昨年逝去された反アパルトヘイト活動家として、長年獄中生活を送り、その後南アフリカ大統領となり、ノーベル平和賞を授与されたネルソン・マンデラ。
以前、読んだ「知の英断」にてネルソン・マンデラの呼びかけで結成されたエルダーズの存在を知ったということもあって観てみました。
今作はマンデラの生い立ちから大統領となるまでの70年近くに及ぶ伝記映画となっております。
ネルソン・マンデラを演じているのはイドリス・エルバ。
マイティー・ソーで門番みたいな役をやっていましたね。
弁護士として働いていたが、反アパルトヘイト活動も行い、アフリカ民族会議(ANC)の副議長となる。
その後、民族の槍という軍事組織の司令官となり、武力という手段に訴えるようになったそうです。
当初は武力行使をしていたというのはちょっと意外でした。
そして、国家反逆罪として27年にわたる監獄生活となります。
徐々に高まっていく反アパルトヘイト運動。
ウィニー自体も投獄されることもあり、その都度自分は強くなったと。白人を憎むことが活力というウィニーはマンデラとは対照的に移ります。
しかし、次第に運動は暴力が暴力を産むという結果。
やむにやまれず、政府はマンデラを釈放することに。
釈放されるも暴動は収まらず、マンデラがテレビを通じて、演説するのですが、そこで有名な「私は赦す。」という言葉が登場。
なんとも感動的なシーンです。
人生の大半を監獄で過ごし、報復したい気持ちを持ちつつも、赦すということはとても勇気のあること。
そのようにどうして変わっていったのかというところはあまり描かれておらず、個人的には物足りないかあと。
ラストのシーンでのネルソン・マンデラの言葉も心に響くものでした。
オススメ度:★★★★☆
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