タイトル見て驚いた方もいるかもしれません

例年、CDJやロッキンが近付くと毎年アーティスト紹介を行っていました
行く方に少しでも見る選択肢を増やして欲しいという理由で
毎回、紹介するアーティストが増えていき、最後の方はやっつけ状態になることも多々ありましたが、それでもなんとかやりきってきました

しかしながら今年はそうはいきません
なぜなら、まだ何日行けるか確定ではないから
なので、日毎に絞って紹介することができないのです
そして推薦曲のリストアップ
感想記事を書きながら選別しているため、アーティスト紹介まで行ったらマジで時間切れになります

そのため、苦渋の決断ですが今年はお休みさせていただきます
すいません‼

来年のロッキンは多分出来ると思いますが、今後CDJはこのような状態が続くかもしれないということをご理解ください

今後も当ブログをよろしくお願いいたします
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本来なら2017年の楽曲感想は終わって、2018年の楽曲感想に移行してるはずが、移行してない珍現象が発生してる今年
とはいえ、どっかで区切りはつけないと以前書きました

そのリミットが決まりました

12/25

この日が2017年の楽曲感想掲載最終日となります

楽曲感想記事が完成次第、そちらの記事(特に2017年)を最優先で掲載していきますが、諸事情でずれ込む可能性があることもご理解ください
掲載できない場合、最終日に同時投稿となります

と宣言してみたものの、どうなるかは蓋を開けてみないとわかりません

さあどうなる!?
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9月から始まった今年のツレ伝、もといアルバムのレコ発ツアー最終日
この日のゲストは先日、新メンバーナカムラリョウの加入により4人体制に戻ることを発表し、驚かせたPOLYSICS
この編成になってから見るのは当然初めてである

ソールドアウトながらも所々に空白が見える状況だが、定刻を少し過ぎるとポンコツ青木と昨日に続いて対面
諸注意を話していくが、やっぱり噛みまくって10分くらい話していた
なお普段は写真撮影禁止だが、ツレ伝の横断幕が終演後に入口ロビーに飾れると青木から告げられると歓声が起きた

・POLYSICS
この日のツレはツレ伝初参加で忘れとも初の対バンとなるPOLYSICS

ステージ下手に鍵盤が設置されているセットが4人体制だった頃を思い出させるなか、暗転した場内に「That's Fantastic!」が流れはじめ、ハヤシ以外のメンバーが先に登場し演奏が手動に切り替わるなか、ハヤシが最後に登場したところでライブがスタート
ただ、音源通りにやるのではなく、ナカムラとフミがそれぞれソロパートを展開
これは持ち時間比較的長いからこそ出来る仕様だろう

20周年記念のベストアルバムに収録された新曲「Tune Up!」を経て、「ガシャガシャグー」、「XCT」といった初期曲ではナカムラがシンセを弾いたりギターを弾いたりとまさに大車輪の活躍を見せるのだが、客席に違和感が
なんと客席の半分以上が棒立ち状態
初期曲中心とはいえ、この光景は信じられなかった

しかしながら「そんなことはわかっとる‼」と言わんばかり、リリースされたばかりの「That's Fantastic!」から新曲を2連発

ナカムラとフミの

「ワイヤイヤイヤイヤイ You talk too much」

が頭から離れない「You Talk Too Much」、歌詞に合わせてハヤシが振り付けを行いXポーズまで飛び出す「Sea Foo」と初見の方にもノリやすい曲をチョイスしてきたが、こういうライブで新曲を3曲もやるのは冒険すぎる
にもかかわらず冒険してくることにハヤシのメンタルの強さを感じざるを得ない

ナカムラがギターだけではなくシンセも演奏する「Digital Coffee」辺りからようやく流れが変わり始めると、ここでMCパートに突入するが、そのMCとは

「忘れらんねえよの柴田くんが私服の俺を認識出来なかった」

というこの日の空気を象徴するもの(笑)
以前、BEAT CRUSADERSと共に私服で移動してもばれないと言われていただけあるが(笑)

