トレーナーとして最も困る質問の一例

テーマ:トレーニング関連
2004-09-30 10:37:07
これは仕方がない事かも知れないが…。


選手からはこういう質問は出ないが、
トレーニングコーチやトレーナーを目指す人、
あるいは既に指導者になっている人からも、よく寄せられる質問。

「~~の競技選手のトレーニングなのですが、どこを鍛えれば良いんですか?」

…この質問は非常~に多い。
そしてまた、非常に答えに困る質問なのだ。


そもそも、あるスポーツ専用の筋肉がある訳ではなく、
「野球用の筋」「サッカー用の筋」と類別されているわけではない。
だから、「どこを」と言われても、「全部」という話になってしまう事もしばしば。
それほど競技によって大幅に鍛錬箇所が変わる事は少ない。


もちろんそういう答えばかりしている訳にも行かないので、
何となく本人が納得しそうな答え(例:「サッカー」なら「尻と太腿」とか)を
少しだけ詳しく、専門家っぽい色付けをして、答えてしまう事も多い。
決してウソではないし、短い時間で答えられるほど、簡単な質問ではないのだ。


こういう質問をする人の中で、
多くは「どのようなトレーニングを…」という意味で言っている人もいるだろう。
しかしこれとて、簡単にパッパッと答えられるものでもない。


その選手がどの程度の基礎体力があるかも分からないし、
また、どのようなタイプのプレー、パフォーマンスを欲しているかも分からない。
「いや、そんな細かい事は抜きにして、一般論として…」ともよく言われるが、
それとて、私と質問者が同じ「言語」で会話が出来なければ理解してもらえない。
質問をした人の「理解力」や「学習の度合い」も分からない。
この2つがそれほど高くない、と、こちらから感じられると、
いわゆる「一般論」的な話にしかならないのだ。
だから、私の場合、
「貴方はどう思う?」「その為にはどうしたら良い?」
その答えを導き出し、「良いんじゃない、それで!」と言う事が多い。
無論、あちらは不服そうな顔をしているが。


こういう質問をする気持ちも分からなくは無いが、
答えなんて明快なものは無いと思うし、
正解も必ずしも一つでは無いからねぇ。


だから、学校の講義のようにじっくり時間が取れない限りは、
この類いの質問にサッと答えるのは、
余りにも漠然とし過ぎて、非常に難しいのである。


せめて、
「どのような能力が最も必要と思われますか?」
「その能力を高める為に、貴方が最も重視するトレーニング方法の例はありますか?」
のような、絞られた質問ならば、答えようもあるのだが。


何だか意地悪を言っているようだが、
「質問」の仕方というのも、やはり工夫が必要だ。
的を得た質問が出来る人はそれなりに勉強している、と言えるのだと思う。


誤解の無いように言っておきますが、
私なりに誠意を持って、
最大限努力&譲歩してお答えしてますからね。実際は。
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速く動きたければゆっくり動け

テーマ:トレーニング関連
2004-09-28 01:59:24
今日は白馬にて指導。


昨日は妙高で試合だった為、チームとしては練習休みだったが、
担当している選手だけ午後からトレーニング。


「速く動きたければ、ゆっくり動き出せ」とは、
先日のエントリーでも書いたが、
ハンマー投げの室伏選手が、海外合宿でコーチに指導された言葉である。


それに加えて、私が指導しているキーワードは、
「力強く動きたければ、力を抜け。」

また、
「動かせる事の出来る筋は、その時休んで脱力している筋だけである。」
これは、ある先生の言葉の完璧な受け売りだが。
(野口体操の野口三千三先生)


実際に力を出すのは「筋」である事は間違い無いが、
要は、その筋にどのように力を出させるかが問題である。
「意識」を筋に置くのか、重心の移動や特定の別の箇所に「意識」を置くことによって、
「結果的に筋が力を発揮せざるを得ない」という状態をどのように作るか。
それによって、「力み」を軽減出来る。
「力み」とは、アクセルを吹かしながらブレーキを掛けている状態である。


つまりは筋力以外の「チカラ」の助けをどのように引き出すか。


これがいつもポイントであり、
その為の「指導言語」を模索して、常に頭を痛めているのであるhttp://blog.livedoor.jp/s_lab/archives/6436800.html
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よろしかったら、本編もどうぞ

