態度は減点の対象とする」
と定めている。


しかし、国際大会において現実に減点されるケースは、まず無い。


だから、多くの選手が軽く右手を挙げるだけで済ませてしまう。




それでも、現在のロシアやウクライナなどの旧ソ連勢は、
今でも大半の選手が律儀に敬意を表して礼をする。






「うれしいですね、そういうの。」
と、アテネ金メダリストの冨田洋之選手は語る。



頂点を極めた男にとっても、
自国の文化の広がりは、メダルの数よりも誇らしい。









北京五輪での内村選手の立ち振る舞いに気付いた人はいただろうか。





演技に入る前、審判に向かって二度礼をする。



そして開始を促す緑色の旗が上がった時点で頭を下げ、
右手を挙げてまたペコリ。



本人いわく、
「誰かのマネをしたと思うんですが、いつ始めたのかな…」
と言うことらしい。












礼を尽くしたから、
態度を整えたがら、




だから勝てる…とは限らない。





また、礼儀正しくして、
10年で金メダルが穫れるか、20年懸かるかも分からない。





この辺は何とも、科学的にも説明のしようも無いが…








ただ、内村選手のように、いつの間にか当たり前に身に付いていた、
となると、邪心は無く、ただそうしている。






「態度」は「習慣」になって、
初めて「心」の「構え」が出来るようになるのかも知れない。





「構え」とは「備えなり」と、武道の世界では云われる。







先般のWBCでも感じたが、
長きに渡ってメジャーリーグが全て正しい、と云われ、
事実日本はアメリカに歯が立たず、苦杯をなめて来た。






それだけで必ず結果が出るものではないだろうが、
やはり「態度」をつくることは、
時間は懸かろうが、物事を成し遂げようとする「心」に繋がるのではないか。









少なくとも、私にはそう思えるのである。
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伊東と伊藤が雪印入社へ

テーマ:スポーツ関連
2009-03-30 12:35:57
伊東と伊藤が雪印入社へ


ようやく正式発表になりましたな。


よかったヨカッタ…



<ジャンプ>伊東と伊藤が雪印入社へ…北海道支店に配属予定
毎日新聞 - 2009/3/27 17:04

 ノルディックスキー・ジャンプの伊東大貴(23)と伊藤謙司郎(19)=ともにサッポロスキッド=が、4月1日付で雪印に入社することになった。27日に雪印が発表した。両選手は北海道支店に配属される予定で、スキー部員として活動する。

 両選手は昨年12月末まで土屋ホームに所属していたが、同社のスキー部への支援縮小を受け、1月から所属先をスポーツ用品販売のサッポロスキッド(札幌市)に変更していた。伊東は2月にあった世界選手権(チェコ・リベレツ)のジャンプ男子団体ラージヒルで、日本の銅メダル獲得に貢献した。
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NISMO初戦は波乱

テーマ:ブログ
2009-03-27 16:58:56
養生整体師&スポーツトレーナー・最上晴朗-20090327145729.jpg
先週、スーパーGTシリーズが開幕したが、
初戦のチームは残念な結果に。


ま、気を取り直して次から挽回してくれれば。








今季から一台体制になったり、
大会会期が短縮され、土曜日に公式走行と予選が行われる新たなスタイルになったり、
みな手探り状態。







で、今日はチームのコンディショニングの為にオフィス&整備場を訪問。






ドライバーの本山哲選手も来ていて、
去年クラッシュで痛めた肩の状態で相談があるとの事で、
少し診察。






第二戦、頑張ってくらはい~
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WBC優勝、視点を変えて…

テーマ:ブログ
2009-03-26 00:31:01
…って言っても大した話じゃ~ないんですが。







WBC連覇!!



何はなくとも素晴らしい偉業!!




決勝戦の韓国との死闘は、
間違い無く世界の球史の一ページに刻まれる、
ベストバウトの一つである。






それにしても、原監督の采配は見事であった。





…結果的に。






采配なんてのは、結局のところは「結果論」。




正解なんてのは実は無くて、
成功すれば「名采配」。
失敗すれば「バカ監督」。





今回だって、仮にもし負けていたら、


「何で抑えを藤川からダルビッシュにしたんだ!!」


「何で四番に代打出すんだ!!」


「あそこはエンドランじゃなくて、バントだろ!!」


「最後まで安定している杉内に投げさせろ!!」




などなど…





もし負けていたら、
全てが監督の無能で負けた!