ハヤシがPOLYSICSを初めて見た方がどれくらいいいるかリサーチしつつ、自分達が結成20周年を迎えたこと、更に新メンバーナカムラリョウを紹介し、新作をリリースしたことをアナウンスすると、次のツアーが20周年記念のツアーということで色んなPOLYSICSを見せるツアーにしようとしていることを告知
これはこれで面白そうだが、今日来た方がどれくらい来るのだろうか

ナカムラの加入により爆音ギターロックに変貌した「SUN ELECTRIC」からはダイバーが出始め、振り付けが楽しい「You OH! OH!」とここからは定番曲を連打

こういうイベントではまずやらないであろう「Mad Mac」を投下するまさかの展開から、フミがボーカルをする一方でハヤシが客席付近まで行きすぎて、コーラスに間に合わなくなった「How are you?」と次々にフロアが激しくなっていくが、ナカムラリョウの加入は想像以上に大きい
「Mad Mac」ではギターとシンセを掛け持ちする離れ業を見せるし、「How are you?」では他のバンドでもなかなか見られないダブルギターソロとPOLYSICSにとんでもない進化をもたらしている
まさに起爆剤といったところだろう

そして最後はポリの代名詞であり、爆音のなか振り付けが行われる「Buggie Technica」で終了

最初のアウェイぶりには思わず目を疑ったが徐々に自分達のものにしていくのは流石20年戦士
まだまだ衰える気配はない

しかしPOLYSICSといえば、数年前は色んなフェスに招かれて、問答無用で盛り上げてきたのにまさかこんな光景に直面するとは…
POLYSICSもそうだがACIDMAN、くるりなどベテランバンドは現在非常に厳しい立ち位置に置かれている
数年前鳳を担ったCDJも遂に小さなステージでトリですらない
ここから巻き返すことは非常に困難だろう

だがPOLYSICSはここで終わるバンドではない
今日初めて見た方は是非新作を手に取って欲しい
POLYSICSは素晴らしいバンドだから

セトリ
That's Fantastic!
Tune Up!
ガシャガシャグー
XCT
You Talk Too Much
Sea Foo
Digital Coffee
SUN ELECTRIC
Young OH! OH!
Mad Mac
How are you?
Buggie Technica

・忘れらんねえよ
そしていよいよ忘れらんねえよ
19:30頃に[Alexandros]の「ワタリドリ」がSEとして鳴り始めると、柴田がPA付近に出現し、いつものようにクラウドサーフ

だが、この日いつもと違うのは柴田がメンバーを呼ぶと全員サンバイザーを着用しているPOLYSICSスタイル(笑)
勿論、メンバーがステージに集まると「SEXY」ジャンプを決めるが、サポートのタナカヒロキ(LEGO BIG MORL)、マシータ(ex.BEAT CRUSADERS)がサンバイザーを外すなか、梅津は何故か外さなかった

柴田が今年1番の重大ニュースであるチャットモンチーの解散を、

「チャットモンチー」
「ありがとう‼」

のコールアンドレスポンスで感謝を送ると、そんな柴田の要求に応じた愛すべき音楽バカへ捧げる「ばかもののすべて」、歌詞はともかく気がついたら踊ってしまう「体内ラブ 〜大腸と小腸の恋〜」、柴田が尊敬するチャットモンチーが歌詞に登場する「Cから始まるABC」では、イントロで柴田と梅津が背中合わせに演奏する抜群のコンビネーションを見せながら、歌詞を

「六本木で飲みました」

に変え、喝采を浴びる

巷で36に波が来ていると話題になっていることから柴田は絶好調
そんな柴田がかつて病んでいた頃に書いた「中年かまってちゃん」を梅津のグルーヴに載せて踊らせると、長いタイトルとは裏腹に柴田が言いたいことを1番に全て込めた「いいから早よ布団から出て働け俺」と次々にキラーチューンを連打
意外な「バレーコードは握れない」では誰もが跳び跳ねるが、最後の「ラララ…」はフェードアウト形式で
こういう趣向はファイナルならでは

するとPOLYSICSについて柴田は、

「POLYSICSは高校生の頃、ロッキンオンジャパンでアメリカツアーの様子が掲載されていて、アメリカの小さなライブハウスなんだけど、前に出てきたバンドがマイクを「うおおおおお‼」と言いながらケツの穴に突っ込んで、「はい、次POLYSICSです。」ってなったらしくて、「かっけーえ‼」となってそれから憧れてました。ですが、楽屋に挨拶に行った時、関係者らしき人なのかなと思って、「ちーす‼」って挨拶してしまい、その後本人と気がつきました(笑)。」

