先日新東名の新区間を走った時、NAVI画面は山の中を走っています。愛車の地図データは2015年版、”Road Map JAPAN Next 2015”なので当然のことです。この地図バージョンは、i-Drive の"MENU"ボタン→「ナビゲーション」→「ナビ設定」→「その他の情報」→「地図バージョン」で確認できます。

BMWのサイトで確認すると2016年版が出ているようなので、BMW Connected Drive加入者対象の3年間無料の地図データダウンロードサービスを使って書き換えることにしました。。。と簡単に考えたのですが、結構トラップが仕掛けられているのでここに記しておきます。

手順1.BMW Connected Drive のサイトから BMW Update Manager(以下Manager)をインストールし、起動。ダウンロードしたい地図データを選択します。

手順2:午前11時頃からManagerを使って地図データをダウンロード。データ容量30.49GB…さて、何時間かかるんだ。。。まぁ、仕事しながら裏でやらせておけばいいや。と思っていると、やはりデータ転送速度が遅くなると「通信が中断しました、再開してください」と結構な頻度で出てしまう。。。
その夜はAM2時ごろ寝たのですが、そのまま放っておいたら朝までは止まらずにダウンロード継続。でもまだ終わってない… 結局終了したのが翌日の正午、25時間かかりました。
まぁこれは皆様のお宅の通信環境に左右されますので(我が家は光→宅内無線LANです)、時間は参考数値にしておいてください。

手順3:続いてUSBメモリーへのデータ移行 ここにトラップが二つあります。
まずはUSBメモリの容量ですが、地図更新データが30.49GBなので、「32GBで間に合うな」と思ったら大間違い。32GBのUSBメモリは実質28.8GBまでしかデータが読み込めません。なので64GBを手に入れる必要があります。

次のトラップです。64GBのUSBメモリは通常exFAT形式でフォー マットされていて、Windowsのフォーマット形式で他に選べるのはNSTFだけ。でも、Managerからは「FAT32でフォーマットしてないと使えない」とのメッセージ。 仕方ないの で、「64GB USBメモリー FAT32フォーマット Win10」などで検索して、1時間くらいかけてようやく使えるフォーマッター(IOデータ社)を見つけて無事 フォーマット。そしてダウンロードしたデータ解凍→USBメモリに書き込みで2時間。

これでようやく新しい地図データがUSBメモリに呑み込めたので、愛車のコンソールボックス内のUSBソケットに差し込んで、ナビを起動すれば自動的にデータ読み込みモードになるはず・・・がなりません。。。USBメモリのアクセスランプが10秒くらい光るだけ・・・

ここで色々考えました。手持ちの64GB USBメモリが怪しいノーブランドだったので、家電量販店でTOSHIBAのメモリ(1,880円)を買って再トライ、でもダメ・・・ この時点で1か月以上放置しました・・・

仕事が少し暇になったので、「BMW ナビ地図更新 うまくいかない」などと検索すること数時間、「みんから」の記事にとうとう最後のトラップ解消法を見つけました!

USBメモリの中身を見ると、「JP」というフォルダの中に133個のファイルがあり、フォルダ外に1個だけtxtファイルがあるのですが、その133個のデータを「JP」フォルダの外に出す必要があるというのです!

さっそくファイルを外に出し、USBメモリをソケットに刺すと・・・NAVI画面に「新しい地図データが見つかりました、更新しますか?」の文字が! あとは1時間くらい放っておけば(途中でエンジンを止めても、ちゃんと分割して読み込んでくれます)データ転送完了!Managerには再起動時に必要と思われる長ったらしいパスワードが表示されたのですが、入力不要でした。

残念ながらさすがに新東名の「浜松いなさJCT~東豊田JCT」のデータは入っていませんでしたが、圏央道の延長区間などは大部分が入っているようです。

ディーラーさんに訊くと、「やはりご自分でトライしてうまくいかないので、こちらに持ち込んでいただく場合が多いです。地図データ代はもちろん無料ですが、工賃は頂きます。」とのことでした。

まぁ、苦労はしたものの、無料(TOSHIBA製のUSBメモリ代が無駄になりましたが・・・)で地図更新ができましたし、あと2回の無料更新はもう迷わずに自力でできます。

皆さんが私と同じようにトラップに引っかからないように、この記事を書きました。そして、BMW JAPANのBMW Connected Driveのサイトのサービス性・クオリティの低さに苦言を呈しておきます・・・(`ε´)