Kotaku: PS Nowの価格はマジでアタマがおかしいレベル | みらいマニアックス !

Kotaku: PS Nowの価格はマジでアタマがおかしいレベル

ソニーはPlayStation Nowのベータ版に価格表示を追加した。実験的な数字であるだろうが(結局はベータ版なので)、この価格は常軌を逸している。

それだけではない。今後PS Nowのベータテスターはゲームをプレイするために実際にその金額を支払わなければならない。サービスをテストするためには、キチガイじみた量のキャッシュを用意する必要がある。

この日の午後、私はPS Nowベータにサインアップした。スティーブが昨日テストしたものだ。そして、Final Fantasy XIII-2をレンタルするための費用がこれだ。この作品は2012年のものだ。
(4時間$4.99、7日間$7.99、30日間$14.99、90日間$29.99)

4時間$5! 90日$30!Amazonなら$17でフルパッケージを買うことができるのに。

そしてGuacameleeはこうだ。
(4時間$4.99、7日間$5.99、30日間$7.99、90日間$14.99)

なぜ90日のレンタルに$15も支払わなければならないだろう?PS3版ならゲーム一本が15ドルなのに。

他のゲームも同じような価格。発売された時点(の価格)によるようだ。(略)


NS: kotaku  PlayStation Now Prices Are Currently Insane


みらい的コメント:


単純に高い安いを言うならば4時間はマジキチの高さだし、7日間/30日間でも微妙に高く感じられる。ラインナップが旧作中心ならば中古やワゴンと競合するし、その意味でKotakuの記者氏の感想はもっともだと思う。

つらつら価格を眺めるに、7日、30日、90日の間には期間3倍で価格は2倍(だいたいね)の関係があるように見える。クラウドサービスのコスト側には鯖代があり、時間にリニアなコストであることを考えると、このあたりが動かせないバランスなのだろう。だとすると、ベータ終了後にこの価格が大きく下がるとは思えない。本番でもこれに近い価格になるのではないか。

一方、4時間枠はこの関係とは明かにズレていて割高。7日、30日、90日の間の比例関係からすれば、2日間で2ドル程度というメニューがあってもよい。

おそらく、2日間2ドルがなくかわりに4時間レンタルが入っているのは、土日にトラフィックが集中するのを避けるためではないかと思う。仮に2日間2ドルのメニューがあったとすれば、土日にこのメニューを選ぶユーザが多くなり、土日のトラフィック集中に拍車を掛けたことだろう。この4時間5ドルというメニューは、土日の割り増し価格なのだ(たぶん)。


今回の価格は全体として安くはないし、爆発的な普及は生まないだろうという印象を受ける。だがもともとクラウドの本質的なメリットは、単純な価格の安さではなく、対象の機器やプレイの場所を問わないその利便性にあり、またビジネス設計が柔軟に行える点にある。(鯖代がデジタル配信価格に乗るわけで、コストはその分高くなる。ゲーム機の価格を除いたソフト代金だけで単純に比べるならば、もともとクラウドに勝ち目はない)


おそらく間違いないだろうが、30分お試し無料、割安な延長料金、一定時間プレイでパッケ版を割引/無料提供とか、そういった多様なサービスが今後登場することだろう。