案の定、妻はお稽古で遅い!
私のお稽古は早く終わり、冷蔵庫の冬野菜を整理することにした。
こう寒いとやはり鍋。
傷んだ野菜を綺麗に水洗い。
冷凍室にしゃぶしゃぶ用の肉とたらがあった。
ラッキー!
解凍せずに、ほかのものを用意して待つ。
その間に、冬ソナの曲で泣く。
何かしていないと狂いそうだ。
生徒さんの面影が幻覚に?
目をつぶると、今の生徒さんの顔が浮かぶ。
今までにない、現象に、自分の業の深さを知る。
いっそのこと、すべての想いを吐き出せばどんなに楽だろうかと思うが、本人の気持ちを思うと死んでも言えない。
そう、鍋は。
最初から今までが、終わり妻がドアを開ける音。
大急ぎで、大鍋にして、具を入れた。
怒られた。
二人でこんなに!
(内弟子さんや母の分もとは言えない、意地である。何が何でもいつかなみんなで温かい団欒を作る夢!


