一昨日昨日に続いて、いくつかの後追いを少し。

 

1.連盟記者会見で執行部責任に関する質疑

 産経にフルテキストが載っていたので、引用しながら、感想を述べる。

 

「島」

 「~三浦さんには来期、今回と同じ組でご登場いただくことになると思います。

 疑惑の根拠とされた30分の離席が実際にはなかったことを確認できなかったのは痛恨の極み。月例会などで三浦九段の離席を指摘した棋士の方たちの処分までは、考える余裕はありません。私自身の責任は重大と認識しています」

 

→ これらの人々への何らかの処分、さらに自身の責任の取り方について含みを残した? そこまでは考えていないが流れで言ってしまった?

 

 青野

「三浦九段が30分も離席していたという指摘がありましたが、その場面は実際には6分、3分、3分でした。対局相手の棋士には、錯覚があったのでしょう。

週刊誌に“疑惑の挑戦者”のような記事が出ることが確実ということが、竜王戦対局の3日前に判明しました。竜王戦が中止になるような事態は何としても避けないといけない。それで対局者の交代になったのです。

 

→ 記事=竜王戦中止という整理に走ってしまったのが何とも痛い。早計。記事が出る前提でどういう広報を行うか、リスクヘッジを行うかについて、弁護士とか外部理事とか主催の読売と相談してほしいところ。全部を執行部で抱え込むから、批判を一身で浴びることになる。世の中の人達はもっとずる賢くて、こういう厄介ごとが降りかかってきそうな時は、誰かにケツ持ちさせるように考えるものだ。

 

 なお、連盟から三浦九段に『休場』を強要したことは間違いなく、ありません」

 

→ では休場届が出なかったことを理由に出場停止処分にする根拠もなくなるのだが、そこのところを青野は分かっていて、答弁しているのだろうか?

 

 記者の質疑もいまいち突っ込みが足りない。

 

2.三浦側の対応

 三浦側の弁護士が金銭・名誉の回復を求める方向であることを明言している。また、第三者委員会の所見については、当ブログでも指摘したように連盟と契約関係にあることを理由に連盟側に肩入れしてその判断を「妥当」としたものであると否定的に評価している。これは、本件の建付け上そうなってしまう(委員会は「第三者」と名乗っているが第三者ではない。連盟には監査役会が存在せず、執行部を牽制する機関がない)のであるが、当然の批判であろう。

 しかし、その第三者委員会をもってしても、三浦シロの所見はデフォルト、所与となったので、三浦側の弁護士からみれば、あとの折衝は非常にやりやすい。しかも、処分明けの期間であるはずの正月の群馬での将棋祭りへの三浦の出演が本人の知らないところで勝手にキャンセルされていたというし、突っ込みどころには事欠かない相手である。将棋に例えれば、どう寄せるか楽しい考慮時間というところか。

 

3.渡辺への視線:ブーメラン

 こうなった以上、久保、渡辺、橋本に取材がいくのは当然だろう。既に東スポがこういう記事を出している。記事という代物ではなく、ネット上の発言と憶測をくっつけただけのお手軽な書きものだが、世の中の雰囲気を現してはいる。

 ついで本日発売の文春では渡辺の取材記事が載っている。といっても「今は何も言えない。でも後悔していない」というだけのもの。文春自体は、10月に三浦に対して公平さを書いた記事を書いたことは頬かむりであり、今週号でも第三者委員会は将棋の素人であることを匂わせることでその所見への疑義を忍び込ませようとしている姑息さが気に入らない。良いスクープもあるのだろうが、文春砲とか称えるような媒体ではない。彼らもまたゲスですよ。

 

 まずは執行部の人達は三浦に相対して頭を下げてはどうでしょうか。そうしないと修復が始まるはずないですよ。

  

 

 

 

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