今日は、メシアの御言について考えてみようと思います。メシアは、神と一体に成った方で堕落人間の救済に来られる方です。
神は善なる方でありますから、神と一体に成ったメシアは、当然、善なる方となるわけです。そうであるならば、メシアの語られる御言も善なるものであり、真理を語るはずであります。
ですから、メシアの御言には、真理があり、嘘はないはずなのでありますが、果たしてそうでしょうか?
この事を考えるに当たって、最初に来られたメシア、イエス様について考えてみましょう。
イエス様を迎えるために、ユダヤ教が準備されていましたが、迎えることが出来ず、また洗礼ヨハネも証しはしたけれど、イエス様に従うことも出来ませんでした。
そして、弟子たちもイエス様と完全に一つになれなかったので、十字架への道が確定してからのことです。
マタイによる福音書 第10章23節
一つの町で迫害されたなら、他の町へ逃げなさい。よく言っておく。あなたがたがイスラエルの町々を回り終らないうちに、人の子は来るであろう。
というイエス様の御言を語られました。ここで考えなければならないのは、イエス様以降、人の子が来たのはいつでしょうか。イエス様の死後、2000年後のことです。
原理講論には、イエス様は、その後のキリスト教徒の険しい信仰路程のことを考えて、激励するために語られた御言だと解説してあります。
もし、2000年前、原理講論の解説にあるように当時のクリスチャンに、今語られたイエス様の御言は、信徒を激励するために語られた御言ですよ。と言ったら、何と不信仰なことをと、迫害の対象になったかも知れません。
そして、いくら激励するためとはいえ、客観的に見れば、イエス様の言ったことは真実だったでしょうか?嘘だったでしょうか?
そう、まるっきりのデタラメ、嘘です。
神の子であるイエス様が、嘘をつくのです。仏教的には、方便と言います。
つまり、メシアの御言には、摂理の進展状況に応じて嘘をつくことがあるということです。これは、結構恐ろしいことだと思いませんか?
注意しないと、メシアの御言の中には、嘘(方便)もあるということです。一生懸命信じてやって来たのに、実は嘘だったということも十分あり得るのです。
ですから、ここに文先生の御言に対して総合的に見た観点に立って、御言の研究の必要性があるのです。また、原理の観点から見て、神の御言を人間が守らなかったので、復帰は人間の責任分担によって自分で復帰しなければならない摂理上の条件がありました。
ですから、いかに文先生といえどもヒントは教えてくれるのですが、核心内容は弟子である堕落人間が探し出して来なければなりませんでした。
でも、実際は文先生の御言を弟子たちは文字通り捉えてきました。
「先生には、垂直に上がるヘリコプターが必要なんだね」と言えば、シコルスキーのヘリコプターを買い、「先生には、船が必要なんだ」と言えば、ボートを買ってきました。
文字通りです。
悲しいかな、イエス様の御言を研究する人はあっても、文先生の御言は研究されてきませんでした。
今、統一教会(家庭連合)が分裂する時代を迎えたこの時こそ、世界を神が願われる世界へと導くためにも、文先生の御言を研究しなければならない時代となっているのです。御言を棚の上に飾って、ホコリを被せるのではないのです。
このように、文先生の御言を研究し新しい方向性を見いだすために、「成約原理」が必要なのです。
最後に、文先生の御言を紹介して終わります。
◼説教集が分析、整理される
御旨と世界 P603 創立以前の内定教会史
今後 先生の教えが さらに綿密詳細になり 、より分析、整理されて、 直接的、字義的に表されてくるとき、そこまで 実体的に真理を知ることの出来るあなた方は 、なんと大いなる時に、黄金のごとく 貴重なる時に 生きているあなた方でありましょうか。
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文先生の成約のみ言は、難解な表現や暗号が多く理解することが出来ませんでした。この講座では、文先生のみ言を綿密、詳細に分析することによって、深い原理の世界が見えてきたのです。
それが、「成約原理」となって現れてきました。 成約時代を生きる私たちにとって、混乱した問題を解決する突破口となるや違いありません。
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<成約原理解説>
<前編>
1 原理講論の価値 ・ 文先生の「み言」の解明
2 祝福家庭の原理的位置
3 統一教会の存在目的と意義part1
4 統一教会の存在目的と意義part2
5 統一教会の存在目的と意義part3
6 み旨と摂理
<後編と続く・・・>
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