ツイッターのつぶやきを電子看板に表示 > 組み合わせでユニークさを生む | プロコーチ/コンサルタント育成がライフワーク。

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銀座コーチングスクール代表・「コンサルタント養成講座」講師・会員組織構築コンサルタントを務める森英樹が経営戦略・起業・コーチング・コンサルティング・リーダーシップ・仕事術を語るブログ。

弊社の所在地は、神田淡路町です。淡路町の交差点の角に、面白い
ものがあります。

美容院の方が書かれているようなのですが、「黒板ブログ」なるも
のがあります。(↓これです!)

$プロコーチ/コンサルタント育成がライフワーク。-黒板ブログ

内容は、美容院スタッフを紹介するものであったり、社会的に話題
になっている事柄への意見であったりと、日によって変わりますが、
交差点で信号待ちしている間に読むのに、ちょうどよい分量です。

ブログであれば、普通にアメブロなどを使って情報発信すればよい
はずですが、考えてみれば、人通りの多い交差点で公開した方が、
より多くの人の目に触れるのかも知れません。

特に美容院への集客を考慮するのなら、地域におかまいなしにネッ
ト上のブログで情報発信するよりも、淡路町交差点近辺の人たちに
見てもらった方が、効果的でしょう。

20日付けの日経MJ(流通新聞)にも、似たような取り組みを伝える
記事がありました。

東京・日本橋の商業施設である「コレド室町」では、「昨年10月の
開業と同時に全テナントにツイッターのアカウントを用意、現場の
店長やスタッフが最新のつぶやき情報を電子看板上に表示できるよ
うにした」そうです。
-日経MJ(流通新聞)2011.06.20【14面】

「黒板」と比べると、ツイッターや電子看板ですから、より先進的
なイメージがあります。

施設の運営者に言わせると、このやり方をすれば、「ツイッターだ
けの発信とはケタ違いの客層に情報を届けられる」のだそうです。

記事によると、「現在、テナントのツイッターのフォロワーは多い
ところでも約400人」。

それに対して、「コレド室町の近隣には、年間1336万人(2011年3
月期)の来店客がある三越日本橋店などがあり、中高年層が中心の
買い物客はツイッター利用者はまだ少ない」という事情があります。

ブログやツイッターはネット上のツール、という固定観念を見事に
(?)打ち砕いてくれている点では、「黒板ブログ」と共通してい
ます。

「黒板ブログ」や「コレド室町」のやり方では、情報を垂れ流すだ
けで反応が得られないという辛さはありますが、より多くの人に情
報を伝えられるという点では、確実です。

コレド室町がツイッターに着目した理由は、「忙しい店のスタッフ
が片手間でも書き込みしやすいから」だったそうです。

ツイッターには、リアルタイム性やインタラクティブ性、クチコミ
効果といった、さまざまな特性がありますが、「片手間でも書き込
みしやすい」という点に着目すれば、ツイッターの本来の使い方な
ど、すっ飛ばしても、全くかまわないと言えば、かまわないわけで
す。

むしろ、「本来の使い方」を外れた使い方をした方が、よりユニー
クなアイデアが生まれる可能性もあります。

そのような使い方を発見するには、たとえばツイッターの「片手間
でも書き込める」という点に着目するといった具合に、特性を列挙
してみて、その一つずつをどのように活かすことができるか、考え
てみるとよいでしょう。

今回のケースは、「たくさんの人に見てもらえる」という電子看板
の特性と、「片手間でも書き込める」というツイッターの特性が組
み合わさったアイデアになっています。
ります。

そう考えると、いろいろなものの特性を分解し、「いいとこどり」
して組み合わせてみると、何か非常にユニークなもの生まれるのか
も知れませんね。


<今日の教訓>

あなたの企業が提供している商品・サービスや、あなたが使おうと
しているツール等について、それぞれどのような特性を持っている
のか、細かく分析してみよう。「本来の使い方」という固定観念を
捨て、それらの特性を組み合わせてみることで、何かユニークなも
のが生まれないか、考えてみよう。


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