ボカシ施用について

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神谷さんに、ついでに聞いた話だ。

「そういえば、畑でボカシ使っている人から

 相談があって。。。」と切り出すと


神谷さんは、目を細めて、渋い顔で、首を横に振り、

話をさえぎった。

「それじゃ、いろーか(≒いろいろ)虫わいて大変じゃろうに。。」


話をしていると、こうやって先読みされ、

農業者目線で心配されることが良くある。


先日も、畑見学の際、

「あんだけの雨で水が溜まるようだと

 肥料の効きも悪い。

 草ぼこで、圃場の内外が分からん。

 圃場の周りに溝切らんと。

 そうするだけで、だいぶラクになるになるでしょーて。」

と、おっしゃってた。


駄目押しに農業者を叱ることを見たことがないのだ。

そりゃ、そうじゃん。一番痛い目見るのは、農業者だから。


逆に、神谷さんは

安易に農業者に保証するのを潔しとしない。

「金をもらって研修にきた若者が、質問を全くしなかったこと」や

「作れなくても、補助金を補填するような仕組み」について

渋い顔であった。

 キビシーーー のである。


さて、ボカシの話に戻る。


ボカシ肥とは、米糠、油かす、鶏糞、おからなどの有機材に

土などを混ぜて醗酵させた堆肥だ。

土を使って肥料分を薄め、醗酵させて”ぼかす”ことから

ボカシ肥と呼ばれている。


神谷さんは

「有機物ベースの肥料は、植物にも好環境かもしれんが、

 病害虫にも好環境なのだ。」と

言われていた。


仲間内で話すのは

「動物性肥料は、(科学的根拠はないが)ニオイで

 虫が寄ってしまうんでは?」

「醗酵資材は、そもそも温度/湿度など

 管理が難しい。」

 こと。


醗酵資材や、それを使う方法を否定しているのではない。

決して完璧ではない人が

「それを続けていくの大変そうじゃん」と言っているのだ。


なんてのかな?、定義からして、難しさが想像できる。

人に良い作用をするのが、発酵、

悪い作用をするのが、腐敗なのだ。

表裏一体で、その境い目が曖昧なのだ。


対して、神谷さんの資材は、

微生物による発酵から、さらに水分を抜き、

炭化させている。

発酵を超越しているのだ。

腐敗に向かいにくいと言っても良いのか。。。


ちなみに、

「菌は好気姓ですかね、嫌気性ですかね?」

みたいなことを聞いたら、スルーされました。

そんなことより

「耕起せぇ!」ってことかしら?

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