2006-01-05 00:27:57

プラットフォームを握るビジネス

テーマ:ビジネス構想

今日晩、同期と大きく成功するビジネスについて話していた。


うちの会社の製品は、大きく成功するにはネックがある。

コンサルが必要な製品であることだ。


企業向け業務システムで、多くの会社が使えるようにするために設定を多く持っている。

それはつまり、設定選択肢が多く、何を選べば自分の会社に合うかがわからない、とも

いえる。

そして、ナビゲーターとしての導入コンサルが必要になる。

うちの製品をコピーしても、正直使えない。何を設定すればいいかわからんから。



大きく成功するビジネスとは、生産性の高いビジネスである。

生産性が高いとは、より少ない労力でより多くの利益を上げれることである。

スーパーで一人が1時間労働で売り上げ1万円より、1時間労働で売り上げ5万円のほうが

生産性高い。1人で5万円を売れる仕組みを作り上げられている。



その方法のコアは何か?

仕組みと、それを作ることが出来る人材の確保だろう。



楽天は、ネット上の商店街という場を与え、その出店料で稼ぐ。

出店数を支えるのは、訪問者数と、店舗で売れるノウハウの提供である。

出店する場所は、システムさえ作ってしまえば、後は容量の増大に備えるだけで

増やすことが出来る。100店舗入れるのと、1万店舗入れるのではほとんど労力が変わらない。

これこそが高い生産性だろう。 三木谷さんは、なにげに店舗システムを自分の手に負えないくらい

忙しくなるまで一人で作っていたらしい。政治力とマネジメントのうまさでここまで成長したのかな、

と思っていたけど、どうしてやはりコア部分を実感でわかっている人がうまくいくのだな、と感じられる。


ただ、店舗の数の維持・増大と、訪問者数の維持・増大はけっこうコストかかる。人が必要だから。

(後者のほうがマーケティング、ブランド戦略重視で、人数は少数でいけるだろうけど。)




他、HOME'Sという不動産ポータルサイト。

まだまだ小さい会社だけど、目の付け所がいい感じ。

提供しているのは、リクルートのISIZEやフォレストと同様、

会員になり、不動産情報を何件いくらで掲載可能にすること。

これのいいところは、不動産仲介業者が「手軽に」「必要なタイミングで」「安く情報を掲載する手段を得る」

ことが可能だということ。

不動産は、細かく聞いた話ではないけど、想像するに

1)不動産の賃貸契約

2)不動産の管理メンテナンス

がもっとも手間のかかる2点だと思われる。

賃貸契約は、当然

①そこが貸し出しているかどうか、探している人が見つけれる「情報発信基盤」の必要性

②探している人にとってニーズにあうかどうかを確認できる「コンテンツ情報」が必要

 ②’さらに、実際に部屋を見て確かめる手間もほぼ必須

③契約をまとめるノウハウが必要

HOME'Sは、これに関して各不動産屋がリクルートの営業マンを介さず①を可能に出来る。

また、システムの利便性を増すことで②を正確に、魅力的に見せることが可能。これもシステムの出来次第である。

③だけは高額商品なだけに、人の手が必要である。


一方、管理メンテナンスだと

①「よりニーズを満たす価値の高い部屋」を目指したリフォーム等計画

②より安く質のいいメンテナンス業者の確保

の2点が特に重要だと思われる。これも、②に関してはまさに組織のノウハウで能力の高い人材が

必要だが、①に関しては誰に対して、どのような理由で物件契約が決まったのか?エンドユーザーを

握っているため、重要なマーケティング情報を得ることが出来る。これは売り上げを伸ばせる重要な

生産性向上ファクターである。


仲介業者、という枠で絞っただけでも、システムのレベルを上げることでかなりの高収益企業となれると思われる。つい最近見ると、地図でスクロール式でどこにどんな物件があるか見れるようになっていた。


もっと、育児やレジャーの視点から犯罪情報や公園の情報など、多く載せれる仕組みを提供出来たら

駅から遠い物件でももっと多く載せられるようになり、人もどんどん集まって収益上げまくれるようになるだろう。



今からだと、どんなビジネスがあるだろうか。。

たぶん選ばなければ、人間の「便利」を満たす系のビジネスならそれなりの成功は出来るとは

思うけど、どうもちょっとした便利、今の思いつくレベルの便利だと今三歩ほど踏みとどまってしまう。

(「健康」「安く」「飽きない味」をコンセプトの店を出したら、非常に売れると思う。大戸屋の吉牛レベルまで

価格を落とした食事所。難しいけどたぶん出来る。でもそれに人生かける気はない。)


手段を選ぶって難しい。

ただ、基盤を提供して皆がそれを利用して利益をあげれる、という仕組みを、製品ベースで提供したい。

それはつまり社会の生産性を向上させて、人間が自由に使える時間をより多くしているのだから。


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