なんて言われる材料のオンパレード。





トレーニングと同じで、
究極的には正解なんて無くて、
金メダルを穫った選手のトレーニングが「正解」。


栄養学にしても、
勝った選手に「何を食べたんですか!?」
なんて愚問をして、それが勝利の食事の「正解」。





研究なんてのは、
戦術にしろトレーニングにしろ栄養学にしろ、
結局のところは結果に対する後付け。








とにかく、賛否両論はあろうが、
あの超個性派軍団を一つの方向に向かせた原監督の手腕は文句の付けようがない。








それはそうと、
報道を見ていて、印象に残った点を幾つか。





決勝トーナメントから、
いわゆるクローザーが藤川球児投手からダルビッシュ投手に変わった。




確かに、数試合の藤川投手の投球を見ると、
彼の絶好調時とは程遠い出来であることは、素人目にも明らか。



短期決戦であるから、変えることは理解出来るとしつ、
藤川投手の気持ちは…?







ダルビッシュ投手が、期しくも語っていた。



「球児さんもきっと内心はいい気はしなかったと思いますが、
それでもクローザーの仕事について、こういう場合はこうした方が良いとかアドバイスしてくれました。
ホントに球児さんには感謝してます。」


と。





例え百歩譲って社交辞令だとしても、
そういう気遣いが出来るようになったダルビッシュ投手の精神的成長も素晴らしいし、
そういう関係性だったチーム状況が分かり、
こういう点も勝利を許されたチームであった所以であろう。







また、松坂投手も。





延長10回ウラ、勝利の瞬間。



松坂投手はダッグアウトに居なかった。



私も不思議に思っていたが…






報道で分かったが、彼はブルペンにいたそうだ。





もちろん彼は投げられないのだが、
リリーフ準備をしている仲間の事が気になって、
何か手伝える事があるかも知れないと、
ブルペンにいて、仲間に声を掛けていたそうだ。






もちろん、これも結果論の美談であるが、
少なくとも、侍ジャパンは紛れもない「チーム」であった。







あたし、年のせいか…





こういう話に、涙腺が緩むんっすよね~







仕事に邁進する、男(もちろん女性も)の姿って、
良いっすよね~








日本、バンザイ!!
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シビレる場面での冷めた話

テーマ:ブログ
2009-03-22 20:03:30
今季、トレーニングをサポートし、
世界選手権の複合団体で金メダルを獲得したメンバー、
サッポロノルディックスキークラブの加藤大平選手と、
最終戦の前日に祝勝会をやった。





皆さんが集まるまで二人で呑んでいたのだが、
そこではお互いに讃え合い、労を労った。




その中で、息詰まる団体戦の最中の面白い話を聞いた。






前半のジャンプを終えて五位に着けた。



4人が飛んでる最中は、敢えて意識を互いにさせないよう配慮し、
誰が何メートル飛んだとか、今何番だとか、
一切言わなかったそうだ。




だが、比較的ジャンプが得意でない選手がまずまずの飛距離を出した時、
誰かが弾んだ声で「…メートル行きました!!」と叫んだそうで。




だが、面白いことに、
それを聞いたからと言って、誰も必要以上に意識することも無く、
かと言って敢えて意識しないようにしている訳でも無く、
皆が非常に「淡々と」していたそうだ。




ジャンプが終わり五位に着け、
それほどのタイム差も無かったことから、誰かが「銅、行けますね」と口にしたらしいが、
それで意識するわけでもなく、緊張するわけでもなく、
チーム内が非常に「淡々と」落ち着いているのを感じたそうだ。


つまり、目の前の仕事、
自分に与えられたタスクを完遂することのみに集中する…


かと言って、必要以上に力んでいる訳でもなく。




本当にチーム全体が「淡々と」していたらしい。






いわば全員が「仕事人」状態だったのだ。






私が今季、サポートしていた選手たちに口癖のように言っていた言葉。




「淡々と。粛々と。」


「熱く。ユルく。」


「クリアな頭。燃える闘魂。」







最後は、こんな「感情」が、
物事の正否を分けるのかも知れませんな~
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最終戦も終わり…

