月面Xの出現!!
新しい年の幕開けとともに、お月様もゆっくりと姿を現し始めます。6日には上弦の月となります。
2日:月と金星が接近
1月2日の夕方から宵、南西の空で細い月と金星が大接近して見えます。地球照を伴った細い月と金星の共演は、数ある月と惑星の接近の中でも1、2を争う美しさです。
3日:月と火星が接近
2日に続き、3日の夕方から夜にかけては、南西の空で月と火星も接近して見えます。18時頃の月と火星は、50倍程度の天体望遠鏡でも同一視野内に見えるほどの近さとなります。もちろん肉眼や双眼鏡でも見ることができますので、2夜続けてのランデブーをお楽しみに♪
黒く影になっている中で、アルファベットの”X”の形に浮き出ているところ…そう!実は、月面Xと呼ばれているのはこの部分です。
月面Xは肉眼では見られず、望遠鏡や望遠レンズ付きの一眼レフ等で捉えることができます。
”X”はこんなところに隠れていたのです。1枚目の月写真では、どこに”X”が隠れているのか、もう分かりますよね?ぜひ探してみてください♪
月面Xの正体は?
”X”の正体は、月面にある隣接する3つのクレーター「ブランキヌス、プールバッハ、ラカーユ」の外壁です。この外壁が、アルファベットの”X”の形をしています。
3つのクレーターはまわりより高い所があり、横から特定の角度で太陽の光があたると…
・外壁の高い部分にだけ光があたる
・クレーターなど外壁より低い部分は光があたらないため見えない
月面Xは上弦の月の時に見られることがあります。
ただ、上弦の月ならば、必ず見られる、というわけではありません。
Xの文字が 暗い月面に浮かび上がって美しく見えるのは大体1時間程度。
Xの一部が現れてから、Xのまわりも照らされるまで、およそ3~4時間の間、変化を楽しむことができます。
月面Xは年に数回ほど出現します。このため、外壁の”X”のみが浮かび上がって見えるのです。
本日、年に数回見えると言われる「月面X」を私のフィールドスコープ、60倍で確認致しました。
また、私の一眼レフカメラで撮影に成功しました。やや左側に半月の光と影のところに小さいですがはっきりとXマークが見えています。今夜が天気良かったのでラッキーでした。年に数回、それも上弦のお月様の時でないと現れない現象です。今年は、年明け早々、幸運でした。
本年は、ラッキーなことがあります。昨年末から続いている、皆さんがあまり、見ないことや知らないことを私は独り占めするように見て、確認しています。
今後とも、貴重な話題をお知らせ致します。
五感プロデュース研究所、荒木行彦、