とPOLYSICSが憧れのバンドであること、そして先程ハヤシが述べたエピソードを柴田目線から話す
ちなみに梅津によれば、「一緒に挨拶に行かない?」と誘ってきたらしく、ショックだったのだろう

しかしながら、この日のチケットがソールドしているだけに柴田の気合いは過去最高
もはやルーティンとなりつつあるフラワーカンパニーズの「真冬の盆踊り」から拝借したヨサコイコールから突入する「ばかばっか」では、いつものように柴田が客席をお客さんの力を借りて、横断するのだがEX THEATERは客席にドリンクバーがないので、PA付近に青木がビール注ぎのおじさんとして登場するファイナル仕様
段差がある会場なので、上手く横断できるか心配だったが、青木からビールを受けとると、一滴もこぼすことなく一気飲み
そのまま、客席に戻るがその戻ってる最中、梅津は普段から考えられない暴れぶりを見せていた

CMソングにも起用された直球パンク、「スマートなんかなりたくない」で合唱を起こすなか、満を持して演奏されたのは「東京」
渋谷のスクランブル交差点を舞台に柴田の感情が爆発する名曲なのだが、この曲でのタナカの役割は凄かった
音源で取り入れられていたストリングスを見事にギターで再現して、打ち込みを使わずにこの曲の再現を行う大役を行ったのだ
横浜で彼のギターを初めて見たとき、「ハードロックの要素が強いギターだなあ」と思っていたが、ここまで引き出しのあるギタリストだったとは
今回のツアーのMVPは間違いなくこの男

しかしその直後、柴田が靴紐を結ぶためにタナカにMCをやらせようとすると、

「馬鹿じゃないの、この人!?俺にMCさせようとするなんて」

と年上の柴田を口撃し(笑)、しれっとLEGO BIG MORLの自主企画を宣伝していく
柴田はこれをPOLYSICSへの宣戦布告と見たが

「こんな大規模なツアー初めてなんで、ちょくちょくレア曲もやったりしてました。ツレ伝はいつも同じ曲数なんですけど、ファイナルなんでいつもより長めにやっていいですか!?久しぶりの曲やります‼」

と告げて、始めたのはまさかの「僕らチェンジザワールド」
初期から演奏されている「Cから始まるABC」と異なり、この曲はそんなしょっちゅう演奏されるわけではない
なのでこれは非常に嬉しい

更に四つ打ちの「愛の無能(やるのは2年ぶり)」、エモーショナルな「運動ができない君へ」とこちらもなかなか聞けない曲を続けるが、大箱らしくミラーボールが回る演出が行われ、よりいっそうロマンチックに
この曲が出た当時はまだまだ柴田は荒れていたし、方向性も定まってなかった(「空を見上げても〜」から「あの娘の〜」辺りが1番迷走していた)だけに、こんな美しい景色が見れるなんて想像していた方は少ないだろう

ライブもいよいよ終盤、残り4曲といったところだが、柴田と梅津は終わる実感がなく、タナカは漫画の主人公みたいに見えたり、柴田がB'zの松本の真似をするとB'zファンのタナカが切れそうになるなど本当に終わる気配が見えない

しかし柴田は、今回のツアーを通して、

「ライブが終わった後に、ホテルでその日のライブの写真をTwitterで挙げたりしているんだけど、ライブ中誰かがギラギラしながら笑っていることがあって、それを見るとズキューンってなるわけ。そういうの見ると、ライブやってて良かったってなるんだよ。武道館でも(下北沢Club)Queでもどこでもいいよ‼お客さんが10人か5人でもその人たちに向かってライブやるから‼後4曲、最高のギラギラした笑顔見せてくれませんか!?」

