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⑥「トレーナーに類する仕事」を整理してみる

テーマ:スポーツトレーナーになりたい!
2005-04-29 03:19:02

さて、前回は
「トレーナーと言っても、現状の日本では仕事内容について様々なオーダーのされ方があり、
良くも悪くも、それが日本のトレーナー業界の大きな特色になっている」
といった内容を書いた。


ここで、日本における「トレーナー的」職種を、様々な名称から整理してみたい。
(日本の場合、それぞれの職責が明確でない事が多い)


ざっと私の頭に浮かぶだけでも、以下の通り。


スポーツトレーナー
アスレティックトレーナー
フィットネストレーナー
メンタルトレーナー
メディカルトレーナー
コンディショニングトレーナー
ストレングスコーチ
フィジカルコーチ
トレーニングコーチ


などなど。




<スポーツトレーナー>
いわゆる「トレーナー」と名の付く職業の総称と考えられる。
場合によっては(人によっては)「トレーニング指導」を担当するコーチも含む場合もあり、
必ずしも限定されるものではないようだ。


<アスレティックトレーナー>
本来は「トレーナー」とは、この「アスレティックトレーナー」を指すと考えて良い。
特にアメリカでは「トレーナー」と言えば、ほとんどは「アスレティックトレーナー」のこと。
基本的には資格認定がなされており、アメリカの場合は世間的にも認知され、
確立もしているが、
日本ではまだ始まったばかり。
「自称」も数多く存在し、確かに技術・能力に乏しい者もいるようだが、
中には高い能力を有している人物もおり、
このような事を言うと認定団体からは睨まれるかも知れないが、
アメリカや日本の団体認定を持たなくとも、
必ずしも「怪しい、モグリ」とは限らないのが現状。

詳しくは、このカテゴリーの第1回を参照のこと。


<フィットネストレーナー>
多くの場合、一般人の健康づくりを目的とした運動の指導を担う職業。
フィットネスクラブなどにいるスタッフを指すことが多い。
最近、注目を浴び始めている「パーソナルトレーナー」も、
大多数はこのカテゴリーに入る。


<メンタルトレーナー、メディカルトレーナー>
「メンタル」は心理面の指導を行うスタッフ。
基本的にはカウンセラーの資格や心理学の専門家がこの名称を名乗るが、
他の職種同様、独自のやり方で行っている人もいるようだ。
「メディカル」は、医療施設で「アスレティックトレーナー的」な仕事をする人に
この呼称が付いているらしい。
任意団体で「メディカルトレーナー」という資格認定をしていたりするが、
確立されている訳ではないようだ。
スポーツ系専門学校でも、この呼称でのコースがあるが、
仕事内容が明確にはなっていない。


<コンディショニングトレーナー>
人によって、担当している仕事内容は様々。
明確な基準めいたものは存在しない。
それだけに最も便利な呼称のひとつ。
私もよく利用している。
相手に自分のやっている仕事を、
分かりやすく伝える為に使われるケースが多いようだ。
「コンディション全般を担当しています」で、幅広い分野を網羅している事を伺わせられる。


<ストレングスコーチ、フィジカルコーチ、トレーニングコーチ>
要はトレーニング関連全般を担当する職種。
一般的には「ストレングス」が筋力トレーニング系の専門家。
「フィジカル」が持久系や巧緻性トレーニング系の担当だが、ストレングスを兼ねている場合もあり。
「トレーニング」は、上記のいずれかか、どちらか一方か、団体やチームで異なる。
この辺りは呼称の問題だけで、この仕事を「トレーナー」が兼ねている場合が
日本では多い。
その為に、日本では「トレーナー」が「トレーニングコーチ」と混同される事が多い。
もちろん両方出来れば一番良いのだが、
日本では主に「人件費抑制」の為に両方担当するケースがほとんど。





いかがでしたでしょうか。
例によって、詳しく調べている訳ではないので、
おかしい点は指摘してください。
即刻、訂正&削除致します。






さて、そろそろ次回ぐらいから、いよいよ
「トレーナーになるには、どのような方法があるか?」について、
今までのエントリーを踏まえつつ、私独自の主観を思いっきり混ぜて
書いてみたいと思う。