テーマ:ブログ
2004-09-25 14:23:34
私は、これとは別に、「表blog」があります。

こちらは、表blogに何らかの障害が起きた時の為に、
ポイントになる記事を別に保存しておいたり、など、
エマージェンシー用に設置してあります。
今、表blogから、暇に任せて少しづつ
記事をコピーしているところです。
ですからこちらは、本当に仕事に関する事や、
スポーツに関連することのみを抜粋して載せています。

表blogはそれ以外にも、非常にくだらない事から何から載せてます。
画像も、こちらは色々制限があるので載せ難いですが、
表blogは画像も満載です。


こちらをご覧になって、ご興味の湧いた方は、
是非、左の「ブックマーク」から、飛んで見て下さいませ。
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古田選手、MVP?

テーマ:スポーツ関連
2004-09-25 14:02:08
先程、人の新聞を覗き込んで発見。
東スポの一面。
「古田・MVP」の記事。


まあ東スポの記事だからどこまで本当か分からないし、
(小見出しには、「今年は優勝チームから出すという慣例に囚われず」とあった)
内容まで詳しく読んでいないので、
あまり突っ込んだコメントはすべきでないのかも知れないが、
もしそのような動きが本当にあるとしたら、
「何、考えてんの」と言いたい。


古田選手の働きは確かに認めるが、
MVPはあくまで、プレーと競技成績に与えられるものである。
主旨が違うではないか。
当たり前の事だ。
もしMVPを目指して1年間努力してきた選手がいたら、
一体どのように説明するのであろうか。
いくら東スポの記事とは言え、
こういう考えが少なからず存在すると言うことで、ちょっと理解に苦しむ。


仮に古田選手に何か報いるとしても、それは別の形をとるべきで、
それに、確かに古田選手はご苦労されたとは思うが、
この事によって、別の恩恵は必ず受けるはずである。
(本人が意識していたか否かは別)
本人もそんな事は望んでいないと思う。


まさかとは思うが、
このような話に「いいぞ!大賛成!」
なんていう世論が盛り上がり兼ねないのが、昨今の日本。


大丈夫でしょうね。

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未だに根強い「筋トレ不要論」の理由は?

テーマ:トレーニング関連
2004-09-24 00:54:36
夕刊タブロイド紙の記事。
二子山部屋に所属していた、元小結・波之花関の談話。
内容的には、今の貴乃花親方と父親である二子山親方の確執など、
裏話に終始しているのだが、それはどうでも良いとして
その中で、現在の相撲界の変貌ぶりに対してのコメントが。

――今は様々な外国籍の力士が活躍してて、
  自分の頃には考えられなかった。
  (中略)
  それと驚いたのが、盛んに行われている『筋トレ』。
  これには功罪がありましてね。
  やりすぎると、筋肉が硬くなり、怪我をしやすくなるんです。
  “土俵の鬼”と呼ばれた、初代若乃花関は稽古。稽古で強くなられた
  方で、私たちは筋トレは禁じられてました。――
  (日刊ゲンダイ)


このような考えは、相撲界に限らず、例えば野球界などでも未だに根強い。
ある野球解説者などは、TVで堂々と、
「筋トレは必要ない」
理由はと言うと、
「筋肉が硬くなる」
「自分達はやらなかった」
と、理由にもならない、訳の分からないことを。


基本的には、物理的な発揮する力を増す「筋トレ」が必要な事は明らかで、
日本の場合、特に古いOBなどが、
「俺達はやらなくて成績が残せた。だから必要ない」
と、自分達の経験値の範囲だけのコメントを発している。
これに苦虫をつぶしているストレングスコーチやトレーナーは多い。


しかし、彼らの言っている事も、あながち否定は出来ない、というのが私の考えだ。


例を挙げよう。
まず普通に歩いてみて、その感覚を覚えておいて欲しい。
その後、例えば太腿の前面を「パシッ、パシッ」と、
音が出るぐらいに平手打ちをして欲しい。
強めに揉んでみても良い。
万遍無く、両方とも。
その後に再び、歩いてみると…。


多くの方が気付くと思うが(多分)、
先程よりも、歩き難いと言うか、
スムースさに欠けると言うか、
感覚が先程と違って来るのが分かる。
(感覚、研ぎ澄ませて下さいね)


