2005-08-06

95.恋人の真似っこ

テーマ:彼女じゃない恋愛

親友との電話で、翌日、この夏の水着を買いに行くことになった。


「私、使うことなさそうやけどさ・・・」
「なんで?」
「あれから、聞いたんよ。疲れるだと・・・」
「ま、男に誘われんでもウチが誘ったるさかい、な!」
「余計寂しい励ましやな」


とは言ったものの、水着売り場では大はしゃぎで水着を選んだ。
数十枚の水着を試着して、あれでもないこれでもないと言いたい放題。
試着室は既に専用個室化している。
従業員が手下に見えてくる。
これで買わないとか言える勇気は私にはないな。


「なぁ、イメージ通りかイメチェンかどっちがえぇ」
「今着てる黒はホンマイメージ通りやな!」
「そうやろう?似合いすぎて驚いてる」
「え~、そのイメチェン水着の白をを着てみてくれな判らんわ」
そう言うと親友は、カーテンを閉めて素早く着替えまたカーテンを開ける。
「どう?」
「うわ!それ、どっちかって言うとウチよりやね」
「そうやろ、でも、ホンマはこういうの好きやったりするねん」
「でも、似合わんことないで、初めて合う人やったら違和感なし」
「じゃぁ、彼氏やったらあかんやん」
「・・・痛いとこつかれた。でも同じ水着持ってても仕方なくない?」

悩む親友

親友は二つの黒と白の水着で悩んでいた。
試着室でうんうん唸りながら。


「なぁ、ウチも見て」
「なんか、あんたらしい可愛いの選ぶよな」
「で、どう?」
「どんなに可愛らしい水着着ても、エロイよな」
「エロイ言うな!」
「もうちょっと大きいカップないの?胸こぼれそうやん」
「ギリ!!」
「あれ、あれ、あれみたい!そう、何とかハルミって人」
水着 「根元はるみ?」
「そうそう!」
「髪長いだけやん!」
「そっちじゃなくて、グラビアっぽい」
「・・・ウチもイメチェンしたい」
「無理無理!グラビアからは抜け出せません。嫌なら胸ちょうだい!」


私は結局、根元はるみ水着を購入した。
が、親友はまだ悩んでいた。


「彼がな、白やねん。だから、白で合わせたいなって思うねんな」
「ふ~ん、ウチあの人の水着の色なんて知らん」
「そりゃ聞き出したよ、チグハグなっても嫌やしさ」


親友の彼に対する言動はいつも羨ましいと思う。
だけど、私はそんな羨ましい事を思いつかない。
聞いて初めて良いなと思える。
多分、私の中にもアレがしたいコレがしたいという願望はあるんだと思う。
だけど、何故気付けないんだろう。


親友は携帯を取り出し、鏡で自分を写している。
また、変なこと始めた・・・。
今度は一体何を思いついたんだろうか。
私は漏れなく彼女を観察する。


「もしもし、仕事中?」
彼女は電話を掛け出した。
「あ、そう。ちょっと聞いてくれる?…うん、え?…あぁ、でな、今水着買いに来てるんやけど…うん、そう、でな、二つの水着で迷ってんねん。…え?あぁ、もぅ、そう言うと思った。けど、選んで欲しい。…そう、うん、うん。取り合えず、写メ送るし選んで、直ぐメール頂戴。あぁ、もぅえぇから!ほな、頼むで」
相手は彼氏だったようだ。
親友はさっき取った2枚の写真をメールで送っている。
そして、白の水着を購入した。


彼に選んでもらえるという嬉しさってどんなもの?
自分のほっぺがぷ~っと膨らむのが判った。
ベタなすね方だと自分でおかしくなった。

ぷ~

<今、水着買ってる。沢山あって悩むな~>
既に購入済みだが、ちょっとした嘘をついて、彼にメールを送った。
<お疲れさま>
届いたメールに、親友も爆笑している。
「どういう意味?!」
「さぁ?」
「鈍感にも程があるやろ!」
私はまたほっぺを膨らまして、すねた。


言葉が足らないのは自分でも解かっている。
親友の真似だけど、やりたいって思ったこと実践していこうって思った。
そしたらいつか、親友みたいに自分で思いつく事が出来そうな気がした。


今度、彼と水着を買いにこれたらいいな。



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コメント

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9 ■> ammoniteさん

いいえ、密かににやりとした私がここにいます。

8 ■やた! 成立!

