メロメロパー
ク
2006-11-13 00:40:03

札幌日記 口琴セッションin考勝寺

テーマ:ブログ

さてさて、宗谷岬到着からほぼ放置状態だったこの『犀の角』もそろそろまとめ書きしなければなるまい。もう一ヶ月ほど経ち日時的なところは曖昧になっているので要所要所を思い出しながら書きます。けっこう長くなるだろうから読む人もいないかもしれないが、まぁ自分の記録用と割り切って頑張ろう、札幌での日々と前後逆になってしまうが最後は宗谷岬に至る3日間のことを詳しく書こうと思う、何故かこの3日間の記憶は鮮明。




札幌。
10月9日宗谷岬到着から迎えに来てくれた室蘭のアキコさん(今は短期で札幌勤務中)の車でその日のうちに札幌に帰り着く。しばらくはのんびりしようと決めていたものの3日ほど経ち最初のイベント事は前回札幌着の日に台風から守って頂いた考勝寺での『口琴セッション』。セッションは夜からの予定だったのでのんびりとしたままだったが午前中に電話が鳴る、熊本では焼酎や釣りたての山女などを差し入れしてくれた地元の友人、彫刻家のサトシ君 からだった。福岡にいたはずだった彼だがなんと一週間前から旭川より少し北の土地で家具職人の職についたとのこと、今日遊びに行こうと思っていたと言うのでもちろんこの夜のセッションに招待した。夕方、高速でサトシ君到着、再会を喜び合いながらそのまま車で当別のお寺に向かう。




やや遅刻していったためか寺はすでに賑やかなことになっていた、もともとは前回この場所で桂さんにムックリを教えてもらった事がきっかけでこのセッションに至ったのだが、「ムックリや口琴が出来る人を集めて…。」とけっこう漠然とした段取りしかしていなかったにも関わらずこの晩は豪華な顔ぶれとなった。先に着いていた桂さんや副住職のヤスさんに挨拶をしながら隣に座っていた男性を紹介してもらった。   「ハレ・ダイスケさん です。」    と桂さんに言われしこたま驚く。実は前日、ここしばらくムックリ・口琴の虜になっていた俺は黒豆さんのとこで口琴CDをゲットしていた、それがハレさんのCDだったのだ。昨日から今日にかけて延々と聴き続けていたためにまさかその本人がいらっしゃろうとは、、、、いや、もしかしたら来てくれるんじゃないかと淡い期待を抱いていたためか心底驚いた。
他にもたくさんの方々、セッションは後にしてとりあえずは飯を食らうことになった、有機野菜と旨いおつまみたちがテーブルに並ぶ。
と、しばらくして暗くなる。数日前に誕生日を迎えたヤスさんと娘ジュンカちゃんのためにアキコちゃんが用意したバースディケーキが運ばれてくる、、、、が、二つのうち一つは俺の前におかれた、、、、、、、『大ちゃん日本縦断おめでとう!』の文字、なんと俺の日本縦断達成祝いケーキまで用意されていたのだ!!なんと嬉しいことよ、そういえば当別に来る前、ヤスさんと娘の分にとケーキを用意していたアキコちゃんだったが、「う~ん、父と娘なんだから併せて一つでもいいだろうに…、豪勢だなぁ。。」と二つの箱を見ながら感心していたのだが、まさかその一つが自分の分だったとは思いもかけずサプライズな出来事となった、どうもどうもありがとうございます。

 

 

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ひとしきり食事もすんだところで、ケーキをむさぼりつつ準備を始める。本堂に新聞紙を敷き和紙をひらく、準備といっても墨をするくらいなのでほどなくして完了。打ち合わせでは先に桂さんのムックリがあって次にハレさんの口琴で〆る、あわせて40分ほどのセッションだ。桂さんもハレさんも先日アムステルダムで行われた『世界口琴大会』に日本代表?として出場している、桂さんは生粋のアイヌの人をして「自分たちよりもうまい。」と言わしめる人、ハレさんはここ札幌『札幌口琴会議』の代表
でもある、この上ない豪華な顔合わせだ。
予定の時間も近づき、周りの人たちも集まり始めた。

アイヌ衣装をまとった桂さんが静かに本堂に現れ、ムックリの音が静かに本堂をつつみ始めた。


ライブセッションに墨を使い始めてから(前はペンが多かった。)座り姿勢が基本になってきたが、ペンと比べると墨をとるのにいちいち紙と硯を行き来しなければならないために集中が途切れがちになるのではないかと最初のころは心配していたが慣れてくるとこれも全然苦にはならない、むしろ墨を使い始めてからは普段の制作にも幅が広がったと思う。桂さんのムックリは素朴で熱が籠っている、墨のラインは速過ぎず遅過ぎずのところで進む、紙の中心から徐々に何かしらのかたちが見え始めてきた。
桂さんのムックリが本当に自然な形で口琴に変っていた、ハレさんの演奏が始まる。
すると、不思議な事に手は絵の具に走っていた。念のため用意していた絵の具だがここしばらくの状況から(ライブで色を使うのは実に久しぶりの事)使うことはあるまい、、、とふんでいたのに、しかも筆は使わず指で直接摺りこむ。
ほぼ無意識の動作なので何故そこに色が入ったのかは自分にもわからないが途端にモノクロの紙面はカラフルに変化する、ムックリの竹音から口琴の金属音に反応したのか、はたまた場の雰囲気なのか。ハレさんの演奏も終わるころにタイミングを合わせ完成、最近やった中では一番しっくりくる出来栄えだった。




いやしかし面白い。桂さんのムックリは俺の目指すところである、あったか~い音色は聴いていて心地良く墨の素朴な色を感じさせてくれたのはおそらく桂さんだったからだろう、そしてハレさんの口琴にはただただ驚くばかり、セッションの最中、「これほんとに一人でやってんのか??」と何度も確認してしまうほどハレさんの奏でる音は幾重にも響き、謎の祭囃子のような音(本当にマツリバヤシとしか言いようの無い「ピ~~~ヒョロロロロ~~~~♪」といった音。)は全くもって理解不能であった、後でどうやってやるのか聞いたがやはり理解不能でした。

 

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(左はムックリをひく桂さん、右は気持ち悪い笑顔の私とハレさん、ハレさんとは名前といい徒歩日本縦断の経験アリと共通点が多くて驚いた。)


セッション終了後も寺では宴会が続く、完成した絵を囲み皆でムックリをかき鳴らす。
サトシ君の持ってきてくれた芋焼酎や先日喜界島に行ってきたヤスさん一家の御土産黒糖焼酎がうまい。
夜はふけこの晩は結局俺とサトシ君、アキコちゃんは寺にお泊り。翌朝俺が作ってきた餃子(前の晩はたくさん料理が並んでいたため仕込んだ餃子は焼かずに冷蔵庫にしま

っておいた。)をたらふく喰らい寺を後にする。ヤスさん、ケイコさん、娘達(あんなに俺を毛嫌いしていたジュンカちゃん  もようやく俺に心を開いてくれたよ…。)、ど

うもありがとうございました。


このセッションで出来上がった一枚はそのままお寺にあります。



コメント

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1 ■ありがとう

だいすけ君、こちらダイスケです(笑)。

書いてくれてありがとう。

再会を楽しみにしています。

口琴博物館もオープンしました。ぜひ来てください

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