はっきり言って、一般論ではありません。



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出来れば止めたいと思っている事

テーマ:ブログ
2005-04-27 09:34:07
たまに自分へのご褒美に、仕事の帰りに一人でフラッと飲みに行った時、


グラスをお通しなどの器に「チン」と当てて、
「お疲れさん」と、自分につぶやく事。


また、それをやる時、
従業員の人に見られないように、
一応視線を気にしながら、オドオドしながらやってる事。


はぁ…




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くすぐり療法

テーマ:健康観・身体関連
2005-04-26 02:44:43
子どもの健康状態が最近問題になっている。


以前ならば成人がなるはずの生活習慣病(旧成人病)や、
最近は偏頭痛も多く、昨日の読売新聞でも大きく取り上げられていた。


当施術所にも何人かのお子さんが様々な症状で来院されているが、
症状はどうあれ、要は身体を「どういう状態にしておけば良いのか」が重要である。
以前からこのblogで訴えているように、
肝心なのは、体内の「循環」をいかにして良好に保つか?である。
その為には、「捻れたホース状態」を改善する必要がある。


お母様方に話して、薦めているのが、「くすぐり」。


子どもをくすぐってやると、当然くすぐったがって、「キャッキャッ」言いながら、逃げ回る。
この時、人間と言うのは、無意識のうちに「楽な方へ、動きやすい方へ」動く習性がある。


人の身体は、「楽な方へ、動きやすい方へ、気持ちの良い方へ」動くと、
筋などの緊張バランスが改善され、
歪んだ身体が正体に戻る、という作用があるのだ。
ただ、子どもに「楽な方へ動きなさい」と言っても分からないので、
くすぐってやることで、無意識のうちに楽な方へ動く状況に誘導出来るのである。


ちなみに、寝るときの「寝相」も同様。
寝るときは無意識に「楽な方へ、気持ちの良い方へ」動く。
それによって身体のバランスを夜のうちに修正しているという、
いわば「自動メンテナンス機構」なのだ。


しかし、この「くすぐり」も、
大人にはあまり通用しないようだ。
何故かというと、大人の場合、
頭で色々考えてしまい(カッコ悪い、恥ずかしい、など)
純粋に素直に、自分の感覚のままに動く、という事が出来ないことが多いからである。
そういう意味では、子どもでも、
このくすぐりが有効なのは幼稚園まてだろう。
それ以上だと無意味ではないが、やはり効果は落ちることは否めない。



さあ、お子さんのいる皆さんも、
10秒を2~3セット、我が子を毎日くすぐってやりましょう!


喘息のお子さんは気をつけていただきたい。
あまり笑い過ぎると発作を誘発する恐れあり。


あとは、くすぐる時にあまり押さえ付けずに、
自由に動かしてやる事がポイント。


ダマされたと思って、まずは明日から実行。




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以前に書いた「軸感覚」「中心感覚」についての追記

テーマ:トレーニング関連
2005-04-25 01:17:26

以前に「コンバインド(複合)選手」のトレーニングについて書いた時、
身体の「中心感覚」「軸感覚」について書いた事があった。


それについて、ノルディックスキー複合のコーチからご質問をいただいたので、
お答えしたのだが、
(「軸」「中心」についての解説と、器具を使わないで出来る「軸」感覚の高め方)
せっかくなら、と、多少アレンジ&抜粋してエントリーに載せる事にした。
以下、どうぞ。

 





「体軸」「中心」の感覚というのは、
結局は「感覚」の問題になってしまうので、
「正解」は有って無いようなもんなんですね。
究極は、その選手の「主観」には入っていけないわけで、
「分かった」って言ったって、本当に「分かって」るかは確かめようが無いし。
指導者が客観的に見て「変わった」かどうかを判定するしか無い事になります。
だから、このメールの文面で説明するのは難しいですねぇ。
 
 
それと「道具を使わないトレーニング」というのも、説明が難しい。
方法が無いわけではないのですが、
その方法はあまりにも単純な方法なので、
「身体の中に“ホッピング”をイメージして、身体の中で“弾め”」
という話になってしまいます。
言葉にすると。


ただ、その方法だけを説明しても、誰もやらないと思います。
その前提の話を色々してあげないと。

例えば、ナイフでりんごの皮を剥く、という作業も
「軸」の感覚が身体に備わっていないと、うまく行かないんですね。
あれはりんごの「中心がどこにあるか?」の感覚があるから、
それに対して常に何度程度の角度にナイフを当てて、
その角度を保ちながらナイフを動かすには、どの程度の力を加え続けるか、
という複雑な作業なので、ある意味では一流の料理人は「軸感覚」が優れていることになります。


