2011年02月17日(木) 08時00分00秒
中国 電動バイク事情
テーマ:中国市場■中国 電動バイク事情
まいど、おおきにさんです。コテコテのナニワ企業経営者、戸田大介です。
私は中国の免許証で、雲南の地元では自動車を運転しております。
中国で自動車の運転をしていて、よくひやっとさせられるのは電動バイクです。
現在取り締まる法律が制定されていないので、信号無視もへっちゃら、逆送と危険極まりない運転が横行しています。
歩いていても、後ろから音もなく、すぐそばを追い越して行く電動バイクは、大変怖い存在です。
電動バイクは、中国語で「電動摩托(dian4 dong4 mo2 tuo1)」、略して「電摩(dian4 mo2)」と言います。
本来は、電動自転車の範疇であり、「電動車(dian4 dong4 che1)」と呼ばれることが多いです。
2008年の統計によると、中国にはこの電動バイクを製造するメーカーが2,394社あると言われています。
その内、およそ100社がもともとモーターバイクを製造していたメーカーだと言われています。
電動バイクの中国市場における、主流価格帯は2,000元前後です。
高級品はで3,500元程度の価格の商品も販売されています。
航続距離は、通常40~60km程度の商品が多いです。
時速は最高で60km程度のスピードが出るものが多く流通しています。
その性能はどんどん普通のバイクに近くなっているのが実情です。
しかしながら、現状、中国では電動バイクを電動自転車、法律上は非機動車(動力を持たない車)の扱いにしています。
そのため、電動バイクを運転するのに、運転者は免許証の取得も義務づけられておりません。
ナンバープレートも必要なければ、強制的な保険制度もありません
免許証がないため、飲酒運転で取り締まられることもありません。
同様に、スピード違反も信号無視も取り締まる術がなく無法状態と化しております。
法律上では、非機動車は時速20kmを超えないことと明確に定められています。
しかし、「電動摩托(dian4 dong4 mo2 tuo1)」でこの基準を守って運転している中国人はいないのが現状です。
中国で「電動摩托(dian4 dong4 mo2 tuo1)」がこれほどまで普及した原因の一つは、中国の大多数の都市でモーターバイクの都市部への乗り入れが規制されているからです。
電動バイクは運転者の無謀な逆走等の運転による事故が増加しているのも事実です。
重量40kg以上、時速20km以上を機動車として、規制する動きがでたことがあるのですが、未だ制定されるには至っておりません。
免許証の取得を義務付け、ナンバープレートを取得させ、強制的に保険に加入させて、自動車と同じように公道を走らせるようになると、もっと事故が増加すると言う意見もあります。
いずれにしろ交通問題と安全のため、新たな規制が遅かれ早かれする導入されるのはまちがいありません。
消費者と生産者の権益をどのようなバランスで守るかを模索中と言ったところです。
ところで、電動バイクは排ガスがないので、環境にやさしいエコな乗り物とされています。
しかし、実際は鉛蓄電池の平均寿命は約2年しかありません。
鉛蓄電池は本来は法律でリサイクルが義務づけられております。
それが現状はリサイクル処理が追い付かないため、鉛だけを取り出して廃棄処分している業者がほとんどです。
そんな訳で、必ずしもエコではないのが今の実情です。
3分でわかる 中国 ビジネス 攻略
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1 ■電動バイク
日本の電気屋さんでも電動バイクを売られるようになってきましたね。
数年前なら考えられないことでした。
それにしても、中国では、電動バイクの運転者は免許が必要ではないうえ、
ナンバープレートも必要なければ、強制的な保険制度もないのは、
いずれすごい問題になるでしょうね。
最近日本でも、自転車と人の事故の裁判で
自転車の運転者に実刑と数千万円の支払いを命じられて
大きな社会問題になっている時代です。
モノが進化すると、法律も進化しないと、歪はどこかに出てくるものですね。