これは何故かと言うと、大腿の前面に強い「意識」が残ってしまっているため、
本来は、歩くという「前方に身体を送る」時には
どちらかと言えば休んでいて欲しい「大腿前面の筋」に、
「意識」が強く残っているために、そちらに力が入りやすくなっている為、
「前方に身体を送る」という動きに対しては「邪魔」になてしまう為である。
「歩く」時に主体的に働いて欲しいのは「大腿後ろ側」の筋であり、
「大腿前面の筋」は、それに対してむしろ「ブレーキ」のように作用してしまう。
この事は脚に限らず、全身どこででも起り得る。


筋力トレーニングも実は同様の事が起きる可能性があり、
「硬くなる」というような事は、ストレッチ体操などを組み合わせれば起らないのだが、
このように「意識が強く残る」ことによる動きの円滑さが失われる事によって、
動きが「堅くなる」ことは十分有り得る。
つまり「無意識下の意識化」がなされた事になる。。
特に、皆さんの周りに真剣に競技に取り組んでいる方で、このような方がいないだろうか。
「筋力は上がったんだけど、肝心の成績がなぁ…」と。


指導者は、競技の種類によってその辺りを考慮し、
プログラムや他の対処をする必要もあるのだ。
良かれと思って努力・精進を重ねているのに、
それが結果としてマイナスに作用してしまうのは、
競技者・選手にとっては、まさに悲惨としか言いようが無い。


古いOBや評論家の方々はもちろん論理的に言っている訳ではないが、
あながち「経験」も当たらずとも遠からず、とも言えるのである。
だから、筋力トレーニングを行って、
成績が向上する人間と、むしろパフォーマンスが落ちる人間がいるのは、
前者は、無意識に「何か」をやっているか、
そのような「意識」が残りにくい「身体」を持っている、という事が考えられる。


つまり大事な事は、
「筋力トレーニングを行う時の、頭の中の“意識”の置き方」
それと、
「トレーニング後、セットなどの合間に何を行うべきか」
という事になる。


キーワードは
「筋トレは本来、使う部位に意識を集中すべきものだが、
 あえて集中してはならない(時がある)」。


この事については、また詳しく述べる機会を作りたいと思う。
気が向いたら。覚えていたら。


忘れてたら、誰か催促して下さい。
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パーソナルトレーナー養成講座

テーマ:仕事記録・考察
2004-09-16 22:29:39
もっと早く載せるつもりが、すっかり忘れていた。
私が主催しているわけでは無いが、講師を一部担当などしている、パーソナルトレーナー養%
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明日は心肺蘇生法の講習

テーマ:仕事記録・考察
2004-09-16 22:28:33
今日も仕事を終え、明日は朝が早いのでそろそろ寝ようかと思いつつ、やはり更新しようとPCの前に。
明日は国際救命救急協会という団体が主催する、心肺蘇生法(人工呼吸と心臓マッサージなど)の講習会へ。
無論、教える側である。


私、こちらの団体の認定指導員で、時々この協会の依頼で講習会を受け持つ。日本ではこのような心肺蘇生法の普及団体は日本赤十字をはじめ多数存在するが、実は国際的に認められているのは、国内ではこの協会のカリキュラムとライセンスだけなのである。(知る人ぞ知る事実)


もっC
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本日の講義

テーマ:仕事記録・考察
2004-09-16 22:22:45
今日は午前中の患者さんがキャンセルになり、時間に余裕が出来た。
午後からはスポーツ系の専門学校での講義。年々講義数が増えてきて、今は週に3日来ている。毎回のコマ数は多くないので、講義の日は午前と夕方以降に患者さんの予約を入れて何とかやりくりしている。
今日の講義は・・・
フリーウェイトトレーニング(バーベルやらダンベル使うやつ)の、デッドリフトとスクワットの指導ポイントについて。そうそう、この学校ではウェイトトレーニングの理論や実技を担当している。ただ完全に任されているので、実際はそれ以外の内容も盛りだくさんで実施。
(それだけでは現場ではどうにもならない)

