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~第17回記者を囲む会「韓国を襲う政治変革の津波」講演要旨~
             講師:岩崎哲氏(世界日報社編集委員) 

岩崎氏…延世大学に語学留学。1976年8月18日板門店における‘ポプラ事件’(北朝鮮兵士による米兵虐殺事件)に遭遇。「当時情報が錯綜し、にわかには事態を把握できなかったが、とにかくすごいことが起こった。このまま日本に帰れないのでは?」という実感だった。このような経緯から爾来、朝鮮半島問題に関わるようになる。

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【10月ソウル市長補選】
ソウル市の学校給食無償化問題をめぐり、呉世勲(オーセイフン)前市長が段階的、選択的に進めると主張。野党が多数の市議会と、教育長は、一遍に全面無償化を訴え、対立。住民投票へ。

結果は、規定投票数足りず、無効となる。前市長が自らの主張が認められなかったとして任期半ばで、辞任。今回の補選となった。

ハンナラ党から美人国会議員の羅卿瑗(ナ・ギョンウォン)氏が立候補。野党候補者はまとまらず、結局、政党人でなく、議会人でもない、市民運動家の弁護士である朴元淳氏(パク・ウォンスン)との一騎打ち。下馬評を覆し、朴氏当選。

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【変わる選挙戦】
さる韓国筋によれば、「今回の選挙は大変なことが起こっていた」とのこと。

今回の住民投票において事前の世論調査では、呉前市長が支持得ていた。それがそのまま反映されれば、前市長の言い分が通ったはず。しかし呉前市長は、支持されれば続けるが、無効でも市長を辞めると公言。

韓国では若者を中心に、スマートフォンはじめインターネット端末が日本以上に浸透している。SNS(ソーシャルネットワークサービス)を駆使し、「このままいけば呉市長の意見が通ってしまう。」「投票に行くな」と呼びかけた。

中東のジャスミン革命においてSNSが奏功。東周りに中国、北朝鮮へのドミノかと思いきやピョンヤンを飛び越えて、ソウルを襲ったかたち。

安哲秀(アン・チョルス)ソウル大学教授…若い世代の人気を得て、市長選の野党候補が取り沙汰されていたが、それを否定し、朴元淳氏支持を表明。若者の朴氏支持の流れをつくる。ここでもSNSが力を発揮。

従来の選挙は、政党の支持を得、公認候補となり、選挙資金や、政党組織を使う。無所属は不利といわれる。ソウル市長選を東京都知事選に置き換えれば、石原都知事は、浮動票を取れる人気があるが、もし選挙で、自民党の推薦も受けないとなると勇気がいるだろう。今回のソウル市長選では、与党ハンナラ党から出馬した美人の現役国会議員が従来型選挙をやった。野党民主党は朴元淳氏に目をつけ、公認の打診するも、朴氏は拒否。民主党にショックを与えた。しかし内実は朴氏の選挙事務所は民主党員が詰めたそうだが、党の指示によるものではなかった。

朴氏は「希望政策委員会?」など市民運動組織をもち、これを核として、既成政党に不満を持つ若者を取り込んだ。選挙戦の途中で、ハンナラ党も従来型選挙戦だけではダメだと気付き、SNS作戦に出たが、上滑り。時すでに遅かった。

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(岩崎氏の地元)群馬県は保守大国で、自民党が強い。自民党から立候補したいが、現役の候補がいるので、しかたなく民主党から出たという人もいる。当選には党の公認が是非とも必要。無所属では無理という判断。

【来年の総選挙と大統領選】
従来、韓国では大統領選挙を読み解くキーワード「地域感情」。慶尚道(三国時代の新羅の地域)VS全羅道(同百済の地域)という図式とその中間に位置する忠清道がどっちに傾くか。

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ところがノムヒョン時代から変わった。地域感情だけではなくなった。もうひとつの係数が、「世代」。既成世代VS新世代の図式。その新世代は、386世代といわれ、現在40歳代で、学生運動の洗礼を受けている。彼らが、地域感情を乗り越えた。

李明博政権誕生は、金大中、ノムヒョン2代続いた左翼政権に対する揺り戻しとみる。今回のソウル市長選は、来年12月大統領選の前哨戦。どうなる?今までのモノサシでは測れない。その前に4月に総選挙。

ソウルは左翼市長となった。来年まで、バラマキが実施されよう。朴元淳新市長は、すでにソウル市小学校無償給食実施。漢江を挟んだ南側は裕福で、北側はちょっと貧しい。「北側を優先すべき」と前市長は主張していたが、朴氏は、同様にすべきだとした。

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「参加予算住民総会」…予算の優先順位の判断に住民の意見を聞く。議会無視。参加できる時間、熱意、金のある人間だけの意見が反映される危険性がある。日本の「自治基本条例」に相当。朴氏は「福祉市長になる」と宣言。‘福祉は恩恵授与でなく、住民の権利’

自治体の予算の9割は、出方が決まっている。残りの1割が市長の裁量権。このままでは財政破綻。ソウルは、韓国の4分の1の人口抱える。
「政策諮問委員」に一般職員を入れる。‘ボトムアップ式意思決定文化を定着させる’との趣旨。行政の大混乱?大統領選挙まで1年間、左派陣営に有利な環境づくり。こういう人物は、えてして警察予算を削る。これからソウルの治安も心配だ。

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<大統領選候補と目される人物の横顔>
・安哲秀ソウル大学教授…ITベンチャー出身の実業家。その会社が株価急騰みせる。日本円で103億円を寄付。人気取り?若い世代の支持を得る。野党陣営にしてみればどうにか取り込みたい。民主党孫鶴圭氏…民主勢力の大統合を主張し、安哲秀氏の受け皿模索。

・朴クネ…朴元大統領の娘。保守勢力に対して力を持っている。李大統領と確執。

・鄭東泳(チョン・ドンヨン)…元大統領候補(2007年)。テレビアナウンサー出身。左翼。

・孫鶴圭(ソン・ハッキュ)…民主党元代表。ソウルのチョンノという政治の1町目1番地で落選し、「白衣従軍す」その潔さで評価がある。学生運動出身。

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【政治的課題】
今、左派にいい状況が生まれつつある。
従北勢力…北の実態が明らかにも関わらず、増加している。

なぜ?南には「国の歴史」に後ろめたさがある。朝鮮の正統は金日成という理解。貧しくともめげずに核開発する北の姿を誇らしく思う。自分たちだけが繁栄し、同胞を助けてやれない負債。南は堕落、北は純粋と認識。

北の地下スパイ組織「旺戴山」が摘発され、大学教授や公務員がメンバーだったことが明らかに。学生時代に北へ秘密裏に入り、軍事訓練を受け、金大中・ノムヒョン政権時代に政界、マスコミ界、教育界にかなり浸透している。南の宗教人で、北に工作されている人はかなりいる。

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