つまり、アスリートも、
地球の「中心」が分かっているからこそ、
りんご同様、どの方向にどの程度の力を掛けて行くべきで、
その時の自分の「身体の軸」を、ナイフで言うとどの程度の角度で
地球という「りんご」に当て続けるべきか?が無意識に理解されているはずなのです。
練習は「意識的」に。実戦は「無意識的」に。
だから練習では、コーチの「言葉」が重要なのです。

ラーメンの湯切りもそうです。
あれを腕だけでやっている職人は三流。
身体の軸上に沿って、あくまで身体で振らないと、
短時間に完璧な「湯切り」を完成させることは出来ません。
長い時間、空気中に麺を出していては、味が落ちてしまいます。
札幌のラーメン店は詳しくは知りませんが、
色々見てみることをオススメします。


音楽家や画家などの芸術家の動きにも同様の意識が見て取れます。
特に音楽家は分かりやすいですね。
ヴァイオリニストやピアニスト、ヴォーカリスト、
誰を見ても、明らかに「中心軸」で楽器や声を奏でています。
(TVで目にするところでは、森山直太郎さんの“高音”を出す時などは、
 身体の軸ピンとさせて声を通す、というのがとても分かりやすいですね。
 これ以上言うと、「怪しい奴、危ない奴」と思われるので、止めときます。)
 

ただし、普通にこんなことを選手に言ったって、
「何?それ。コーチ、バカじゃないの?」と思われるのがオチで。
一見バカバカしかったり、単純そうな事を、
どのように選手に「理解・納得・感心・関心」させるかが重要なので、
その「説明技術」が大切だと思います。
スポーツに懸け離れたように見える理論や、道具を使わない単純な方法ほど、
指導者の力量が問われるのでしょうね。

 

 

 

 


これだけで分かりますかねぇ。

どうでしょ。


実は最近分かった事なのであるが、
トレーナーがよく行なう「テーピング」も、
実は「身体で行なう方が上手く行く」事が分かった。
文章で詳しく説明するのは難しいのだが、
常に自分の身体の正面にテープ(皮膚に貼る面)を持って来るようにすると、
ズレが少なく、かなり美しく巻ける。
最低でも自分の身体の「幅」の中で行なうようにする意識が肝要であるようだ。
まさしく、一流の料理人や芸術家のように、「身体で」行なう感覚である。


こういう事が分かると、結構、感動ものっすよ。

 

 

 


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全日本スキージャンプチーム・いよいよ始動準備

テーマ:スポーツ関連
2005-04-22 01:35:41

今日、全日本から、
今季のスケジュールの連絡が届いた。
あっという間のオフだが、選手諸君はすでに各自で自主トレに入っている。


来年はトリノオリンピックという事もあり、
早めに始動する。

 

詳細は書けないが、
6月後半には7月からの海外遠征メンバーを決定する予選会を行なうそうだ。
トリノもそうだが、次のバンクーバー五輪も睨んで、
若手も積極的に派遣する意向らしい。


私はあくまで、関東にいるパートタイムトレーナーだが、
お役に立てる部分で粉骨砕身、貢献したい。

 

 

 

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ひとつの部でも4種の部

テーマ:仕事記録・考察
2005-04-22 00:04:34

今日は午前中~午後の施術の後、
明治大スキー部の合宿所に移動して、
合宿中の選手のトレーニング状況の確認と指導に。

 

 

今日いたのは、ジャンプ・コンバインド(複合)・クロスカントリーの選手達。

 


同じ「スキー部」とは言っても、
これにアルペンの選手を加えると、それぞれ全く違う要素の競技の為、
プログラムや指導がなかなか難しい。
現実には、4種目の選手に対して、
合宿中のプログラム&個別トレーニングプログラム、の
それぞれを用意しなければならない。
チーム、と言っても、基本的には個人競技であるので、
最終的には個別指導にならざるを得ない。

 


また、他の仕事の兼ね合いで、
全ての合宿に立ち会うことも難しく、
きめ細かい指導が出来ない面もある。
目が届かない事で、「これは分かってるだろう」という点が、
意外に分かっていなかった、という点も発覚したり、
指導側としてはジレンマも生ずる。

 


新入生などは、高校時代の環境や指導者の考え方にもより、
高校ではほとんどウェイトトレーニングをしていなかった選手もいたりする。
0から教えるのは、結構時間がかかる。

 


