PS4: 初期不良はRRoD的な大問題?それともロンチによくあること? | みらいマニアックス !

PS4: 初期不良はRRoD的な大問題?それともロンチによくあること?

ロンチにおけるPS4にはいくつかの問題が起こった。それはきわめて明白だ。小売店とファンはいずれも、グラグラするHDMIポートからランプの点灯、PSNのクラッシュまで、いろいろな問題を報告している。

だがこれは問題なのだろうか?頼もしいWii Uには悪いが、これはソーシャルメディアが私たちの社会を覆ってから、最初の大きなコンソールのロンチだ。フォーラムでは極めて声の大きなファンが、彼らの不良だったPS4への怒りをぶちまけている。Twitter、Facebook、YouTube等だ。だが彼らが、PS4を所有している広範なユーザをどの程度代表しているのかを見分けるのは極めて難しい。

問題なのは、不良のあるPS4を掴んだ消費者はほぼ確実にどこかのソーシャルメディアに行き、ロンチについて文句を言うことだ。ちゃんと動くPS4を受け取ったユーザも同じようにするかもしれないが、これは別に面白くもない話なので、彼らが自分のPS4が動作していることをうまく広めることができるチャンスは遥かに低い。そういったユーザは新しいコンソールでプレイするのに忙しく、そもそも何かを言ことすらしないかもしれない。

例としてAmazonには、PS4のロンチ版についてこれまでの約600件のレビューが寄せられている。PS4は星5つ満点で星3つ程度のスコアになっているが、それは各々の評価がその辺にあるからではない。内訳は星5つが320件、星1つが260件なのだ。1つ星レビューのほぼ全件が障害のあるハードウェアについて訴えている。これはPS4の故障率が40%あることを意味しているのだろうか?当然違う。不良のあるコンソールを掴んだ人が、Amazonのレビュー欄を自分の不満の捌け口にしているのだ(またレビューのいく分かはXboxファンによる虚偽のレビューである可能性もある)。

こういったことは、不良のあるハードについてのソニーに対する非難を免除するものではない。ハードウェアに問題があるならば、できるだけ早く無料でこれを修正するよう最善を尽くすべきだ。だが問題の本質は、こうした電子デバイスは、特にこれまで発売されていないような技術は、箱から出したときに上手く動作しないことは珍しいことではない。こうしたロンチでは、新しいコンソールのような製品には「想定される故障率」というものがあるのだ。

だがもしも90%の人が障害のあるコンソールを受け取りネット上で不満を述べていて、動作するコンソールを持つわずか9%が彼らのサクセスストーリーを広めていると考えるのであれば、大規模な、広範な問題があるといったこととはバランスがとれていないように見えるだろう。そしてさらに、今日では非常に多数のゲーム関連のニュースサイトがあって、不良のあるPS4についての全く同じ記事が何百回も転載されていても、実際に報じられているのはほんの一握りの本体についてなのかもしれないのだ。

PS4に広範な問題があること等ないと言っているのではない。だがこれらが単なるよくあるロンチ・ウィンドウの問題なのか、あるいはRRoDのような巨大な問題につながるのか、今はまだ判断することはできない。私は前者だと思っているが、後者であると宣言することに責任を持つのは誰でもないということなのだ。


NS: Forbes  Social Media Making It Hard To Gauge Scope Of PS4's Technical Difficulties