AMAZING GRACE

白鳥英美子
AMAZING GRACE

『AMAZING GRACE(アメイジング・グレイス)』白鳥英美子〈キングレコード〉(1993/12/22)

キャスリーン・バトル『オンブラ・マイ・フ』 と同じく1987年にテレビCMからヒットした女性ヴォーカルの曲です。
白鳥英美子さんは「或る日突然」「虹と雪のバラード」などで知られるトワ・エ・モワのヴォーカル。「AMAZING GRACE」のヒット以後、クラシックをモチーフにした楽曲を中心としたアルバムを多数発表しています。
「AMAZING GRACE(アメイジング・グレイス/アメージング・グレース)」は、西部開拓時代あたりからアメリカやイギリスでよく歌われる讃美歌です。白鳥さんがアカペラ(無伴奏)で歌ったものがダイヤモンドのCMで使われてヒットしてから、日本でもよく知られるようになりました。
このアルバムは1987年にキングレコードから発売されました。10曲収録。全曲英語の歌です。「AMAZING GRACE」以外の曲は、アメリカやイギリスの伝承歌や、クラシック音楽に英語の歌詞をつけたものや、アメリカのフォークグループPPM(ピーター、ポール&マリー)やビートルズのヒット曲を収録しています。

《曲目リスト》(〔 〕内は作詞・作曲・編曲者)

1. HEARTLAND
  〔作詞:Linda Hennrick/編曲・補作:高橋千佳子〕
  ブラームス「弦楽六重奏曲」第1番-第2楽章-より
  キリンビール「ハートランド」CMソング。

2. FLOW MY TEARS
  〔編曲:つのだたかし〕
  「FLOW MY TEARS(流れよわが涙)」。別名「涙のパヴァーヌ」。
  17世紀イギリスのリュート奏者ジョン・ダウランド(John Dowland)の作品。

3. TINY SPARROW
  〔作詞・作曲:Elena Mezzetti・Paul Stookey・Milton Okun/編曲:吉川忠英〕
  PPM(ピーター、ポール&マリー)のヒット曲。
  原曲はアパラチア山脈の民謡「カム・オール・ユー・フェア・アンド・テンダー・レディース(Come all you, fair and tender ladies)」。

4. THE ROSE
  〔作詞:Linda Hennrick/編曲・補作:高橋千佳子〕
  グリーグ「ペール・ギュント」組曲から「ソルヴェイグの歌」より。
  NHKみんなのうたで大貫妙子さんが歌っていた「みずうみ」も同じ原曲。

5. THERE IS A SHIP
  〔作詞・作曲:Paul Stookey・Peter Yarrow・Marry Trauers・Milton Okun/編曲:吉川忠英〕
  古い伝承歌を1960年代にPPM(ピーター、ポール&マリー)がアレンジしてヒットさせたもの。
  ドキュメンタリー映画「地球交響曲:ガイア・シンフォニー第3番」挿入曲。

6. SYLVIE
  〔作詞:Kaoru Wakana/編曲・補作:すぎやまこういち〕
  18世紀イギリスのはやり歌。作者不詳。

7. LITTLE PUPPET
  〔作詞:Linda Hennrick/編曲・補作:高橋千佳子〕
  ヴェルディのオペラ「椿姫」からヴィオレッタのアリアより。

8. NORWEGIAN WOOD
  〔作詞・作曲:John Lennon・Paul McCartney/編曲:つのだたかし〕
  「NORWEGIAN WOOD(ノルウェイの森)」。The Beetles(ビートルズ)1962年のヒット曲。

9. IF THE WORLD HAD A SONG
  〔作詞:Linda Hennrick/編曲・補作:梅垣達志〕
  バッハのカンタータ「主よ、人の望みの喜びよ」より。
  第一生命保険総合会社「その保険は私です」CMソング。

10. AMAZING GRACE
  〔編曲:白鳥英美子〕
  アカペラヴァージョン。デビアスダイアモンドCMソング。
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バトル(キャスリーン), ギャレット(マーゴ), ヘンデル, モーツァルト, リスト
キャスリーン・バトル・アット・カーネギー・ホール

『キャスリーン・バトル・アット・カーネギー・ホール 』キャスリーン・バトル〈ユニバーサルクラシック〉(2003/5/28)

前回紹介の『オンブラ・マイ・フ』 はすでに廃盤で入手困難なので、キャスリーン・バトルの「オンブラ・マイ・フ」が収録されている、現在発売中のCDをご紹介します。
1991年カーネギーホールで行われたキャスリーン・バトルのリサイタルを収めたライヴ盤です。
全曲、ピアノ伴奏はマーゴ・ギャレット。

1992年にポリドールから発売されたアルバムを、2003年のバトルの来日公演に合わせて《キャスリーン・バトル・スタンダード・コレクション》(全9点)としてユニバーサルクラシックスから再発売された中の1枚です。