また、4年生は最終シーズンという事もあり、
何とか良い結果を出させてやりたい。


キャプテンとも打ち合わせて、
今後は毎月、各種目の選手を週ごとに集めて、
競技ごとのトレーニング指導の日を設けることにした。

 

 

焦っても仕方が無いので、じっくり取り組むしか無いが、
どうしても理想論が先行し、頭をもたげる。

 

 

自分の時間との戦いと併せて、
苦心・試行錯誤の日々が続く。


やはり、企業スポーツは恵まれていると、つくづく感じる。


 

 

ちなみに、明治のOBで、
某種目の全日本ナショナルチームのヘッドコーチが
所属企業の関係で東京に長期滞在しており、
頻繁に合宿所に顔を出している。
もうすぐ海外留学する事が決まっており、現在は語学の猛特訓中。


テキストを覗き込んでみると…


ドイツ語。  見てもチンプンカンプン。

 

辞書を片手に、必死に勉強中。
チャチャを入れても、かなり集中しており、ほとんど無視。


 

ちょっかい出したいけど、邪魔しないでおこうっと。

 

 

 

 

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⑤“トレーナー”に対するオーダー(要望)は千差万別

テーマ:スポーツトレーナーになりたい!
2005-04-19 00:08:59

前回は
「“アスレティックトレーナー”というモノがアメリカからの情報によって認知されるようになり、
日本でも“アメリカのように確立されたトレーナーを目指そう”となっている状況にも関わらず、
尚且つ、“日本独自規格トレーナー”が未だに求められている」
という現状で結んだ。


これについての続きを。

 



いわゆる「スポーツトレーナー(アスレティックトレーナーも含んで)」
を求める団体・個人は様々である。
プロスポーツ(野球、サッカー、テニス、ゴルフ、カーレース、騎手、競輪選手、などなど)、
アマチュア企業スポーツ、大学スポーツ、高校スポーツ、…
昨今は、情報が定着化してきた事もあり、
明確に「アスレティックトレーナーを求む」と提示する場合も多くなって来たが、
現実は、要望は多種多様である。
(「アスレティックトレーナー」の定義については、こちらをどうぞ。)

 



例えば、「鍼灸師のトレーナーを求む」とか。
この場合、「トレーナー」という部分はさほど重要ではなく、
要は「帯同してくれる施術師(治療家)」を望んでいる、という意味だ。
「トレーナー」の部分は、少しスポーツのことを分かっていてくれれば良い、という程度。
そういう人(団体)にとっては、
アメリカのトレーナー資格を持っていようが、日本体育協会のAT(アスレティックトレーナー)
の資格を持っていようが、どうでも良い、という事になる。
(ただし最近は、競技団体によっては、ナショナルチームのトレーナーは
 日本体育協会のATでなければ登録出来ない、となった競技団体も出て来ている。)

 



逆に、人(団体)によっては、「鍼」というものに拒絶反応があり、
鍼以外の施術師(治療家)の“トレーナー”(この場合も“トレーナー”はさして重要ではない)
を求めている場合もある。
または、昔ながらに「マッサージに精通した“トレーナー”」と求めている事も多い。
要は「疲労だけ除去してくれれば良い。その代わり“その道の真のプロ”」というオーダーであったり。

 



欧米の場合は、「医療」(施術行為も含む)と言えば、
そのほとんどは医師などの「メディカルスタッフ」の分野になるが、
日本の場合は「アスレティックトレーナー」と「医師」の間を埋める、
様々な療術師(施術師、治療家)が存在するという現状が、
日本独自の規格における「トレーナー」を存在させているのである。

 



実は、この「施術」という分野のみならず、
他にも様々なオーダーが、実際の現場からは上がってくる。
一つの例が、「身体の効率的な使い方、力の発揮の仕方を指導してくれる“トレーナー”」など。
(実は、私に来る「オーダー」の一つの事例です。)


要するに、フィジカルトレーニング(ウェイトトレーニングなど)によって得た筋力・持久力を、
無駄なく、効率よくパフォーマンスとして発揮させたい、といった要望である。
まあ、この仕事が「トレーナー」なのか?という議論もあるが、
実際には、ボクシングの「トレーナー」と呼ばれる人達は「コーチ」なので、
その概念に近いのかも知れない。
そう考えると、「トレーナー」というものの位置付け自体が非常に曖昧になってくるが…。

 



このような役割を担う人が、欧米ではどのように呼ばれるのかは分からないが、
(恐らく「ストレングスコーチ」という、フィジカルトレーニングの一つにカテゴライズされるのだろう)
ある意味では、日本独特のものなのかも知れない。