と、言いたいところですが。「キタァァァ!」って「お疲れさま」メールを貰ったほうが、500円払うことになっても美味しいかもと思うのは不要な芸人根性か?

7 ■> ammoniteさん

あははは、500円も賭けられちゃ~私が追うしかないじゃないですか!!私の方も試せる機会がないかもですが、何度でもトライしてみせますよ。

6 ■道連れ却下?w

彼に逢えることになった時のこと。彼のお気に入りの下着が結構ヘタってきてたら(逢うたびにそればっかり付けさせられたから^^;)、この際、新しいのを買おうとお店に向かっているときに彼から来たメール。
「レジに持っていくのも戸惑うくらい恥ずかしい下着を買っておいで」
今までの経験から言えば、あたしはやり手、彼は明らかに奥手。そんな彼の言葉だからこそ、その過激さにやり手だったはずのあたしが赤面して人目を避けました。
今度、もしこんな機会があったら「どっちがいいか悩み中~」とメールしてみます。「どんなの?」と聞いてくることに500円賭けますっヽ`@_@´ノ (検証できない可能性大ですが^^;

5 ■> ammoniteさん

結構なれていないと、難しいものだと実感。ammoniteさんも真似したら「お疲れさま」って返ってくるかもですよ~(道連れ)。否、でも昔、父と母のそんなやり取りを見たような記憶があります。んま、こんなにも甘い雰囲気は少なくともなかったですけどね。良い関係になれたら私はまた試すつもりではいますよ。いくつになっているか解かりませんけどね。やりたいと思ったことはやらないと、死にきれません!

4 ■うははw

>お疲れさま 笑えましたw
「海に行きたいメール」記事でもそうだったのですが、どの水着買うか悩み中メール、思わずあたしも打ちたいと思ってしまいました^^;
今、冬だし、そんな歳じゃないし、なによりももうそんな関係じゃないし。。。(言っててマジで悲しくなってきた´@_@`
せのりさんの記事にハマりすぎかもしれません^^;

3 ■> ToaCoさん

私も日焼けは最悪です。
火傷と言ってもいいかもしれない。
日焼け止めは必須アイテム。
なけりゃ死んじゃいます。

顔は絶対水につけないし、水から上がったら直ぐにタオルで拭いて日焼け止め!
そこまでして、遊びたいかってくらい必死ですよ。

でも、成人してキャッキャッはしゃげる場って少なくて、プール・海・川って本当好きなんですよね。
滑り台滑れるのも、プールくらいだしね~。
テンション低めに生きてる中で、いい発散場所です。

貸し切れる室内プールか~夢のような話だな。
ラブホでも高くて手が出せないのに^^。
もし貸しきれるなら久しぶりに本気でクロールとかしてみたいな。
ぷは~言うて不細工な顔作って息継ぎとかしたい。
今、私、どれくらい泳げるのか解からないもんな。
全然泳げなくなってたりして。

こちらこそです、読者登録。
私、以前、絵日記サイトやってたんでToaCoさんのイラストも楽しみにしてるんです。
なかなか毎回イラスト描くのも大変だけどね。
ワンコ画像、かわゆいのお願いしま~す。

2 ■購読者登録ありがとうございます☆

こんにちわ☆

ワンコの画像。。そのうちまたUPしますねww

これからもどうぞよろしくお願いしますw

1 ■水着ですかぁww

いいですね、なつですねw

トアコは水着なんかしばらく買っていません。
たぶん、最後に買ったのは、高校のときのスクール水着(笑

泳げないわけじゃありません。
ただ・・

日光と人ごみが嫌いなんです。
だから、海とか、プールとかがニガテで;;

個人所有のおっきい室内プールを貸切にしてもらえるなら、水着を買おうかなという気になるかもしれませんが、無理な話ですよね(笑

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