夫婦が崩れるとき3 〜営業マン夫婦 | 『自分と家族の健康は、自前で築く』整体カウンセラーのブログ
今回は予定を変更して、実際にあった具体例を紹介したいと思います。
 
 
 
昔、派遣先の直属の男性上司が、元営業マンでした。
気さくな方で、自分の家庭のことなども話して下さる方でした。
結婚確か10年目で、お子さんが小学2年生でした。
「オレよりできる営業マンだった」奥様なのだそうです。
話を聞くにつれ、帰るコールの会話を聞くにつれ、かなり仲が良いご夫婦であることは分かりました。
そして、家庭を大事に思っている。
 
なぜそんなに仲が良いのか聞いてみました。
「営業マン同士だったからじゃないかな。
お互い何を考え感じ、何を思っているか伝えあうし、確認するからね。
伝わる様、何通りも工夫するし。
“やってくれて、当然じゃないの?!“
“何で分からないの?!”
ということで喧嘩することがないんだよね」
とのことでした。
 
この上司さん、実際できた方でもありました。
部下としても働きやすかったです。
「君の言いたいことはこうか?」
「どうして、こうしたの?」
「大丈夫か? 負担にならないか?無理しないでよ」
などと、部下にも気遣いのできる方でした。
 
一方この上司の上司は若い人で、ヒステリーな方でした。
が、私達が彼に振り回されない様に立ち回ってくれたり、
ヒステリー上司をうまく乗せる方法を練ったりする様な方でした。
 
「営業マンは、顧客とのコミュニケーションが基本。
だから、結婚も上手く行くのかもね。
奥さんはオレにとって、最大の顧客で、最大の恩人だからね(笑)」
とのことでした。
 
営業マン同士の夫婦を何例か知っていますが、
上手く行っている方が比較的多いみたいです。
 
 
 
「営業」というと、「押売り」「口八丁」と思われガチですが、
それは詐欺師であり営業マンではありませんよ。
 
営業マン、真の営業マンは、顧客のためを思って、
自分と顧客とその場が三者ともに良い方になるための交渉をする人のことです。
顧客を充足へと導く、プロのコンサルタントのことです。
 
間違えても、自分の懐のために騙したり、
気分だけで動いたりする近視眼的・短絡的な人のことではありません。
双方そしてその場の三者のために、長期展望で多角的にサポートをする人のことです。
 
まあ、人が好きな人、ハートオープンな人、全力になれる人でないと、
この職業は無理でしょうね。
いやいや結婚も、人嫌い、人心不信の人では、難しいし、自己矛盾かもしれません。
 
 
 
 
そもそも人間は、自分のためにのみ出資しますし、行動するものです。
人間が一番関心あるのは、命ある生物なので、他人ではなく自分自身なのです。
 
つまり、営業では相手の立場に立って、
相手のより良い選択を補助することが、肝となります。
 
だから営業マンとは、
『相手を思いやってコミュニケーション』をする人できる人、
これを仕事にしている人。
と定義してもいいと思います。
 
もし、家庭人としてある程度こうした営業マインドとトークができていたら、
『相手を思いやってコミュニケーション』ができていたら、家庭は夫婦は上手く行ってしまうのです。
行かないわけないですね。
 
 
 
夫婦二人を取り巻く環境や条件は、ドンドン変わります。
これに応じて、二人の価値観も変わります。
成長します。
 
だから、昔のノリで話をしていたり、付き合いをしていたら、
「いつの間にか分かり合えない二人になった」
りするのです。
 
それを克服するためには、
有効なコミュニケーション力を二人で付けるしか、ありません。
磨き合う方が得策です。
 
コミュニケーション力があれば、例えどんなになっても、
別れざる得なくなっても、いがみ合うことなく、感謝し合えて別れることもできるのです。
 
 
 
思いやりをコミュニケーションに乗せられれば、人間関係は上手く行きやすくなります。
 
思いやりとは、相手・相手の価値観を尊重することです。
相手の価値観をベースに、話を進めることです。
 
相手の価値観と自分の価値観を、犠牲者なしに結びつける技術。
これが円滑な人間関係を築くための決め手となります。
 
これは、今は本で学べます。
ジョンのこれです。読んでおいて下さい。
『Dr.ディマティーニの最高の自分が見つかる授業』
是非身に付けて下さい。
 
 
 
よく勘違いされるのですが、
どんな人でも営業マンなんですよ。
 
お母さん、専業主婦であれ、小学生の子供であれ、
事務職であれ、技術職であれ、運転手さんであれ、みんな営業が必要なのです。
 
なぜなら、人を相手にしないで生きて行ける人は、一人もいないからです。
みんな、人との関わり合いの中で生きているし、生きざる得ないのが人間だからです。
 
小学生なら学校の先生や友達、親が、交渉相手、アピール相手ですよね。
事務職だって、相手のニーズに合わせて働かないと給与が得られませんし、
上司がいるなら上司のニーズに合わせないと無理ですからね。
 
結婚するのだって、子供を育てるのだって、相手ありきの交渉ごとです。
人と関わるなら、その人に通じる言葉や言い方、
その人が受け取れるタイミングを計る必要がありますからね。
 
自分一人だって、自分を説得する必要があるのですから、自分への営業と言えます。
自分を思いやるコミュニケーションがなかったら、死んでいるからですね。
 
このように、相手を思いやるコミューケーション力を磨くことは、誰しもが必要なのです
 
 
 
そしてまた、優秀な営業マンは、
顧客を大切に思う
顧客の真の笑顔をいつも思い描いている
顧客の立場や利益を常に考えている
時に主導権を握って、顧客のために顧客を導く。
こんなことをする人です。
 
もちろん、
できるものはできると言うし、頑張るものはトコトン頑張るし、
苦しいものは苦しいと素直に伝え、
無理なものは誠意を持って無理と伝える人です。
よくある媚びへつらい。
これは奴隷営業であり、まともな営業ではないですね。
まともなコミュニケーションではないです。
 
 
 
なので、ちゃんとしたというか普通の営業マンは、
コミュニケーションの習慣があるわけです。
相手の変化を見逃さないし、相手のことを感じ考える習慣が付いている訳です。
 
「仕事でもホウレンソウなどのコミュニケーションはしっかりやるんだから、
もっと大事な家族でのことなら、なおさらだよね」
とは、この上司。
 
このことは、隆盛を続ける上流階級の家族では当たり前になっている様です。
だから彼等はちゃんとした家庭を築けることが、多いのでしょうね。
 
 
 
 
どの立場にいても、『相手を思いやるコミューケーション』は必要です。
 
この能力が高ければ高いほど、収入を含めて全てが豊かになりやすくなるのが、
人の世の常です。
これは人類の歴史的事実ですから、覚えておいて下さい。
ですので、可能な限り磨き続けましょう。
 
しつこい様ですが、コミュニケーション力は本で学べます。
『Dr.ディマティーニの最高の自分が見つかる授業』
 
本の趣旨は、コミュニケーションの基礎であり真髄であるリンク付け。
そして、自分と相手の価値TOP3に合わせて、話をしていくことです。
 
この技術が学べる本なので、手にとっておいて下さい。
人間とのコミュニケーションの基本としたいものです。
 
この上で、次回を見ていきましょう。
 
 
 
(感謝)
 
 
 
吉田直樹  拝