昨日は久しぶりに良く晴れました☆
お墓参りや参拝の方々も多かったです☆
昨日は『くるみの日』だったようですね～
胡桃(くるみ)は仏教経典に時々登場し、お供物とすることがあります。
また、密教の神様『大聖歓喜天』(だいしょうかんきてん)のお供え物に胡桃を使った団子が用いられます。
大聖歓喜天・胎蔵界曼荼羅より
インドではガネーシャと呼ばれ象頭人身の神様です。
日本では大聖歓喜天・略して聖天様(しょうてんさま)・歓喜天(かんきてん)・毘那夜迦(ビナヤカ)・天尊(てんそん)など様々な呼び方があります。
写真では、大根のような物を持っていますが、これは蘿富根(らふこん)という聖天様の好物だと伝えられています。
蘿富根は日本では大根とされ、聖天様には大根・お酒・歓喜団という団子をお供えすると良いと言われています。
聖天華水供次第(しょうてんけすいくしだい)・清瀧寺蔵
日本では清浄歓喜団と言われ、唯一京都の和菓子屋さんで比叡山の阿闍梨によって伝えられた製法が受け継がれているそうです。
この歓喜団はモーダカと言い、胡桃や石榴、苺など十数種を混ぜて作られています。
一説にはモーダカが和菓子の最中(もなか)の原形とされるため、聖天様に最中を歓喜団の代わりにお供えすることもあります。
毘那夜迦(ビナヤカ)の一類・金剛界曼荼羅より
単身像と男女の神が抱き合った双身像がありますが、清瀧寺では双身像が祀られています。
二重の厨子に封印された状態です(^_^;)
聖天様は秘天中の秘天とされ、御開帳などはなく、二重の厨子に封印されています。
尊像は写真をとることもNGなので、曼荼羅に描かれた大聖歓喜天を載せました。
ちなみに日本で胡桃はオニグルミですが、インドではペルシャグルミとなります。
以上、今日はお供物に胡桃が欠かせない聖天様のお話しでした(^_^;)
今日も皆様にとりまして、素晴らしい日となりますよう☆
お祈りいたしております☆
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