テーマ:ブログ
2009-03-22 19:37:43
昨日、最終戦が終わって、
今日帰京。



ホントは昨日書くはずだったが、
とてもそんな余裕は無く…




朝までコースだったんで。




最終戦の写真、まだアップしてないのがあるので、
また後で追加、ということで。






最終戦が終わると、
毎年恒例で、選手会主催での選手だけの打ち上げがある。



試合がナイターだったので、
始まったのは夜11時近く。




ススキノで朝まで盛り上がった(と言っていた)らしい。



翌朝会ったら、皆さん声はガラガラ。
顔は浮腫んでパンパン。






ま、一年頑張って来たんで、この日ぐらいは、ね。


選手にとっては、忘年会みたいなもんで。







で、コーチ含めた我々スタッフは、
スタッフのおじさん軍団のみで打ち上げ。




こちらも朝5時くらいまで痛飲。



途中からベテランの岡部選手、
他チームであるが、やはりベテランの東輝選手、
今季で引退した石澤選手も合流し…




シーズンが終わったばかりだと云うのに、
今後のジャンプ界、チームについて熱く語り合ってましたわ~






こういうのって…






何だか上手く言えないけど、




良いっすよね~





とっても気持ちが良い~






その前の最終戦の最中には、
私がサポートしている何人かの選手と、来季のトレーニング計画の打ち合わせを、試合の合間にしたりして。





世界選手権でメダルを獲得した選手たちも、
一週間ほどの短いオフを取るだけで、
4月早々には動き出す。




メダルを取った、とは言っても、
差は紙一重。


他の国々もレベルアップしてくるわけで、
来年のバンクーバー五輪では雪辱を期して向かって来るはず。




怪我はマズいが、選手にも、

「身体ぶっこわすかどうかの境目でやるから」


と軽く脅したりして。





無論、ぶっこわしたりはしないのだが、
この時の反応で選手の覚悟が分かる。






さ、しっかり覚悟して、
来年に備えますか!






何はともあれ、
スキー界の皆さん、一年大変お疲れさまでした~!!
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2008-2009シーズンファイナル伊藤杯

テーマ:ブログ
2009-03-21 20:30:30
養生整体師&スポーツトレーナー・最上晴朗-20090321185948.jpg
女子は今季で引退する山田いずみ選手が貫禄の優勝。


男子は先日のW杯でも勝った岡部孝信選手が優勝!!


最長不倒のおまけ付き。






これから引退選手たちのセレモニー。
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2009宮ノ森ファイナルナイター

テーマ:ブログ
2009-03-20 21:27:58
養生整体師&スポーツトレーナー・最上晴朗-20090320200152.jpg
風が不安定な状況で、試合開始が一時間以上も遅れ。


試合はやっと始まったものの、
再三の中断。


何とか全員が一本は跳び終え、
その一本のみで試合を成立させた。






優勝・高橋大斗選手(土屋ホーム)

二位・坂野幸夫選手(雪印)

三位・遠藤友晃選手(明治大学)





あーさみぃ~


腹へった~
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2008−2009 シーズンファイナル

テーマ:ブログ
2009-03-19 18:28:44
明日、明後日とナイタージャンプにて、
宮ノ森と大倉山でそれぞれ行われる。



で、今夜は宮ノ森で公式練習の予定だったが、
ジャンプ台のコンディションが悪く、結局中止に。





今日、札幌に降り立ったが、
あったかいもんね~



昼間は10℃あったらしいし。




明日は大丈夫かしらね…
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山岸修選手、優勝!!

テーマ:ブログ
2009-03-13 08:41:41
先日行われた宮様杯国際スキー大会。



ジャンプでなく、クロスカントリーで。



当初でトレーニングをサポートしていたアインズ株式会社スキー部の山岸修選手が優勝!!



国体での優勝に続いて、二冠。





海外組に負けじと、国内組も奮闘中。
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