と学んだことを明かし、バンドの代表曲となった「いいひとどまり」からいよいよ最後のセクションへ

柴田がバンドを始めるきっかけとなった夏のある日の物語が綴られている「花火」は、ゴールデンボンバーの鬼龍院翔が絶賛するほどの名曲だが、その際に会場には無数の星
それは柴田がいたあの夏の日を連想させるよう
これを聞いたとき、ストリングスががっつり入っていることに驚いたが、同時にこんな名曲を作ってしまうとは‼とも驚かされた
この曲は今後、忘れの分岐点に必ずなる

そんな大きな転換点になるだろう歌を歌った後に、

「絶対 俺変わったりしないから」

とファンに宣誓するように歌う「俺よ届け」から、最後はパリピ感満載のシュールなPVが話題になった「明日とかどうでもいい」
この翌日は日曜、多くの人々は休みであろう
しかしそんなことはお構い無しに楽しむ観客
今を楽しみたい、まさにその一言に尽きた

アンコールで柴田がなぜかかめはめ波を打つと、今回のツアーを振り返り柴田と梅津がそれぞれ初めて地元に行けたこと、あまりにもツアーが長すぎて3本目でやめたくなったこと、フェスは同じ曲ばかりやるからロボットみたいと次々に毒を吐きまくるため、慌てて梅津がストップをかける事態に

その柴田は熊本でのライブについて、

「同級生から「なるべく沢山集めるから‼」って言われて、当日そいつから来れた人、来れなかった人からのメッセージが載ったアルバムをもらったんだけど、俺にはそんなどうでもよくて、ひたすらあの娘(柴田が憧れていた人のこと、名前忘れました)を探したけどなかった(笑)」

とあの娘に会えなかったことを明かす
それに梅津が思わず、

「「慶応ボーイになりたい」やる?」

というと、本当に柴田が「慶応ボーイになりたい」を歌い出す
エピソードを聞いた直後だからか、

「歌詞がリアルだ(笑)」

と梅津も共感せずにはいられなかった

その梅津に「セック」、「ス」のコールアンドレスポンスをやらせたところで、あの「バンドやろうぜ」、「この高鳴りをなんと呼ぶ」の名曲2連打
そして最後の「忘れらんねえよ」ではやはり、携帯の照明を用いた美しい演出が行われるが、そこに柴田から呼ばれたPOLYSICSも参加
先輩も称えるという素晴らしい景色が出来上がった

その直後、記念撮影が行われるがヤノにサンバイザーを掛けられたタナカは完全に裏社会の人間(笑)
おまけに柴田が梅津にやらせたコールアンドレスポンスをハヤシにやらせるとんでもないオチで、写真撮影が行われた

その写真撮影後、柴田がサンバイザーを下ろさず、アーティスト写真のように並ぶポリに驚きながら、柴田はステージを降りて最前の人とハイタッチしながらステージを去った

アルバム「僕に〜」はこれまでと比べるとパンク要素は少ない
だが、その分柴田の人柄がこれまで以上に反映された暖かいアルバムになってる
バンドのコンセプトが最大限に発揮されたのだ 

昔は「なんだこの名前…」名前で敬遠していたけど、今や忘れらんねえよは自分のなかで大切なバンド
忘れを好きになって、本当によかった
そしてタナカさん、お疲れさまでした

セトリ
ばかもののすべて
体内ラブ 〜大腸と小腸の恋〜
CからはじまるABC
中年かまってちゃん 
いいから早よ布団から出て働け俺
バレーコードは握れない
ばかばっか
スマートなんかなりたくない
東京
僕らチェンジザワールド
愛の無能
運動ができない君へ
いいひとどまり
花火
俺よ届け
明日とかどうでもいい
(Encore)
バンドやろうぜ
この高鳴りをなんと呼ぶ
忘れらんねえよ

終演後、ロビーに戻るとBLUE ENCOUNTから花束が贈られていた
いつかこの両者によるツーマンを見たいなあ

Next Live is ... ストレイテナー @新木場STUDIO COAST(2017.12.12.)





