K-162 アグリッパ胸像(丸)
K-162 アグリッパ胸像(丸) H.58×W.32×D.27cm (パリ・ルーブル美術館収蔵 紀元前24年頃制作)
パリ・ルーブル美術館収蔵 ローマ時代 鼻、耳、胸の一部は後世の修復。
いかがですか。美大受験の経験者にとっては苦い思いが蘇って来るのではないでしょうか。このしかめっ面。
オリジナルの映像はこちら、
マルクス・ウィスパニウス・アグリゥパは、ローマ時代の政治家で、現在もローマに残っているパンテオンの建造を指揮した人です。現在のパンテオンはオリジナルが焼失したのち再建されたものですが、入り口の所にでっかく’アグリッパ’の文字があります。
彼は、初代ローマ皇帝アウグストゥスの腹心の部下として、主に軍事面で活躍しました。また上述のパンテオン、南仏のポン・デュ・ガール(水道橋)、南仏ニームのメゾン・カレーなどの建造を行ったことでも知られています。
ローマのパンテオン
ニーム郊外のポン・デュ・ガール
ニームのメゾン・カレー
オリジナルの彫刻はもっと髪の毛などが深く彫られていますが、石膏像ではやや省略されています。
まあデッサンのテーマとしては、すごくポピュラーですよね。
ところで、写真の問題は簡単に解決しました。JPG画像のサイズがオリジナルのままでは大きすぎたようで、圧縮ソフトをさがしたら、すぐに良いのがみつかってこのようにアップできた次第です。ありがたや。
Wikiから、他にも映像を。。。
ローマ Ara Pacis museum の石膏コピー
ロシア・プーシキン美術館の石膏コピー
顔は同じだけど、すごい豪華ですね。
今回取り上げた、K-162 アグリッパ胸像(丸)は、私共の運営するオンラインショップ「石膏像ドットコム」で実際に購入していただくことが出来ます。以下のバナーをクリックすると、ショップに入れます。よかったら覗いてみてください。