《曲目リスト》(〔 〕内は作曲者)
1. 歌劇「セルセ」HWV40~第1幕 第1場 オンブラ・マイ・フ(なつかしい木陰)〔ヘンデル〕
2. 歌劇「ジュリアス・シーザー」~第3幕 第4場 つらい運命に涙はあふれ〔ヘンデル〕
3. ルイーゼが不実な恋人の手紙を焼いた時K.520〔モーツァルト〕
4. にこやかに心おちつけK.152(210a)〔モーツァルト〕
5. 「クレメンス・ブレンターノの詩による歌曲」~アモールop.68-5/夜にop.68-1〔R.シュトラウス〕
6. ヴォカリーズop.34-14〔ラフマニノフ〕
7. ここはすばらしいop.21-7〔ラフマニノフ〕
8. ひそかな夜のしじまの中でop.4-3〔ラフマニノフ〕
9. 歌うな、美しい女(ひと)よop.4-4〔ラフマニノフ〕
10. 歌劇「ポーギーとべス」~第1幕 サマータイム〔ガーシュウィン〕
11. グッド・ニュース〔黒人霊歌〕
12. 歌劇「ルイーズ」~第3幕 第1場 その日から〔G.シャルパンティエ〕
13. 喜歌劇「こうもり」~第2幕 侯爵さま,あなたのようなお方は〔J.シュトラウス2世〕
14. 天上から音楽が/全世界はあの方の御手に/馬車よ、やさしく〔黒人霊歌〕

◆キャスリーン・バトル・スタンダード・コレクション【全9点】
『キャスリーン・バトル・アット・カーネギー・ホール』
『ザルツブルク・リサイタル』
『岩の上の羊飼い~シューベルト:歌曲集』
『風のたわむれ~モーツァルト・オペラ・アリア集』
『私は心の光~ベル・カント・オペラ・アリア集』
『妖精の女王~フランス・オペラ・アリア集』
『バッハ:ソプラノとヴァイオリンのためのアリア集』
『プレヴィン:ハニー&ルー』
『わが心のスピリチュアルズ』
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オンブラ・マイ・フ


バトル(キャスリーン), スクロバクス(ローレンス), ヘンデル, アレン(ナンシー), マルティーニ, シューベルト, オブラドールズ, サウンダース(ダニエル), ロドリーゴ, オルフ
オンブラ・マイ・フ

『オンブラ・マイ・フ』キャスリーン・バトル〈キングレコード〉(1987/5/15)

1987年当時にニッカウヰスキーのテレビCMに使われた、アメリカ人のソプラノ歌手キャスリーン・バトル(Kathleen Battle)の歌う「オンブラ・マイ・フ(Ombra Mai Fu)」を収録したCDです。
CMが話題になったので、過去(1986年~1987年)にスタジオ録音したバトルの歌唱を集めて日本向けに編集したアルバムです。これが発売された当時は非常に話題になりました。
欲しかったけどまだ高校生で買う金がなくて、新聞広告の切抜きを大事に保存していました。その切抜きによると当時CDの定価が3000円、LPレコードとカセットテープが2500円でした。20年前はまだLPレコードが現役だったんですね。
最近ブックオフで1000円で購入しました。

「オンブラ・マイ・フ」が流れるニッカウヰスキー「スーパーニッカ」のテレビCMは、CDジャケットにも使われている草原に立って歌うキャスリーン・バトルの姿だけというシンプルな映像ですが、非常に印象的でした。「オンブラ・マイ・フ」はオペラ「クセルクセス(セルセ)」の冒頭に主人公が朗々と歌うアリアで、「ヘンデルのラールゴ」「なつかしい木陰」などとも呼ばれます。
その後ニッカのCMは、CD4曲目の「なんときれいな髪の毛」に変更されました。こちらは軽快でかわいらしい恋歌です。

《曲目リスト》(〔 〕内は作曲者、【 】内は伴奏者)
1. オンブラ・マイ・フ 〔ヘンデル〕【ローレンス・スクロバクス/ピアノ】
2. 愛のよろこび 〔マルティーニ〕【ナンシー・アレン/ハープ】
3. 夜と夢 〔シューベルト〕【ローレンス・スクロバクス/ピアノ】
4. なんときれいな髪の毛 〔オブラドルス〕【ナンシー・アレン/ハープ】
5. ポプラの林へ行ってきた(”4つの愛のマドリガル”より) 〔ロドリーゴ〕【ダニエル・サウンダース/ピアノ】
6. イン・トゥルティーナ(”カルミナ・ブラーナ”より) 〔オルフ〕【ローレンス・スクロバクス/ピアノ】
7. ヴィラネル(歌曲集”夏の夜”より) 〔ベルリオーズ〕【ダニエル・サウンダース/ピアノ】
8. 夢にきませ 〔リスト〕【ナンシー・アレン/ハープ】
9. ヴォカリーズ 〔ラフマニノフ〕【ダニエル・サウンダース/ピアノ】
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