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メジャーシーンに出現した直後、「数年後には消えるバンド」と揶揄されていたものの、消えるどころかキュウソの存在感は日に日に高まっている

8月にシングル「NO MORE 劣化実写化」をリリースし、かつてのようなあらゆるものに噛みつくスタイルを見せると、そのリリース記念として小さい箱を中心に年を跨ぐ全国ツアーを開催
その最中にはニューアルバムの発表、更に来年のワンマンツアーの告知もあったのだが、この日はニューアルバム「にゅ~うぇーぶ」のリリース後、初のライブ
アルバムの曲が多く披露されるか、否応なしに注目される

相変わらず物販が凄い列を作り、明らかに若者が多いのがキュウソのライブだが、年配の方も随所に見られ、キュウソの客層が広がっていることを感じさせるなか、定刻5分前にポンコツ青木ことP青木が登場
諸注意を述べるが、相変わらずの噛みまくりでポンコツぶりを披露
もうこれは一生治らないだろう

その青木とお客さんでこのツアーのタイトルをコールアンドレスポンスすると、ゆっくり暗転
「必殺仕事人のテーマ」をSEにメンバーが登場するが、セイヤ以外は全員黒い服を着用
セイヤだけは白だったが、何か意味があったのだろうか

「西宮から来ました、キュウソネコカミです。」

とセイヤが挨拶すると、いきなり「ウィーアーインディーズバンド」
前回のライブから2週間経ち、この日が中盤戦の初日だったのだが、ここでこの曲から始めたのはよりいっそう気を引き締めるといった意味があったのだろうか

年々、オカザワのスクラッチソロが進化している「良いDJ」、

「スマホはもはや俺の臓器」

が言うまでもなく大合唱となる「ファントムバイブレーション」が序盤に来るのはお馴染みであるが、耳をすませると

「5ちゃんのまとめを見ちゃうね」

と歌詞が変わっている
これは2ちゃんねるが改名されたのに合わせたのだろう

オカザワとカワクボが向かい合って演奏する間奏や赤と青の対立する照明が「邪邪邪VSジャスティス」のシリアスな世界観を拡張するファクターとなると、ポケモンを実写化させようとするスタッフに真っ先に聞かせたい「NO MORE 劣化実写化」では間奏でためてためて、「オトナの事情」を合唱するが、新婚のシンノスケが女子のような振る舞いをするので、セイヤが笑う事態に(笑)
そしてダメダメジャンプはやはりXジャンプにしか見えない

するとここで発売されたばかりのアルバム「にゅ~うぇーぶ」から新曲「断捨離」を披露
勿体なくて捨てられない現代人の悪い癖をそのまま歌詞にしたものだが、痛烈なのはオカザワのハードなリフ
こういうのを見ると、キュウソのバックボーンであるハードコアなサウンドは消えないんだなあと安心できる

そこから間髪挟まず演奏された「KMDT25」では、間奏の和のパートでドラムの音を合唱する取り組みがおこわなれるが、かつて音楽フェスで乱立されるサークルモッシュ(9mm Parabellum Bulletの卓郎はMステで痛烈に批判していた)を利用するかのようにして生まれたこの曲で盆踊りサークルが出来ないとは…
フェスならともかくワンマンでこの状況となると、この曲の立ち位置は変化しつつあるようだ

その直後に狂乱の40秒こと「家」を演奏するが、MCを挟んでなんと4連発してしまう
しかも面白いことに3回目は、ボーカルをセイヤではなくオカザワが担当
だが、4回目になると休憩を挟んでいたとはいえ、流石に疲れたのかシンノスケの煽りは全く聞こえなかった(笑)

「にゅ~うぇーぶ」のリリース直後ということで、アルバムを買ったかセイヤがリサーチを行い、買ってない人には物販で購入するように促すと、

「みんな買ったということは新曲をやってもよろしいということですね?僕は良い曲とは皆が歌えるような曲だと思っていて。ただキュウソネコカミの曲は危険な歌詞が多い(笑)もしかしたら友達や仲間がいなくなってしまうかもしれない。それでもキュウソはお前らを見捨てないぜ…‼」

とセイヤが良い曲の定義を長々と聞かせ、アルバムのリード曲となっている「メンヘラちゃん」へ
非常にキャッチーでメロディーも頭のなかに入ってきやすいが、メンヘラの意味を分かってないとこの曲の歌詞が分かりづらい
実際、自分はメンヘラの意味を全く知らなかった