 



読売ジャイアンツの桑田投手が、数年前に好成績を挙げ、「復活!」と騒がれた時、
その身体操作法を伝授し、手助けしたのが、武術家の甲野善紀先生であった事は有名な話である。
この場合は、甲野先生が「武術家」であったので「トレーナー」とは呼ばれなかったが、
あれが武術家でなくて、ジャージ姿の体育大卒の人だったら、
全く同じ内容の指導をしても、恐らく「トレーナー」と呼ばれていただろう。

 



私はこの日本を、「宝の山」と評しているほど、
東洋文化に根付いた、様々な概念が存在している素晴らしい文化を持った国だと思う。
それであるが故に、
良いか悪いかは別にして、身体に関しても様々な概念・価値観が存在するため、
「スポーツトレーナー」という分野に於いて、“日本独自規格”が脈々と続いているのであろう。

 




もちろん、まだまだ続きます。


 


 

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④日本独自規格のスポーツトレーナー

テーマ:スポーツトレーナーになりたい!
2005-04-17 23:13:43

前回は日本におけるトレーナー教育の始まりについて書いた。

最後に、「日本は独自規格での勉強が…」と結んだので、今回はその続きを。

 

 

①の「スポーツトレーナーの定義」②の「日本のスポーツトレーナーの成り立ち」でも書いたように、

日本におけるスポーツトレーナー(主にはアスレティックトレーナー)は、

医療類似行為を生業としていた方々が、その任を担ったところからスタートした。

 

 

いわゆる、
マッサージ師
指圧師
鍼灸師
柔道整復師
(その他、整体師、カイロプラクター、などなど…)
(当時は「理学療法士」「作業療法士」でトレーナーの世界に来る人は
 ほとんど皆無。)

 

 

 

また、前にも書いたように、
当時は体育系大学でも、トレーナーになる為のカリキュラムが無かったことや、
当時活躍していた「トレーナー」の方々が、
前述のように「鍼灸師」や「マッサージ師」の方がほとんどだった為、
大学卒業後、そのための学校に行ったり、
または最初から高校卒業と同時に鍼灸学校などに入学したり、が多かった。
(20年以上前は、高校生で「トレーナー」という職を考えていた者は少なかったが)


 

それと共に、実際には、
例えば「鍼灸師」の国家資格を取れば、それで「トレーナー」になれるわけでも無かったので、
卒業後、または資格取得後は、既にトレーナーとして活躍していた先駆者たちの下に、
「弟子入り」のような形で教えを乞う、という事が多かったようだ。


 

医療類似行為で国家資格となっているものは、
「鍼灸師」「あんま・マッサージ師」「指圧師」だけである。

(「柔道整復師」(接骨師)は医療保険が使えるので、「医療者」と言って良いんでしょうね。)
しかし、前述の通り、これ以外にも、
「整体師」「カイロプラクター」の中にも、トレーナーとして活躍していた人がいたので、
これらは国家資格は無いが、鍼灸師と同様に、
学校やスクールなどに通った後、
「師匠」に「弟子入り」して、その技術を習得していった、という経緯があった。

(かく言う私も、“この口”である。)


 

20年以上前の日本では、
まだ「アスレティックトレーナー」という概念は希薄で、
実際には、
「医者に行くほどでも無い症状(状況)を改善させて欲しい」
もしくは
「医師に見せる時間も無いから、その場で何とかしてやって欲しい」
という要望がほとんどであったのだ。
その要望に、世界では類を見ない様々な手技療術や鍼という技術があったため、
うってつけな人材が存在した、
という日本の特殊事情と合致したのである。




アスレティックトレーナーの定義については①に書いたが、

鍼灸師やマッサージ師の方々が、この定義に沿った技術を独自で勉強をして、

日本独自規格の「トレーナー」の基礎を作った、と言える。

もちろん、中には「施術(治療行為)」しか担当しない人もいれば、
「トレーニング」までも担当できる人もいたりして、
その仕事内容は、人やチーム事情などで様々、という状況になったのだ。
(チームや企業、選手個人の要望が千差万別だったので、それによって担う役割が異なった。
“トレーナー側に勉強の意欲が無かった”訳では無い。)

 

 

尚、この傾向は、
今日、アメリカの状況が入って来るようになり、
「アスレティックトレーナー」の内容が認知され、
資格制度が整備され始めた現在でも、根強く残っている。

 

 

これについては、また。

 


まだまだ続きます。

 

 

 

 

 

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明治大体育会スキー部、始動!

