メロメロパー
ク
2006-11-17 22:15:11

日本最北端へ 3

テーマ:ブログ

10月7日
牛の鳴き声に目を覚まし急いでテントをたたむ、風は強かったが幸い雨は降らなかったようですぐに準備ができた。

空はとりあえずまだ大丈夫そうだ、しかしまもなく降り出すのは確実な様子。前日にかなり歩いたために稚内市内までの距離は10キロほどと午前中のうちに歩ききれる距離だった。


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やや急ぎ足で歩くこと数時間、稚内中心街にあと一歩というところで雨がぱらつき始めたがぎりぎりセーフ、雨はこのまま強くなる一方だということで地図で見つけた千円のライダーハウスに向かおうと思ったがまだ時間も早かったので久々に見つけた某古本屋で立ち読みしつつ時間を潰す、、、、、、思ったより長居してしまい外に出るともううっすらと暗くなっていた、こりゃイカンとライダーハウスを探すが妙にいりくんだ場所にあるのかなかなか見つからない、、、、とりあえずコンビニで軽く何かつまもうかと物色、、コンビニの軒下でおにぎりをもしゃもしゃ食いながら地図に載っていたライダーハウスの番号に電話しようとしたときだった。。

 

 

「どっちから来たのかい?」

 
さっき隣のレジでジンギスカン用羊肉を大量購入していたおじさんが自転車にまたがりながら話しかけてきた。かくかくしかじかで今ライダーハウスに電話するところだと話すと、、、「電話しなくていい、俺もそこに宿泊してるから連れて行ってやる。」とのこと、素敵な偶然もあったものだ。

 

 

 


 

 

 

 


コンビニから歩いてたった5分のところにそのライダーハウスはあった、通りからやや見難い場所に看板があったため見過ごしていたようだ。ライダーハウスは元漁師のおじいさんが一人でやっているようで宿というよりは「今夜一晩泊めてください」的な普通の家である。もうシーズンオフなのか宿泊客は俺を含めさっき案内してくれたおじさん、関西からの旅人の合わせて三人。俺は先に風呂に入らせてもらいしばらくして関西の兄さん(日記に書くなと言っていたがこれくらいはいいでしょう。)も帰ってくると今夜の夕飯はジンギスカンだという、お客さんが少なかったおかげか俺も一緒にいただけることに、、、ありがたや。

四人で極上ジンギスカンを囲みながらふと外の様子を伺う、外はだんだんと風が強くなりガラス窓を叩く雨の音が凄い。天気予報では台風並みの低気圧のせいで北海道はこのまましばらく大荒れとのこと、宗谷岬までわずかに27キロの地点でこんな足止めを喰らうとは。

CA311148.JPG






外の様子も気になるところだが、ここ数日ひもじかった俺は美味すぎるジンギスカンにコンビニで買出しした久々のビールで上機嫌だ。しかもこの晩は北海道出身のじいさん、本州大阪出身の兄さん、四国高知出身のおじさん、そして九州福岡出身の私となんとも日本四大陸(四島か?)が出揃い、しかもみんな色々なところを旅している人たちだっただけにその話す内容もしこたま面白いのであった。
中でもコンビニから宿まで連れてきてくれたおじさんは四国で農家をやりながら、この空きの時期に『徒歩日本縦断』を開始、宗谷岬を出発したその日に嵐に出くわしこの宿に流れ着いたとの事だった。。。。おじさんは見た感じ60歳ほどである(聞くと58歳くらいだった。)、しかも波照間島まで行くと言うのだからまさに俺と正反対の行脚だ。
なんという事だろうか。

日本の最南端から歩き始めあと一日で最北端に到達する男と、日本の最北端から歩き始め一日目の男がここで出くわしたのである、、、、、。

コンビニでの出会いといい不思議な偶然は重なるものだ、おじさんにここから先のコンビニスポットや良いねぐら情報などを地図を片手にアドバイスする、なんだか不思議な感覚だった。。。





気がつくと深夜過ぎ、飲み過ぎてしまった。
二日酔いかはたまた止まぬ嵐のためか、翌日の出発は危ぶまれる。
台風並みの低気圧はその名の通り凄まじく、翌朝もいっこうに弱まる気配はない。


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