その「メンヘラちゃん」同様、元ネタが分からないと分かりづらいのが「TOSHI-LOWさん」
無論、BRAHMANのTOSHI-LOWが元ネタであるのだが、

「感動的なパワー 感動的な存在感」

は全くもって意味不明
TOSHI-LOWを意識してか、セイヤは客席に突入したが、「DQN~」のように奥まで行くことはなかった

そんななか、久々の「キャベツ」ではかつてSHISHAMOとここCLUB CITTA'でツーマンを行った際にSHISHAMOの宮崎から「うそつき」と言われたのを契機に、「記憶にございません」に移行したのだが、この日はそんなギミックもなく普通に演奏
その「記憶にございません」は2曲後に演奏されたが、昔ならセイヤが理不尽すぎる歌詞を浴びせるところが、

「良くできました」

に変更
今後はこういう形式になるのだろう

その2曲の狭間には「自由恋愛の果てに」というポップでありながら、歌詞にはダメダメすぎるカップルを描くという何気に凄い曲が(今日が初めてか?)披露されるが、

「愛の形がわからなくなる前に」

というフレーズから「ココロ * パレット」(漫画「この美術部には問題がある!」と40mpとのコラボレーションで作られた曲)を連想させたのは自分だけだろうか

細美武士を標的にしながらも、当の本人から

「お前がかっこいいと思って、作ったなら自信を持って歌えばいい」

と激励された「サブカル女子」を終えると、この日唯一といっていい長尺のMCコーナー
ドラムのソゴウが最近、はいからさんからソゴパンという妙なあだ名をつけられていることからどんどん話が飛躍し、ソゴウが学生時代、クラスで女子がよく交換していた連絡帳に本来写真が貼られるはずがソゴウだけ、スヌーピーのイラストが描かれていたことからソゴーピーと呼ばれていたこと
愛妻家でラインやTwitterの絵文字を担当しているはいからさんが奥さんとのやり取りがたまたま目に入った際、やはり絵文字を使いまくっていたこと
そしてシンノスケは結婚式でズボンのボタンをロッカーだからということで締めなかったなどどんどん話が広がる
カワクボは終始笑顔だったが、オカザワは「もうええやろ‼」感を出すためにギターを鳴らしはじめ、

「俺達って後半始まる前のMCがほんと下手やな…」

とシンノスケが自虐したが、その自虐を吹っ飛ばしたのは「5RATS」

「誰にも負けない生き様ぶちかませ」

と叫ぶのはまさに新しいキュウソのテーマソング
普段はコーラスしないカワクボもコーラスで参加する辺り、この曲が重要であることは明確

「KMTR645」ではシンノスケが川崎フロンターレのマスコットであるふろん太くんを持ってきて、SHISHAMOがフロンターレの本拠地である等々力陸上競技場でワンマンを行うことを祝福すると、「DQNなりたい、40代で死にたい」ではシンノスケがCLUB CITTA'のタオルを見せながら、セイヤはミラーボールのしたまで突入するが、ミラーボールが降りてこなかったのはCLUB CITTA'の構造上出来なかったのだろう

1週間頑張ってきた学生や社会人をどこまでも労い楽しく踊らせる「ハッピーポンコツ」では虹色の照明が輝き、最後に持っていくと思われた「ビビった」とバリバリ踊らせる展開に持っていくが、最後はやはりエモーショナルな「わかってんだよ」

どんなに生き様を見せつけても結局は「生きている」だけ
それを受け入れた上で、誇れる生き様を見せる
ために走る
更に大きくなることを誓うようにして、本編は終了

アンコールでセイヤが近くのタワレコで売っていたという「NEW WAVE」Tシャツを着用して登場すると、昔から出させてもらっているBAY CAMPについて触れ、

「自分達が初めて出させてもらったフェスがBAY CAMPなんですが、その前日に思いきりパーマをかけていて、変な汁が出てきていた(笑)」

と当時のエピソードを
そのBAY CAMPで今年はレア曲ばかり演奏したということから、レア曲をここでも演奏することを宣言

「この曲には長年お世話になってきましたが、なんで歌詞のないこの曲が人気があるのか分かりませんでした(笑)」

と話してたから明かしたのは勿論「ネコ踊る」だが、単発でやるのは久々
夏フェスに至ってはBAY CAMPでしかやってないという
メンバーは久々だから拙いかもと話していたが、そんなことは全くなかった

