日本最北端へ 4
テーマ:ブログ10月8日
朝起きる。
案の定嵐はいっそうに強さを増しながらもおさまる気配はない、テレビをつけてもその凄まじさを写すばかりで見ただけでげんなりする。今思うと何もそんなに気に病まずにのんびりと翌日まで待てばよかったように思うのだが、もうゴールが目前まで迫っていながら一分でも早く出発したい、焦る気持ちは逆にこの日本縦断の旅路がただ楽しかっただけではなかったことを思わせた。降りしきる雨の中じっと橋の下で息をひそめた夜、街灯もない暗闇で野犬のうろつく気配、道売りでは人間の屑とまで罵倒されたこともあった、、、、、、、。早く終わらせてしまいたい、そんな気持ちも確かにあったのかもしれない。
午前中はただ窓の外を眺め続けた、しかしいっこうにおさまる気配はなくただ時間だけが過ぎる。様子見に少しだけ外に出ることにする、玄関のドアを開けた途端猛烈な風と雨粒が全身に降り注いだ、息をするのがやっと。それでも無理をしてコンビニまで向かう途中面白いものをいくつか発見する。
「おお!看板がない!!」
まず始めに目に飛び込んできたのはひしゃげて折れ曲がったこのライダーハウスの看板だった、、、、、まさに台風並みである。
風に流されながらなんとかコンビニに辿り着くとここもなんだかおかしなことになっている、、店内にお客さんの姿が見えるにも関わらず自動ドアが開かないのである。。。。。どうやら強風の圧力でドアが開かなくなってしまったらしい、、、どんだけ強いんだよ、風。とりあえず手動でドアを開け用事をすませたが、あとでコンビニに行ったじいさんいわくこの後セイコーマートは臨時の閉店となってしまったらしい、、、、恐ろしい話だ。しかし帰り際もっと恐ろしい光景を目の当たりにする、交差点に警察官が立ちものものしい雰囲気、、、、、、何事かと思ったら信号の停電で警察が道路整備をしているところだった。。
びしょぬれでライダーハウスに戻りがっくりと肩を下ろした、どのみち今から奇跡的に晴れたとしても宗谷岬到着は深夜になるだろう。周りの説得もあり(そりゃそうだ)おとなしく一日延期することに決めた。たった一日のずれなのに、この時ばかりは何ヶ月にも感じられる思いだった。








