2006年10月23日(月)

助六ってどんな人?

テーマ:文化・文芸
「助六」という言葉がございます。歌舞伎なんかに出てくる人名らしい。「助六寿司」の由来でもあるらしい。
でも良く知らない。調べるとしましょう。

 「助六」
 浄瑠璃、歌舞伎劇、音曲などの登場人物、およびこれを
 主人公とした作品の通称。

 延宝(1673~81)または宝永(1704~11)ごろ、
 大坂千日寺であったという町人萬屋(よろずや)助六と
 島原の遊女揚巻(あげまき)の心中事件が典拠で、
 京坂では事実に沿った情話として脚色、
 ……
 江戸ではこれから脱化して「侠客(きょうかく)物」となり、
 1713年(正徳3)の『花館愛護桜(はなやかたあいごの
 さくら)』以来代々の市川団十郎が演出を洗練し、
 歌舞伎十八番の一つ『助六由縁江戸桜(ゆかりのえど
 ざくら)』として今日に伝わった。
 (松井俊諭)

心中した人でしたか。でも江戸と上方で、だいぶキャラクターも変わっていますね。どちらのイメージも知っておかないと、あれ? という目に遭いそう。
ちなみに、助六寿司の由来は「遊女揚巻」から「油揚げと海苔巻き」だそうです。


江戸の洒落っ気、お見事!
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2006年09月29日(金)

沢木耕太郎『テロルの決算』

テーマ:文化・文芸
突然ですが、今日は書籍紹介です。沢木耕太郎の『テロルの決算』右翼少年が社会党の党首を公衆の面前で刺殺するという、現実に起きた前代未聞の事件を取材したノンフィクション。ずいぶん前に購入したのに、そのまま積み本にしてあったのを、ようやく最近読みまして。
いやー沢木先生は熱いです。男の子は沢木耕太郎を読まなきゃダメですね。

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           ※  ※  ※

1970年10月12日、マスコミや一般聴衆を前にした党首演説の舞台上で、左翼・社会党の党首である61歳の政治家を、17歳の右翼少年が刺殺した。
マスコミはこの事件を「幼い少年が右翼に使嗾されて起こした事件」と解釈したのに対し、沢木耕太郎はこの事件を、左翼と右翼という思想的な対立で理解することも、17歳の少年をただの操り人形に過ぎないと考えることも拒否します。そして政治家=浅沼稲次郎の二度にわたる発狂や、少年=山口二矢の右翼政党への幻滅など多くのエピソードを丹念に追いかけ、あまりにも愚直であった政治家と、同じくあまりに純粋でありすぎた少年の、二つのまっすぐな人生が激しく衝突し砕け散った瞬間として事件を描き出します。

また、これは沢木先生の著書の多くに共通することですが、後書きが熱い。沢木耕太郎はノンフィクションの新しいスタイルを確立した人です。自分を無化して客観的な事実を述べる、という従来のスタンスに疑問を感じ、『一瞬の夏』という作品では、自分自らが描写すべき対象の中に関わるという特異な執筆スタイルを採るまでに至ります。自分は姿を隠して対象のみを描写するのではなく、自分の感性、自分の人生を賭けて対象と向き合い、自分が受けた印象まで表現する。その帰結として、作品の後には、その作品と渡り合った沢木耕太郎の、人生の呟きが漏れることになります。沢木耕太郎の後書きは、ただの後書きではない。

もっとも、毎回似たような「沢木節」なので、シニカルな人は食傷するかも知れませんが。(苦笑)

 浅沼の肖像写真を仔細に眺めてみると、そこには「底抜け
 に善良な沼さん」ではないもうひとりの浅沼稲次郎が透け
 て見えてくる。眼鏡の奥の細く小さな眼には、その風貌か
 ら受けるユーモラスな印象とは異なる、鋭く昏い光が漂っ
 ている。

小さなたった一枚の写真でこれだけの描写が出来るのは、さすが、沢木先生です。人生の熱さと悲哀に泣きたければ、この一冊。

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