テーマ:仕事記録・考察
2005-04-17 22:18:18

昨日は、私がトレーナーを務めている
明治大学体育会スキー部の今期に向けたミーティング。



とは言っても、
皆さんご存じないかも知れないが、
アルペン競技はまだシーズン中なのだ。
4月までは雪があるため、今月も試合がある。

 

 

併せて、昨季のインカレでジャンプ部門が個人、団体で優勝したので、
その慰労会も兼ねて、OBが集まった。
その後、選手も交えて今季の方針や、トレーニング計画を。
月曜日から、最初の合同合宿に入る。


 

今季は、昨季はたいして出来なかった、
セクションごとの指導を行う予定。
セクションとは、
1.ジャンプ
2.アルペン
3.ランナー(クロスカントリー)
4.コンバインド(複合)
の各部門。


同じスキー競技だが、
当然、求められる能力や高めるべきパフォーマンスは異なる。
(選手気質も全く違う)



私もずっと合宿所に張り付くことは出来ないが、
トレーニングプランを提示するだけで無く、
最低でも週に1回は各セクションの何れかの直接指導を行う予定である。
ま、このように書いているのは自分に「プレッシャー」を与えるためでもある。
書いちゃった以上、絶対にやらにゃーあきまへんからな。


とは言っても、これは選手の中で話し合って、
選手から要望が上がって、そのように決まったことだ。
このモチベーションさえ維持できれば、結果は自ずと…出るはず。

 

 

 

 

さて、別件で驚いたのは、
明治では各セクションごとにOBが担当を決めてコーチに付くのだが、
そのコーチの中には、私のこのサイトをご覧になっている方がいて…

 

「いつも勉強させていただいてます。」

 

なんて言われると、
これがまたエラくビビッちゃって。
特に知らせてはいなかったんだけど。

 

 


もっと専門的なことを多く書かなくちゃいかんなぁ。

 

 

 

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サッカー日本代表ジーコ監督の思惑と宮本主将の苦悶

テーマ:スポーツ関連
2005-04-15 02:02:29

先日のエントリーで、サッカー素人の私が、人のblogからサッカーのシステムについて書いてみた。

 

 

そんな中、先日あるTV番組(名前忘れちゃいました。)で、
イラク戦からバーレーン戦までの間で交わされた、
選手とジーコ監督のやり取りや、宮本主将の行動について
ドキュメント調に描いていた。


イラク戦で4バックシステムでうまく機能しなかったチームを憂いて、
試合が終わった夜、宮本主将は全選手の部屋を一人一人訪れ、
皆の意見をヒヤリングして歩いたらしいのだ。
そこで出た結論は、「3バックでやりたい」というものだったそうだ。

それを選手の総意として、ジーコ監督に直接進言した、との事だった。



その話を聞いて、
宮本選手の深い苦悩と、主将の重責を感じると共に、
宮本主将の素晴らしさに感動してしまった。
(ちょっと涙しちゃいました)


 

そうしたら、今週号のヨミウリウィークリーに
スポーツジャーナリストの後藤健生氏がこの事について記事を書いていた。


要約すると、

 

本来コミュニケーションは監督の方から歩み寄って行うもの。
選手である宮本主将が、試合後の夜に疲れた身体を引き摺って、
各選手の部屋を廻りヒヤリングする、というのは本末転倒である。

 

という主旨であった。

 

 

確かに、そう思う。



だが、結果として、
宮本選手が各選手とじっくり話し合い、
そこで選手としての結論を導き出した事で、
選手間の結束力と、自分達で結論を出した以上、後戻りは出来ない、
という、ある種の「覚悟」を生み出したという側面もあるような気がする。
そういう意味では、確かに「コミュニケーションは監督から」
というのが本筋だとは思うが、
結果としてはジーコから命ぜられるより、実りは多かったのではないかとも思える。

 

宮本主将は大変だったろうが。

 

 

もし、ジーコ監督がここまでの副産物まで読んで、
敢えて自分から先に動かなかった、としたら、
何とも素晴らしい名伯楽だが…


どうでしょう…

 

 

ま、いずれにしろ、
残りのW杯予選、是非頑張って欲しいものだ。



ジーコ監督。動くべき時は動いて下さいよ。



その判断だけは、的確にお願いしまっせ。

 

 

 

 


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