デッドリフトとスクワットなどはトレーニングの定番種目だが、以外に実施法の細かい部分だと記述してある文献は少ない。
具体的に言うと、どちらの種目も腹部に力を入れて締めつつ、大腿付け根と下腹部を如何に早く付けられるか。
難しくなるが、「鼠経部を早めに締める」という事で%
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今日のトレーニング

テーマ:仕事記録・考察
2004-09-16 22:21:23
5月14日
午前中にまたトレーニング指導。
筋力に頼りすぎない、効果的な跳躍の方法。
それと正しい歩き方、走り方。などなど。
スポーツというものは、一部を除いてほとんどの競技に於いて、まずは「立つ」という当たり前の前提の上に成り立っている。そこから自分の身体をまたは用具をいかに速く、力強く動かすか。その為にはまず正しく「立てて」ないと話にならないのである。

このあたりの話も難しいので、興味のある人がもし多ければ別途詳しく書きませう。
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指導者の心得と「指導言語」

テーマ:トレーニング関連
2004-09-02 23:55:19
今日から札幌にて指導。
終了後選手と食事しながら話していて、
改めて考えた事を。


この話はスポーツ競技に於いてを前提にしているが、
本質的にはスポーツのみに囚われない内容だと思う。


指導者は、基本的には
自分の実践してきた事、
学習などによって習得してきた事、
などをベースに指導していく。
しかし、特に自分の実践してきた事を、的確に言葉に出来ているとは限らない。
いや、むしろ少ないと考えた方が良いかも知れない。


これは指導者の言語表現能力を非難しているのではない。
指導とは、その言語を中心とした表現内容が、
選手の「心」に届いた瞬間が、「指導が伝わった」という事になる。
(それが具現化出来るか否かは次の段階)
つまり「どうすれば」「どのような表現が」伝わるかは、選手個々によって異なる。
このような表現方法を工夫し、見出していく考え方が、
「指導言語」という事になる。


分かり易い例を挙げる。
例えばピッチング動作で、自分が行っている「感覚」。
ある指導者は、自分ではリリースの瞬間に、
「かまぼこの板を進行方向に逆回転させるように」という感覚を持っており、
それを選手に実際に指導したとする。
しかし、これはうまく「指導言語」として伝わる選手もいれば、
伝わらない選手もいる。
これは、実際の人間のピッチング動作は、このような動きになっていない事に起因する。
(実際はらせん状の動き)
しかし、これでうまくいく選手もいるのも事実なので、
この表現方法が良い悪いの問題では無く、
この方法論しか持ち合わせていないと、その指導者は苦しい、という事である。


一方で、ビジュアル上(見た目)の動きと、感覚が一致しない事も多々ある。
再びピッチング動作を例にすると、
先ほどらせんの動きをすると言ったが、
ではらせんの動きをさせるように意識付けをすれば良いかと言うと、必ずしもそうではない。
絶対、とは言えないが、多くの場合は失敗するケースが多い。
人の感覚(脳~運動器)には幾つもの「パターン化」されたプログラムがインプットされていて、
その複雑な動きを「腕を思いっ切り振れ」という命令系統のみで、
らせんの動きを引き出せるようにプログラミングされているらしい。
なので、「見た目にそうなっているから、そう動かすように指導する」
と言うのは、必ずしも正しくない場合も多いのである。
もちろん、基本的には「腕を振れ」の命令のみで
インプットされた「らせんパターン」が引き出されるはずであるが、
うまく引き出されない場合が多い。
その眠った「パターン」を引き出す為に、
様々な「訓練方法」や「トレーニング」が存在するのである。
「リハビリテーション」というのは、簡単に言うと、
この部分を脳~運動器に「再刷り込み作業」をする事なのだ。


繰り返すが、逆にビジュアル的なものを前面に出して、
伝えてうまく行く選手もいるのも事実。


指導者は、選手の情報を受け取り方、
情報を受け取った時の対応、表情、感想。
何よりも、「その動きを実践した時の言葉」を逃さない事、
そこから、各選手に応じた「指導言語」を発見するチャンスが生まれる。


最初に「この話はスポーツのみに囚われない」と書いたが、
例えば上司は部下をよく「見る」
サービス業従事者は、お客様をよく「見る」
教育者は生徒をよく「見る」


全て、「鈍感」では務まらないのである。


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