2012-12-09 10:19:01

WebベースのPS Storeが欧州でオープン。引き絞られるヘラクレスの弓

テーマ:妄想系
$みらいマニアックス !


このオンラインストアでは、ユーザーが購入したコンテンツを自動的にダウンロードするように設定することはできないものの、ここで購入したコンテンツはPS3やVitaのダウンロードリストに追加される。
コンテンツは、プラットフォーム、ジャンル、リリース日でフィルタすることができ、さらに価格の範囲、必要なアクセサリー等でフィルタリングすることができるとJoystiqはレポートしている。

ソニーUKは語っている。「私たちは新しいWebストアをテストしているところです。PSコミュニティには近くアナウンスの上、サイトをロンチする予定です。

NS: CVG  Sony launches PSN web store in Europe


みらい的コメント:



これはちょっとすごいかも。
ソニーの次世代プラットホームの一端が、次第に形を現し始めているように見える。

このサイトの現在の機能は、単にPS3の代わりにコンテンツを買うことができるというだけ。
ジャンルもゲームだけしか提供されておらず、PS3での自動ダウンロード設定すら行えないチープなものだ。
これを見たゲーマの大半は、おそらくそういった感想を持つことだろう。


だが、現状からでも分かることがいくつかある。

1. このサイトはPSNではなくSEN(Sony Entertainment Network)のサイトである
2. PC等、ゲーム機以外からのアクセスを想定している
3. HTML5で書かれている


まず分かるのは、ソニーのコンテンツのSENへの統合が着実に進んでいるということだ。

現時点でのSENが持っているサービスは「Music Unlimited」、「Video Unlmited」、「PlayStation Network」であり、またFacebookのInstgramにあたる「PlayMemories Online」だ。(「Readers Store」も統合が予定されていると言われており、今後はSENに含まれるのかもしれない。)

これまでのところ、PSNとSENの統合は名ばかりのもので、Unlimited系のユーザにはSEN、PSN系のユーザにはPSNがそれぞれ個別のサービスとして見えていた。どのサービスも数多いサービスプロバイダの1つでしかなかったし、全体としての存在感は全く希薄だった。

これらがSENに統合されるということは、バラバラに提供され力を封じられていたソニーのサービス群が、ようやく枷を解かれ本来の力を発揮できるようになるということだ。

平井新体制は必ずやPSNとSENの統合に優先的に取り組むと考えていたが、作業は着実に進んでいるようだ。


次に分かるのは、ゲーム機以外、おそらくはモバイルからのゲーム・コンテンツの利用がそろそろクローズアップされてきたということだ。

ゲームという切り口で、ゲーム機以外へのコンテンツとしてまず思い浮かぶのはPS Mobileだろう。個人的な感想をいわせてもらうと、PS Mobileは決して悪いものではない。わりとミニでマイナーでアプリチックな、だが結構ナイスなタイトルがお手軽にプレイできる。

だが率直に言って、PS MobileにSENを引っ張る力はない。ジャイアントであるGooglePlayやAppStoreには比較にもならないほどの弱小サービスだ。モバイルのユーザから見れば、SENはさして魅力のあるプラットホームではない。

だが、それはあくまで直近の話にすぎない。

ゲームプラットホームとしてのSENの本命、キラーコンテンツはPSMではない。
考えるまでもなく、それはクラウドだ。

モバイル等、ゲーム機以外のユーザに対してオープンされたSENのサイト。
このサイトは、おそらくはクラウドを最大のキラーコンテンツとして、ユーザにアピールしていくことになるだろう。

それほど遠くない将来、このSENサイトにスマートフォンからアクセスしてコンテンツを購入すれば、TLoU級の超大作をその買った瞬間からプレイできるようになる。もちろん、自宅に戻れば続きをTVでプレイしたり、ベッドの上でタブレットでプレイしたりできるだろう。

SENのこのサイトは、おそらくクラウドのサービスのベースとなる役目を負っているはずだ。


さらにこのサイトはHTML5で構築されている。それが指し示す方角は極めて重要だ。

それが指し示す方角とは、言うまでも無くiOSだ。

ソニーはHTML5とクラウドで、iPhoneデバイスという鍵で閉じられた秘密の花園の扉をこじ開けようとしている。

今現在、ソニーがゲームを売ることができるのは、PS3、PSV、PSP、それからわずかにPSCに対応するAndoridデバイスだけでしかない。だがHTML5+クラウドの組み合わせであれば、世界中にあふれたiOSデバイスを、例えばVitaといったゲームハードと同じように扱うことができる。いきなり数億台のインストール・ベースを手に入れようというわけだ。

この組み合わせが狙うのはiOSだけではない。
Windows 8であろうがGalaxyであろうが、あるいはPCであろうがタブレットであろうが同じことだ。
ブラウザを搭載する全てのデバイスは、その意味で射程の範囲にある。

ソニーはこのSENのサイトという弓を引き絞り、遥かな天空の高みに向かって狙いを定めている。


次世代のゲーム機とは何?コンソールはこのまま衰退するの?ていうかソニーはこの先撤退するの?死ぬの?といった疑問に対しての、おそらくはそれがソニーの答えだと思う。


$みらいマニアックス !



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コメント

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8 ■Re:無題

>RUNさん、他みなさん
別のエントリをたててみました。ご笑覧ください

7 ■無題

gaikai を買収してたので意外性は無いかな
ゲームを買ってすぐweb上で遊べるのはシンプルで良いと思う

6 ■無題

いまはまだまだ、といった印象ですし、他のところも先に、あるいはこれからやってくるでしょうし、
本格的にこうしたものの動きが活発化しそうですね。成功、ということになるかはわかりませんが。

5 ■無題

クラウドやHTML5の時間的な感覚を持っていないのですが、いずれは…という感想です。Gaika買収時に少し驚いたのがアンドリュー氏がカジュアルなコンテンツに触れた事だったので、少し信憑性も。

外出先で自宅の機器にDLなんてのはあっていいですし、電子書籍やPSMソフトの取り扱いなどは現実的な話ですね。

4 ■無題

XBoxLiveと同じで、ビデオや音楽も統一的に扱うので様々な機器からアクセスできるWebベースになっただけでしょう。

ゲームに関してもPCから360ネイティブのソフトを買えるけれど360以外の機器ではプレイできないという同じ状況になると思います。

3 ■無題

これってiOSやAndroidで
Webベースのストアと端末からアクセスするストアアプリが提供されているのと同じような話なのでは?
(iOSにはiTune上のストアもありますが)

その内Plusユーザーは自動パッチ適用の処理が走るついでに指定時間になると落としてくれている、
的なことをやるアップデートが入りそうですね。
ついでに欧米のストアで一部始まっているような
プリオーダー割引とかやってくれたりするとDL販売がもっと活発になると思うんですがw

2 ■☆☆☆☆☆雲をつかむような

日曜の朝からケチをつけて申し訳ないのですが、
クラウド+HTML5でユーザーを獲得できるという部分がよく理解できませんでした。

クラウドサービスが評判となり、アクセス数が増え、ユーザーが増えるということでしょうか。
そのためには類似サービスがない、もしくは競合より魅力的である必要がありますが、その辺の
記述がないので、○○だから□□になるという話の進め方が唐突な印象です。
HTML5にしても巨人たちの思惑が交錯する規格なので(どう転ぶか分からない)、
重要な要素とはいえないのでは。

1 ■無題


うーん、どうでしょうね
早く全貌が(あるなら)見てみたいですね

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