『頭の整理帳』~猫背姿勢を改善させるために必要不可欠な背骨の動きについて②~ | 馬場大輔の【エールを送れ!】

『頭の整理帳』~猫背姿勢を改善させるために必要不可欠な背骨の動きについて②~

こんにちは!
ばばっちです。
 
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『頭の整理帳』
これは私自身の頭の整理として行っていますが、
なるべくわかりやすい言葉で様々な症状や身体の機能についてお話しています。
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今日は胸椎の可動性について説明していきます。



歪んだの胸郭のアライメントは胸椎伸展可動性低下を引き起こし、
結果的に頚椎や腰椎にストレスを与えてしまいます。
 
 
頚痛・腰痛に対して頚椎・腰椎だけにアプローチをしていては効果は不十分です。

 
 
 
 

そこで、前回お伝えした通り
 
胸椎の動きが大切になってくるわけですが

特に重要と考えられるのが胸椎の伸展と回旋です。

 
 
 
 細かく説明していくと、
 
胸椎の上位から中位にかけて棘突起が次第に尾側へ傾斜を強めていき、
 
回旋に特化した形状へ近づいていきます。
 
 
 
中位から下位にかけては再び棘突起が水平化し、屈伸の要素が強くなります。
 
 
 
胸椎では基本的に回旋の動きが主で、
 
椎間関節が前額面に対して平行で回旋・側屈を許容する形態をしているからです。
 
 
回旋が主なのですが、
 
胸腰椎移行部の下位胸椎あたりで腰椎へと形状を近づけているので
 
椎間関節も腰椎と同じく、
 
矢状化し回旋を制限する形状となります。






まとめると、

胸椎の可動性は、上中位胸椎は回旋・側屈可動域が高く、
下位胸椎は屈伸可動域が高いのです。




この様に考えると、
上中位胸椎は回旋・側屈可動域が高いので、頸椎の動きの制限には胸椎の可動性を引き出してあげる必要があるのです。



前回のポイントであった、
脊柱の可動には回旋要素が欠かせないということ



胸椎の回旋可動域を引き出していくこと
いかにして行うことができるのか、これに尽きるということです。

このアプローチは、コアコンディショニングのリアライメントスリーで対応可能です(セミナーは終了してしまいました><)。
自分自身で改善できるということです。





動画があるかなと探してみたら、

ありました!



腕の下においてあるポールは柔らかいものですが、硬い円柱のポールの方が転がりやすくていいですよ^^


このエクササイズは結構眠気を誘うので、就寝前の歪み改善にオススメです。



しかし、自身の歪みを理解していた方がいいので、
必要な方はご相談いただければです^^
info@karada-plus.com
までご連絡いただければです。




一応胸椎の動きをまとめましたのでご確認を。

【胸椎全体の可動域】
屈曲    30~40°
伸展    20~25°
回旋    30°
側屈    25°
 
胸腰部の回旋
胸腰部回旋:35°
(内訳:胸椎30° 腰椎5°)
 
胸腰部の側屈
胸腰部側屈:45°
(内訳:胸椎25° 腰椎20°)
側屈での椎間関節運動の大きさは胸椎全域を通して比較的一定している。




これでおわかりの通り、
次回は腰椎についてお話ししていきますね。




 

【セミナー予定】
12月11日(日) リアライメントスリー 終了
12月23日(金) ペルコン / 骨盤アプローチの基礎知識 終了
1月15日(日) リセットスリー
2月12日(日) アドバンストパッケージ勉強会(自主開催)

再受講の方にぜひ聞いてほしい。
学びが深まること間違いなしですよ^^




『アドバンストパッケージ勉強会の詳細』

日 程:2月12日(日) 10時~17時
受講料:10800円
定 員:8名(4名に満たない場合は中止となります)
内 容:
・各エクササイズでより効果を引き出すコツ
・クライアントの心をつかむ「クライアントありき」のテクニック
・リアライメントスリーとリセットスリーを通しで行う
各パートを効果的に行うためのコツや「クライアントありき」とはどのようなテクニックなのか?(あえてテクニックとしてもお伝えします)など、
最終的にはクライアントの心つかみ、リアライメントからリセットまでを通しでしっかりと行えるようお伝えしていきます。

対象:
・リアライメント&リセットスリーセミナーを受講し、
 アドバンスト認定試験を受けようとしている方
・合格したけどうまく活用できていない方
・再確認したい方
アドバンストセミナー受講者が対象となる勉強会です。
申 込:お名前、住所、電話番号、職業を明記の上、
          info@karada-plus.com まで返信ください。