背中の羽は、しょうが焼き(里見浩都個人ブログ)

里見浩都による、詩歌と日記のブログです。ご飯をよく食べます。お問い合わせ先:kanon38@hotmail.com


テーマ:

・出来そこないのうろこ瞼につけたまま心を光らせている鰯よ

・眠るのが下手な人たち列をなし鰯のロザリオ買い求めます

・イタリア人かフランス人になりなさい うどんかそばを選んだあとは

・美しい日本語恥じらい目を伏せる うらやましいが触りはしない

・血糖値の低いゾンビは健康でゾンビ勲章貰うのだろう

・牛肉を醤油で煮るただそれだけで二時間ドラマの犯人役に

・ああ餅の自販機を目の前にして醤油を忘れたことに震える

・飴玉をのどに詰まらせびょうと鳴く嵐もびょうとうねりひらがな

・温泉に愛されている卵にてデイリーワーク粛々とする

・とりあえず猫を抱きしめ昼寝する布団はじっとりとして油揚

・全日本油揚同盟所属員の責任としてうどんを食べる

・淋しくない国に狐を嫁がせて解散をする油揚同盟

・めざしチキンライスの旗に敬礼す同じ材質の串に刺されて

・木曜並みに疲れています火曜日のたくわん色をした月の下

・寒い星に柔らかい手が舞い降りて桜散るらむラム食べるらむ

・役にたたないライオンを胃に住まわせてほうれん草を食べる放課後

・左向きのアメリカ人が威張ってる鼻のてっぺんに千葉県野田市

・水着の上にたっぷりとウイスキーこぼし夏でもピーナツでも構わない

・雨濡れの夜にカレーをとぷとぷと胃に注ぎ込む我慢しきれず

・自転車の立ちこぎしつつそうめんをすすってむせるくらいは眠い

・株価暴落の日も披露宴の日も半袖を着る産毛そよがせ

・人魚のように貴方は僕の側に居てきんぎょ注意報を描いたのわぴこ

・ハムカツにもう十分に頑張ったって言ってやれソースかけずに

・ヘイジョニー君のワイフがサティスファイ卵だらけのオンザビーチにて

・パンチラのお姉さんが涙に濡れる12時5分が終電である

・じゃがりこはどこにでもある地獄にも地獄の手前のオフィスビルにも

・つやつやの炊きたての米の一瞬の違和感としてヨネの神様

・象の鼻のような投手と評された母のおにぎりがなぜ固いのだ

・仏像を裏切る行為奈良漬を残したままのうな重二杯

・深呼吸 息を吸うその瞬間に息の吐き出し方を忘れる

・二年ぶりに山田に生霊が取り憑く 想いは人の特権だから

・つま先からウニを吐き出す永遠にうねり続ける海の濃度の

・にゃ使いの男たちが戦いへ行く 山上兄弟先頭にして

・ユーミンの旦那の名前を度忘れし昔の彼女の写真眺める

・見も知らぬ人が全員友達に見える気がするあげだまの国

・透明のスーツ並べてほくそ笑む僕の愛するジャスコが夏に

・ブーツの中に砂が入って夏終わり裸の人が嘔吐している

・ああここでポエムを書いて良いですか蒸したもち米の上臼の中

・キン肉マンの寝顔にそっと口づけてキン肉痛マン瞳潤ます

・まんがタイムスペシャルのような週末に山村紅葉に似た叔母がくる

・房総の海をぼおっと想像し苺の帽子泣きながら編む

・弁当箱に魔法かけられチャーハンもいなり寿司も皆いちごの味に

・健康な親指で唇触り不平不満を共有化する

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・トニートニーパジャマを濡らしたまま一人ワインを布団にこぼして一人


・青ざめた空に小石を投げつけて何か割れたらほっとしている


・トニーには必ず唄う歌がある盆暮れ正月花が咲く歌


・かけ算のように繁殖する菌を胸元に埋め切ないごっこ


・ぬるぬるとした空腹の感触にかつおと昆布のだしが欲しくて


・坂道にレモンは自由落下して山田が入籍をする大安


・わたくしの胸に禍福が去来して直立不動のまま息を吐く


・ちりちりと余熱を帯びる夕焼けに正月用の餅を捧げて


・マンドリンクラブの人がマンダリンホテルでみかんの結婚をする


・詩歌によって夜は作られふっくらとした唇が食事始める


・鼻歌がテレサ・テンですおっかさんお墓の下の叔父さんの上


・1が2に2が4になる寒い夜細胞分裂する君の傍


・友達以上恋人未満のぼたもちに祝福の鐘響く年の瀬


・神様の慈愛のスイッチが壊れて夜に餅ばかり降る正月


(上から)1~3 12月12日 12 12月24日 13~14 12月31日作成。

良いお年を!