そして最後は問答無用で踊らせる「MEGA SHAKE IT!」で終わらせたが、最後の記念撮影前にSHISHAMOの等々力陸上競技場ワンマンに触れ、

「入口で演奏させてくれへんかな〜。SHISHAMOのコピーバンドという設定で(笑)」

とセイヤが話していたが、オカザワがヤル気満々だったので当日、本当にそういう光景が見られるかもしれない

結果的に今日のライブは新曲だらけだった
しかしその新曲たちは浮くことなく、むしろ肯定的に受け入れられていた
かつて「何をやからしてくれるんだ」といった毎回ドキドキの飛び道具要素はほぼ消えた
だがそれは退化ではなく進化
飛び道具に頼らず自力で勝負できるようになったということである
もうれきっとしたロックバンドになっている

正直、「にゅ~うぇーぶ」は時間の関係でまだ3回しか聞けてない
それでも耳にあっという間に残ってしまうほどキュウソは進化している
それが大歓声で受け入れられていた
キュウソは今後、ますますエモーショナルなバンドになっていく
そんなビジョンを想像していたものは少ないのではないだろうか

思えば四つ打ちブームになった頃に台頭したKANA-BOONは洋楽よりのギターロックにKEYTALKはオルタナティブなスタイルを確立して完全にシーンから抜け出した
同時期にグッドモーニングアメリカと並んでキュウソも浮上したが、間違いなくキュウソが残る未来を想像したものは少ない
それが今こうして残ってる
それだけキュウソが愛されるバンドになったのだ

次に見るのはCDJのEARTH STAGE
ここでは完全に飛び道具は封じられる
そこで傷跡を残せれば更に上へ行ける
来年のツアーもそうだが、キュウソの次のライブが早くも楽しみでしかない

セトリ
ウィーアーインディーズバンド
良いDJ
ファントムバイブレーション
邪邪邪VSジャスティス
NO MORE 劣化実写化
断捨離
KMDT25
メンヘラちゃん
TOSHI-LOWさん
キャベツ
自由恋愛の果てに
記憶にございません
サブカル女子
5RATS
KMTR645
DQNなりたい、40代で死にたい
ハッピーポンコツ
ビビった
わかってんだよ
(Encore)
ネコ踊る
MEGA SHAKE IT!

Next Live is ... 忘れらんねえよ × POLYSICS @ EX THEATER ROPPONGI(2017.12.9.)

この後、UVERworldのシングルの感想記事の公開記事が控えているのですが、今回の感想は作成当時、1番新しい記事
キーワードは秦基博です

灯り/ストレイテナー × 秦基博 ★★★★★
ストレイテナーと秦基博のコラボシングル
シングルでは久々にホリエが鍵盤を弾いている曲でもあります
基本的にAメロ、Bメロはホリエと秦が役割分担してそれぞれ歌い、サビでは合唱する形
曲調も繊細さと激しさが混在しており、それはストレイテナーと秦基博の曲が1つに集約されているかのよう
AメロやBメロでは秦の心地よいアコギがフューチャーされ、サビではOJの轟音ギターが炸裂するといった具合に
ひなっちはいつも通りですが(笑)
この曲のキーワードは「バス」
帰りのバスに乗車し、街にある灯りが希望に映るのは映画のワンシーンそのもの
聞く人全てに希望を与える名曲です


かくれんぼ/フジファブリック ★★★★★
FABRIC THEATER2の開催直前に突然配信限定でリリースされた久々の新曲
作詞作曲は金澤ダイスケが担当、彼が長年愛用しているCanonのショートムービーのテーマソングとして書き下ろされたものです
山内の弾き語りから始まり、金澤の鍵盤、加藤のベース、そしてドラム(多分BOBOだろうけど、詳細は不明)が加わって物語も進行していくといったストーリー形式で進行していくバラード
恋に落ちるものの結局伝える前に去ってしまったというストーリーは非常に切ない…
ライブでは既に披露されていますが、バンド形式は恐らくまだ
来年のツアーの目玉になりそうです



これ最終確認しているとき、電車寝過ごしそうになった(笑)


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