おひさしぶりです。
いつからか分からないくらいお久し振りです。
以前、「崩し字」(古文書で使われているミミズ文字)を書く練習をしているという日記を書きました。
それ以来、何とかいままで続けることが出来ています。
僕は今、図書館で古文書を読む(実際は内容から目録を作り整理する)仕事を主にやっているのですが、
そのためには当然ではありますが古文書に使われている崩し字を読める必要があります。
大学時代から古文書は読んでいたのですが、なんとなくは読めるのだけど完璧には読めず・・いや、完璧になんて簡単に読めるものではないのは重々承知なのですが、
ここ数年どうも超えられない壁を感じてスランプに陥っていました。
そこで考えたのですが・・
もし英語などの語学だったら、ただ眺めていても上達しない。実際に留学をして英語圏の世界にどっぷり浸かって「話者」になれば格段に上達するのではないかと。(勝手な解釈かもしれませんが)
古文書の場合は江戸時代に留学することはできないので、崩し字を利用すること=書くことができるようになるのが古文書解読のステップアップなのではないかと考えました。
まずは筆を準備。
本当は習字筆を使うべきなのですが面倒なので筆ペンを購入しました。
ぺんてる筆の「極細」です。500円弱程で少し高いですが、筆と同じように書くことができます。
そしていつも整理している古文書の中からなんとか書けそうな文字を見つけ出して、ノートにひたすら書きなぐって見ました。
白い無地ノートの上にめいいっぱい文字が敷き詰められている様子はちょっと不気味です。
しかし書いているうちにどんどん得意な文字が増えてきました。
文字を覚えるのには問題ないのですが、後々書いた文字を見直すときに面倒臭そうなので、
漢字練習帳に書いてみました。
復習用にはもってこいです。
ということで、最近は「無地ノートに書きなぐって文字の形と筆順を覚える」→「漢字練習帳に清書する」
という流れで崩し字練習を行っています。
大体これまでに100文字以上を覚えることができました。
ノートを見直すと自分の成長が垣間見えてちょっとうれしいです・・
(その2へつづく)