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・セロファンもセロハンになる月明かり犬の速さで眠る夜です


・10年後月でパーティーするためにホルモン分泌して若返る


・心のまずしい人も恋することがある曇天なのに瞬くよ月


・東北と北東北を区別するりんごに対する熱い劣情


・りんごを上手に剥く練習をする兄のポークビッツのような親指


・チークを塗れば赤い頬ですグレープフルーツにそれを塗ったら酸っぱいぶどう


 文フリも終わり、いろんなことが夢のように過ぎていく。

 先日、テレビのあるところで昼ごはんを食べていたが、ほぼ1時間○○蔵の話であった。あんのじょうの人があんのじょうの事件を起こす。このあんのじょう感が息苦しくて、みんな○○蔵を叩くニュースを食い入るように見ているのではないか、とちと思う。ただ、マスコミが必要以上に取り扱っているだけかもしれないが。

 自分のなかのあんのじょうを打ち破るのが、この冬の課題か。



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・アジフライ遠くに骨の声がして月が二人をじっとみている


・神様が山田の家に降りてくるよりにもよってすき焼き中に


・もやしの白からピーマンのグリーンまでグラデーションの中にかみさま


・みかんから汁はしたたりとりあえず普通の暮らし割れる唇


・太っているからわたくしはあたかも領土おへそにまっすぐ立つ国の旗


・夏に開いた穴の真ん中を穴の開いたシャツですごしている日曜日


・セーターは実る直前が美味しくて葡萄模様の上にマヨネーズ


・透明で少しキタナくて寂しくて美味しいものと言えばしょうゆ壜


・つるつるのおじいさんからつやつやのコシヒカリまで同じ風呂の中


・神様が産まれる夜の味噌汁に卵を二つ落とし糖尿


・わかめ食堂は資金繰りが少しキビしい わかめをすべて買い占めるから


・恋人と非恋人の隙間から感傷的な冬がはみ出し


・やたらにハ音が鼻にかかった落語家のお尻に花火パチパチと鳴る


・アイスクリームが溶ける瞬間を見届けてべたつく指の貴方に会おう


・来年もここはおそらく寒い星 指から放たれるよたんぽぽ


 12月5日、文学フリマに参加しました。本を購入いただいた皆様、手にとっていただいた皆様、ブースにたちよってくださった皆様、そしていつもお世話になっている皆様方に感謝感謝です。今回は、春野さんの遺稿集を持っていく、という使命のもと、できるだけ詩歌を言葉を愛していそうな人に、春野さんの言葉(品質には絶対の自信!!!)を届けるべく頑張ったつもり。


 反省としては、販売サービスにばらつきがあったことであろうか。あの時、あの人にもっとできたことがあったはず、と思うと悔しいし申し訳ない。それがケースバイケース(属人的で非論理的)であったのが問題なのである。現場に出るまで、どうしたらいいかがわかんなかった、ってのは言い訳にすぎず、この反省を生かしたい。

 売ってみてわかったことは、結局、その本の思い(=コンセプト)を話すしかない、ってことである。春野さんの本も、結局は率直にご遺族の思いを伝えることしかできなかった。加えて、遺稿集なんて湿っぽいことを言うのはイヤで、本当は第2第3詩集を期待してよっ!って言いたいという私の気持ちも、つい率直に言ってしまった。言い過ぎだったかなあ。









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文学フリマに出ます!

持っていくのは、

『食品詩倶楽部』(のこりわずかです)に加えて、

春野かおりさん遺稿集 『あすたりすく』と

私の小冊子歌集『34の名刺』です。


・ハムに塗るマヨネーズほのかに白く若葉に向けて一歩踏み出す

(『34の名刺』 ~ハム組曲~)

・無情にも飛行機は雲を切り裂き脱皮することなく兄の蟹

(『34の名刺』 ~りっとさん~)


こんな感じの小冊子を持っていく予定。


文学フリマの詳細は以下の通り。サイトは(http://bunfree.net/

開催日   2010年12月5日(日)

開催時間 11;00~17:00

会場    大田区産業プラザPiO 大展示ホール・小展示ホール


ブースはS-15 『トリプティク』で出ております。


春野さんの本の横に自分のも並べたくて、

めちゃくちゃえいや、で本を作ってしまった(総編集時間 2日)。


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